|
|
今月入会の ひーくん一家は、横浜からやってきた。
先週、がらがらどんを読んでいるとす~っと 前にやってきて
橋の音のところが 口をついて出てくる。
真剣なまなざし。まだCDは、届いてないし、読み込んでもらっている様子がよくわかった。
それもそのはず、パパは、忙しい仕事の合間、なんと仲良しのお父さんたちで劇団まで作って活動されている方だった。
クリスマスで発表された<がらがらどん>のヴィデオを お借りして二度びっくり。とっても暖かい空間が そこには、あった。
父親不在に近いきびしい生活のなかでこどもを育てていることが 当たり前の昨今、こんな あったかい空間が まだあったんだ・・・と本当に勇気がわいて来る映像だった。
|
|
|
|
|
この春、新たに<幼稚園>という未知の世界へ 踏み出した三歳児にとって
こどもながらに あれこれ葛藤している姿がいじらしい。
唾を飛ばし、すごい迫力で<大きいヤギのがらがらどん>に変身した
こうちゃんは、実は、ラボに来る前から 声がかれていた。
どうやら 幼稚園でも 大声で叫んでいるらしい。
大声を出すことによって不安な気持ちを 自分自身で奮い立たせているんだろう。ちっちゃな身体で 一生懸命、現実と向き合っている。
一方、先週のパーティ中、ラボノートを終始にぎりしめていたかいくんは、今日は、とうとう玄関から 入ることさえできず 帰ってしまった。
時には橋を渡らずに帰ってしまう、小さいヤギのがらがらどんが いたっていいと思う。いそがなくても ゆっくり待っていたい。
渡りたくなったらいつでもおいで。<山の草場>をせっせとしげらせて 待とうと思う。
|
|
|
|
|
それぞれに進級した四月、新学期。
Fruit Song や Getting Acquainted のソングバードを楽しんだ後、
簡単な自己紹介が英語でできるように ちょっとしつこくやりすぎた感あり。
<絵入りの英語辞書>まで 使っちゃたもんなぁ・・・
案の定、みぃちゃんに言われてしまった。
「テューター、そんなこといつまでもチマチマやってないで早くテーマ活動やろう!!」
「は、はぁ~い」
|
|
|
|
|
あなたのこどもは、あなたのこどもではない
彼らは 人生の希望そのものの息子であり娘である
彼らは あなたを通じてくるが、あなたからくるのではない
彼らは あなたと共にいてもいいが、彼らはあなたのものではない
あなたは 彼らに愛を与えてもいいが
あなたの考えを与えてはいけない
なぜなら彼らは自分の考えをもっているから
あなたは 彼らの身体を家に入れてもいいが
彼らの魂を入れてはいけない
なぜなら彼らの魂をあなたは訪ねることのできない明日の家に住んでいるから
あなたは彼らのようになろうと励んでもよいが
彼らをあなたのようにしないようにしなさい
なぜなら 人生は後戻りもしなければ
昨日と共にためらいもしないから
あなたは弓であり
あなたの子どもは 生きている矢として弓から放たれている
ー レバノンの詩人 カリール・ギブラン ー
ラボママに贈られたこの詩を 今朝、布団の中で
あなたと目が合った瞬間に ふと思い出した。
「おはよう。お誕生日おめでとう」
今日一日くらい謙虚に生きよう・・・・
|
|
|
|
|
この春の転勤によるお引越しは、まだ続いていたのね・・・・。
さみしいよ。
みかちゃんの笑顔に逢えなくなると思うと・・・。
でも 今度お世話になるパーティは、偶然にもよく知っているところだし、
いつでも逢えそうな気がするんだ。
東京に行っても 元気でね。またきっと逢おうね。
|
|
|
|
|
どのグループもパーティが 終わるとき、<ひとこと感想>を 自分のスカイブルーノートに 書き残すようにしている。
まだ字が 書けない幼児には、小学生がインタビューし、代筆してくれる。
その光景が また面白い。毎回、<同じことば>を述べる幼児に閉口気味の小学生は、なんとか今日は、違うことばを 引き出そうと四苦八苦。
「○○も やったねぇ、あっ○○は、どうだった?あれ面白かったねぇ」
と こんな感じのやりとりをして どうにか前向きな言葉を言わせようとする姿は、まるでどっかのテューターに似ている。
が、今日のグループは、ちょっとちがう。
先月入会の二年生と三年生の子は、後輩で プレイを 卒業した耕ちゃん、魁くんが 先輩だもんね。
