幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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ラボをやっていてよかったこと 留学中の娘の場合 (その4) 12月19日 ()
アメリカに高校留学中の娘が、パーティの仲間が書いてくれたのを見て、自分もメールで送ってきました。この、「英会話」教室っていうのが、彼女の場合、まさしく今、英会話しているからこその表現だなと、おもしろく思いました。

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ついにこの記事を書く日がやってきました。
前々から予告してたのに、遅くなっちゃってごめんなさい。
LABO関係者の方々、お待たせしました

私がここアメリカに来てあらためて感じたことの中に、"自分の意見を持って生きることの大切さ"、"どんなことでもいいから、誰かとなにかについてディスカッションすることの大切さ"っていうのがあります。
今まで17年間生きてきて、私がそのトレーニングをした場所、それがラボでした。
ラボはね、ひとことで定義を言うと"英会話教室"なんだ。
だから、他の人に理解されないことも多いし、「とにかく手っ取り早く英単語言えるような子になってほしい」とか「This is a pen.が周りの子より3年だけ早く言えるようになってほしい」とか、そういうための手段にはなりません。
ラボテューターの中にも、「自分がやってることこれで正しいのかな?」って迷う人もいると思います。
私の母親もきっとそのうちの一人でした。
私はラボっ子人生14年間、自分のテューターでもある母親を一番近くで見てきて、いろんな相談にも乗ったし、ラボのことやライブラリーのこといっぱい語り合ったし、だから彼女の葛藤や、苦しかった時期もあったことも知ってます。
私自身、自分の成長が見えなくて不安になって、嫌になったこともありました。
だけど今は胸張って、「今までやってきたことは間違ってなかったよ!」って言えます。

ずっと前にMomが、日米の若者が交流して意見交換したり相互ホームステイしたりっていうプログラムがあって、それは国単位の伝統的なもので、自分は何十年か前にそれに参加したっていう話をしてくれました。
それで、違う文化の中で育った同い年くらいの子たちと意見交換して、しかも全部英語でとか、なんてすばらしいことなんだろ~っ!それこそ今の日本の若者に必要なことじゃん!って思って。
だけどよく考えてみたら、それ全部私がラボ人生14年間の中で少しずつ訓練して、やってきたことだったんだよね。笑
もちろん毎回毎回、英語圏の人と会話してるわけじゃないから、そういう意味ではちょっと違うんだけれども。
時事問題とかそういうことだけじゃなくて、テーマ活動みたいに、みんなで何か一つのものを作り上げる、自分でひとつの話について、深く深く考える、そういうのはきっと、今の現代人にほんとに大切なことなんだと思います。
それに、それを小さいころから段階踏んでやっていくことも。
私は3歳の頃から「大きくなったらこうなりたい!」っていう憧れの高校生や大学生をたくさん見て、いろんな技を盗んだし、自分がどんな風に大きくなっていったらいいか、その指標みたいなのも見せてもらってた気がします。
そんなに小さいうちから大学生とかと触れあえるのもラボのいいところ。

