Labo Party Since 1966ことばがこどもの未来をつくる

<60周年記念コラム>ラボ・パーティって なんでできてる?Labo Party 60th Anniversary Special Colum

第1部 「ラボ・パーティの理念」

第5回 「生きたことばの力」を育む鍵

知識として語彙や文法を学ぶことは、ことばを使う上で重要な要素です。
しかし、ラボ・パーティは「ことば」が単なる知識の集まりではなく、その人の感情や思考、そして身体の動きと深く結びついているものだと考えています。

たとえば、私たちが母語である日本語を使うとき、単語や文法を一つひとつ意識しながら話しているわけではありません。
状況や相手、自分の気持ちに合わせて、自然とことばが溢れ出てきます。
そこには、言葉そのものの意味だけでなく、声のトーンや表情、身振り手振りといった非言語的な要素が伴います。
それこそが子どもたちに育みたい「生きたことばの力」です。

座学で知識を詰め込むだけでは決して身につかない「生きたことばの力」は、どのように育まれるのでしょうか。
その鍵は「心が動く体験」にあります。
ラボ・パーティの活動の中心である「テーマ活動」では、子どもたちは物語の登場人物になり、楽しい、悲しい、ワクワクする…などの様々な感情を味わい、仲間と表現します。
その体験は、子どもたちの心を大きく揺さぶります。

心が動いたときに発せられることばは、単なる記号ではなく、その子の体験と結びついたリアリティのあることばです。
そうして得たことばは忘れにくく、必要な時に感情と共に鮮やかによみがえります。
キャンプや海外ホームステイといった非日常の体験もまた、ことばの幅を大きく広げる貴重な機会となります。

また、私たちの心と身体は常に繋がっています。
テーマ活動で登場人物の感情を身体で表現することは、ことばのニュアンスを理屈ではなく身体感覚で深く理解することに繋がります。
ことばは、心が動き、身体が反応することで、生き生きとした輝きを放ちます。

これら「ことば・心・身体」を一体とした活動が「生きたことばの力」を育むのです。
その力こそが、子どもたちの未来をひらくと信じています。

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