「今日のラボ 楽しくなかった! だってガンピーさん、ぼくひとりでやりたかったんだもん! おねえちゃん、早くソレ書いてよ。わかった?」
「・・・・・・・」
|
|
|
|
|
次男を連れ、福岡に帰省してきた。私の実家は、20年も前、バスも廃止になったくらいすごい田舎にある。
春の風景もかわらず、菜の花のじゅうたんが どこまでも続き、たおやかな筑後川の流れが あった。 次男は、つくし摘みに興じた。
腰の曲がった母が 待っていた。 法要の席で 親戚に丁重な挨拶をする年の離れた弟がいた。遠くに住み、あてにはならない姉の代わりに 母を気遣う妹が いた。 「今年の市販の米は、まずいだろ」大事なお米をかかえきれないくらい分けてくれた農家の親戚がいた。あれこれおみやげを用意してくれたお嫁さんがいた。
おいしい空気をいっぱい食べ すくすく育った甥っ子や姪っ子が いた。父の墓前は、子どもたちが 摘んできたつくしでいっぱいだった。
申し訳ないけど、六本木ヒルズの回転ドアも関係なくて あったかい空間が あった。
|
|
|
|
|
出発の前日、突然「嘔吐下痢症」になった優。一旦は、キャンセルしかかったものの、転居が近いということもあり、どうにかして行かせてやりたい思いは、募り 本当に色々な方に助けていただきました。
昨日、静岡駅に迎えに行くと、「まんじゅうってシニアからもらったんだ」
と、得意げに 金髪のアフロ・ヘアーのかつらをかぶって登場。
ぁぁ・・・・よかった。無事だったのね・・・・。
一方、息子は、というと・・・。毎度のことながらキャンプ病にかかっております。SBやFSをかけまくり狂ったように踊りまくって・・・。極めつけは、「あぁ、今度のキャンプが一番いいメンバーだったあ!!!」
これ 毎回、キャンプ後に聞く同じセリフであります。
今回は、三本柱の英語もかなり入ったようで お経!?のように唱える彼。
上から押さえつけられるのでは、なく・・・・ 大人でもない 子どもでもない お兄さんやお姉さんに憧れ、育っていく君たちを 眺めていられる私は、本当に<果報者>です・・・。
|
|
|
|
|
ラボっ子20名、有志のお母さん6名が 初の<素語り>にTRY。
2:30に始め、終ったのは、4時をとっくに過ぎてしまった。
こんなにみんなが 頑張るとは、知らず嬉しい誤算だった。
もちろん、覚えたことばの数のことだけでは、ない。
*自分でお話を選ぶこと
*自分で目標を決めること
*聞いてくれている目の前の人に伝わるように語ること
ラボのサンプルCDが 好きで好きで「だるまちゃん」に挑戦した子。
去年の発表会当日、せっかく覚えた英語が 出てこなくて 今日、再び
挑戦した子。
年末のお母さんたちの練習するTAに刺激を受け、そのお話を選んだ幼児。
息子たちの選んだお話に ナレーションを買って出て、仕事の合間に
一生懸命おぼえてくれたお母さん。
一昨年の発表会で、ナレーションが 与えられなかったけど、今回
再び挑戦したことによって 結局、お話し丸ごと最後まで全部覚えてしまった子。
とにかくお母さんを頼らず、<自分>と戦った子。
「語る」というテーマにふさわしく じっくりと「雨ニモマケズ」を
日・英で完璧に語ってくれたお母さん。
一人ひとりの頑張りを 感じた。決して人と 比べるのではなく自分自身の
頑張りを 称えてほしい。
 
いわゆるモノでは、なくお話を丸ごと英語で語り、それをお土産として持っていくラボのホームステイ。心をこめた語りを 考えるきっかけになればとも思った。 
|
|
|
|
|
中高大生の発表を見て
「無理をしても 長男を連れてくればよかったと 何度思ったことか・・・」
自分たちの しているテーマ活動が 将来どんな風に展開していくのか?
子も自分も はっきりしたものが 見えていませんでした。
今日の発表を 見れば「めざすもの。その過程で 何を得るのか」が、わかったような気がしました。
<迷い>のない子どもたちのテーマ活動が なんと心を打つのだろう!
自分も いつしか物語の中に入り込み「涙」が 何度も出そうになりました。
気持ちが入っている生きた英語を体験し取得することが どんなに大切かを あらためて実感した一日でした。
トモヤンキース&みぃちゃんママより
お手紙をいただいた。嬉しかった・・・。
|
|
|