地域の活動についてちょっと書きます
私は小5のときから西東京の高学年にはじめて参加して、途中受験で抜けたりもしたけど、中2では一年間思いっきり実行委員やらせてもらいました。
自分で必死で考えた表現でも、大学生のひとことにばっさり切り捨てられたり、もう何が何だかわからなくて煮詰まったり、そういう経験もたくさんして、苦しんだこともありました。
だけど今考えると、あんな未熟だった私にも、先輩たちは本気で向き合って立ち向かってくれてたんだなって。それに、成長させてもらったことにほんとに感謝してます。
高校入って"部活"っていうものに出会い、夢の"部活で忙しい生活"がはじまって、自然と地域には出られなくなり、高校に入ってやっと解禁になった支部活動も行けず。笑
自分が地域に出てた時は「部活なんか出てないで地域出てきなよ!」って言ってたのに、完全に逆の立場になってしまって。
だけどそこで強要しないのがうちのパーティであり私たちのテューターなので、「私、高校は部活がんばる。ママだって、一度やると決めたことを中途半端にこなす私にはなってほしくないでしょ?」と言い、高校入ってからの一年半は潔くパーティ活動以外のラボはあきらめました。
部活ではラボでは得られないものを本当にたくさん得たし、本当に貴重な経験もさせてもらって、だから地区も支部も潔くあきらめて部活がんばったことはまったく後悔してません。
だけど、一つ私が思い違ってたこと。
それは、地区活動やラボの活動は、ラボのための、ラボの能力を高めるための訓練だと思ってたことです。
だってラボの活動って特殊だし。テーマ活動なんて生きてるうちできっとラボでしかやらないし。きっとそう思ってるラボっ子は他にもたくさんいると思います。
だけど違ったんだよね。自分の意見持って生きること、誰かや何かと全力で向き合うことの大切さ、何か一つのものをみんなで作り上げることの面白さ、大変さ、達成感、相手に何かを表現して伝えるってこと、そういうことを全部全部、教えてもらってたんだと思います。
日本帰ったら支部とかも出れたらいいなーと思いつつ、だけどまた部活やるかもしれないし、それはまだわかりません。
それに付け加えて、部活、地域、両方の立場を経験した身としては、どっちをがんばるにしても「がんばれ!」って送り出してあげるのは本当に大切なことだなーって感じました。
私も部活がんばる一方、今までは毎回かかさず出てた地域に出れなくなった罪悪感、仲間を裏切ったような申し訳ない気持ちがすごいあったんだけど、みんなの「そんなの気にしなくてだいじょうぶ。今いるところでがんばれ!」って言葉にほんとに背中を押してもらいました。
どっちからも学べることはあるし、どっちも良い経験になる。だからどっちも同時に経験できたらいいんだけど…笑
私が部活をがんばるって決めたあのとき「ラボのほうがぜったいためになる!」とか言わないで、送り出してくれた母親には本当に感謝してます。
テューターとしての立場上、きっと複雑な気持ちはあったと思うんだけれど。
私としては、テューターにはそうあってほしいなあと思ってます。

すっごい長くなってしまって申し訳ないけど、最後にもう一つだけ!
こっちに来てどうして英語力が伸びるのか、もちろん英語漬けの環境にあることは大きいと思います。
だけどそれ以上、ここで出会った人たちと、自分の言葉で会話がしたい、自分の気持ちをストレートに伝えたい!って本当に強く思うのが一番、自分の英語力を伸ばしてる気がするんだよね。
私はこっち来る前から、ラボ関係で外国語話す人と会うと、とにかく積極的にコミュニケーション取ろうとするほうだったんだけど、それはきっとラボやってたからで。
英語圏出身の人じゃなくても、とにかく話したい!って思ってました。
誰かと英語で会話したい!英語うまくなりたい!そう思わなきゃ、いくら単語覚えたところで会話なんて成り立たないんだよね。
こっちで英語話せなくてもちゃんと"会話"してる人たちをたくさん見て、「あ、これがコミュニケーションなのか」ってつくづく感じたこともありました。
はっきり言って、私もこっち来るまでは英語ぺらぺらなんて夢の夢みたいなもので。
だけど、それでも"会話"はできてたんだよね。そのコミュニケーション能力、「英語話したい!」って私に思わせてくれたのは、ラボでした。
学校の授業受けても英語で会話したいなんて思えないもんね。
その点でも、ラボには感謝してます

ここまで私のラボに対する気持ちを書いたわけなんだけど、ここですごい大事なこと、ラボは一つの手段にしかすぎません。
私は今までの人生で、自分の意見持ってかっこよく生きてる人や、相手に何かを表現するってことがすごい上手な人にもたくさん出会いました。
その中には、ラボって名前すら知らない人もたくさんいます。
だから、ラボやってなきゃコミュニケーション能力育たないとかそんなことはもちろんないし、他にもいい手段はたくさんあります。
だけど、少しでも多くの人が、ラボを知って、いっぱいラボで育った人が増えたらいいなーっていうのは私の願いです

ながーくながーーーくなりましたが、ここまで読んでくれたみなさん、ほんとにほんとにありがとうございます。
私の14年分の思い、伝わっていると信じて。笑
See ya
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