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”読むこと”と創造的表現 |
09月11日 (日) |
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「子どもと本」にメイ・ヒル・アーバスノットの文章を山本まつよさん翻訳で掲載されていた文章のタイトルです。
私にとってはとても近いのに、人に勧めるには遠く感じる「読書」というもの。
文部科学省の「はじめてみませんか 絵本のよみきかせ」「絵本で子育てを楽しく」のチラシをみて、HPに接続してみると、今まではラボでしか言ってなかったんじゃない?というような、「読書がこどもの想像力をどう育てて大切なことか」的な文章が、赤ちゃんが絵本を見ている可愛い写真いりでわかりやすく続々と出てきます。
みんながこれをわかってくれたら、ラボのMSも楽なのにという気持ちと同時に、万人向けの文科省のHPの文章ではない、ちょっと経験のない人にはわかりにくい、「子どもと本」の内容にぞくっと魅かれました。
抜粋 「子どもと本」子ども文庫の会 126号より
われわれは、本を読むことによってこそ、創造的な表現が火花のように次々と生み出されるのだと、幾度となく気づかされます。タップリと詩を味わい楽しんできた子どもたちは、突如、自ら詩を書き始めます。
(中略 実は、ここまでを読んで、詩なんてかかないし・・・とつっこみをいれてしまいました。でも、次の文章に出会ってびっくり)
文章を書くことに優れた才能を見せていた一人の女子学生は、自分が何かを書くに当たって、まず自分の課題とは全く関係のない物語か詩を読むと、自分の個人的な雑念がきれいに払拭されて、落ち着いて仕事に取りかかれると放していたものです。
(上の文章は、パーティ通信を作ったりするときに、よく自分が使っていた手段だったからです。普通の小説、角田光代とかをちょっと読み、そっちの世界にすらっと移動したら、さっと自分のPCに戻って、パーティ通信を書くと、書きたい気持ちがうまく引き出せてすらすらと書けるのです。)
(抜粋の続き)
わたくしたちを一時的に夢中にさせる文芸やその他の芸術は、わたくしたちを自分自身から解き放し、不思議さと同情、不思議さと喜びの中に没頭させます。そうなると、次には創造的な表現の手段がほしいと感じるようになります。
一体、「創造的な行為」とは、どういうことなのでしょうか。それはまず、ユニークで個人的なことであり、自分の考えや感情、人々、環境から受け取ったことを、言葉や絵、粘土細工、音楽、あるいはダンスという、実在する形にする、ということではないでしょうか。
(中略)
創造性について、すべてを言い尽くせる定義などないでしょう。たとえば、どの分野であれ、作り手は、悦びが突然わきあがり、と同時に自分が悪戦苦闘していたことが、うまいぐあいに成就する瞬間があることを知っています。
(中略)
自分自身の考えを持ち、自分の信じていることのために、グループと対立してしまいがちな子どもをよく観察し、イライラしないで見守ることができるでしょうか。そういう子どもを規範の中に縛り付けるのではなく、わたくしたちが期待する結果を強制しないで導いていくのに充分な知恵と機転を持っているでしょうか。その子どもが自分を表現するのに役立つ方法を身につけることができるよう導いていくことができるでしょうか。もし、そのようにできれば、わたくしたちは、自由で創造的に考え行動する子どもたちを導く用意があるといえるでしょう。
(抜粋した上の文章など、小学校低学年の子どもが縦長グループでテーマ活動をする際に、よく感じることです。こんな内容で本が出版されていたんだということに気づくのが遅すぎる自分にもびっくり・・)
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Re:”読むこと”と創造的表現(09月11日)
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♪いずみちゃん♪さん (2011年09月11日 23時11分)
ラボっ子やテューターは幸せですね。
沢山の物語と出合え、沢山の仲間との物語共有は
言葉も心も成長できて、ホント
幸せの空間ですよね(*^_^*)
素敵な本の紹介を有難うございます^^
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Re:Re:”読むこと”と創造的表現(09月11日)
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ツバメ号さん (2011年09月12日 07時06分)
♪いずみちゃん♪さん
書き込み、有難うございます!以前、ラボでも山本まつよ先生にいらし
ていただいて、絵本の講座が開催されましたが、それ以来、「子どもと
本」という雑誌を読むようにしています。
先ほど、HPを拝見しにうかがったら絵本講師もなさってるんですね!
ヨガ、保護者会等いろいろ興味深い内容で、思わず読みふけってしまい
ました~。
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