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くろひめ一班終了。出会った子たちの姿が、テューターがどんな子を育てて送り出すべきか教えてくれる。 07月29日 (水)
サマーキャンプで、子どもにとって大事なことは何か。
将来、豊かな英語の使い手になるために。

今回、特徴的だと感じたのは、このキャンプのリピーターである8歳~13歳くらいまでの子達のコミュニケーション能力の高さ。その場にいる人を、適度に巻き込みながら、自分のことをバランスよく伝えながら、どんどん会話して仲良くなっていく。大人の自己紹介とは違い、お互いの出身地も趣味も知らなくても、ちょっとした日常作業の中で、彼らはどんどん楽しく親しくなっていく。グループ活動で、大人枠に逃げ込んで見守る側に回ろうとする私にも、「荷物持っててあげるから、やってみ!」などといってさりげなく参加を促してくる。この能力は、国際交流にいったらホストマザーやファザーとも関われることの証明。

また今回のキャンプテーマ西遊記にちなんで用意されているプログラム、墨絵、悟空の剣法?、京劇にちなんだフェイスペインティングなど、大人が強制しなくても積極的にどんどんトライしてみる。失敗を恐れずものおじせずに何でもやってみる精神はホームステイ先の家族のファミリールールや習慣になじむときにどれだけ役立つことだろう。

アメリカンユースも到着時には、こんな小さい子と何をするの?と憮然とした表情の子でも、プログラムがすすむにつれて、自分の役割りを感じ取り、メンバーの一員として楽しみ始め、表情が生き生きとしてくる。「いつもの自分」が通用しないところでお互いに楽しく過ごせること、これは多様性を身に着けるとても良い機会であることは、国籍に関係ない。

これがもしイングリッシュオンリーのキャンプだったら、小学校低学年は生活ルールやプログラムの理解すら難しくてホームシックにかかったかもしれない。
英語教室やキャンプに送り出す保護者が、一言でも多く英語にふれて「英語ペラペラ」になってほしいと願う気持ちはわかる。
 日経電子版に、学習院大学が2016年に国際社会科学部(仮称)を新設するとあった。室長のことばとして、『日本経済は輸出主導型から、世界の人たちと協働して価値を生み出す方式へと変革が数んでいる。そこでは「人の国際化」の推進が必須となり、大学におグローバル人材の養成が求められている。
 グローバル人材に企業が求めている能力は、英語力に加え、国際社会の理解と課題解決力である。』
 英語漬け、帰国子女のような状態に3泊4日おいて英語ペラペラになるならともかく、帰国子女でも数か月数年で英会話力は消えてしまう。
 

 英語が飛び交うという場面は、ラボキャンプの場合、テーマ活動でとくに高校生が英日でいうことがその環境をになっている。悟空っぽい動作で、気持ちをこめて英語を言っている憧れの高校生のを目の当たりにする小学生たちは、その英語の意味をより深く受け取り、体感することになる。

 そういえば今年のスプリのシニアをやった子の感想文に「いいテーマ活動をしようと思うなら、普段からロッジのみんなと積極的に話さないとだめだと思ったので、努力してやってみた。」とあり感心した。
 テューターも、日々のクラスで子どもを観察し(フランス人ママの子育てみたいに)、その子がライブラリーの英語の部分も含めてどう受け止めているかを理解し、投げかけていく。
 そうやって育てた子をキャンプに送り出すことで、イングリッシュオンリーより、日本語も、多様性も、国際社会での問題解決能力も、身に着ける。

 気の長い子育て、英語育てですが、低学年で日本にもどった帰国子女は、数年で英会話能力が自然消滅していくのと逆にラボでは、日本でもしぶとく自分の心にささる英語を聞き続け、発語する環境を高大生まで持ち続けることで、大きくなればなるほど、言語の基礎力があがる。
 
 卒業する大学生を出すところまで育ててみたところで参加したキャンプ。いろいろ感じることがありました。

子どもたちが日々、テューターの指導のもと、英語が流れる家庭環境で身に着けた「英語で感じ表現する能力」をより発揮しやすくする人間的資質を作ることができるようにするキャンプ経験。そういうことかな。(笑)
 
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