幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
■■■ 運営事務局より ■■■
ひろば@LABOは,ラボ教育センターが展開する
「ラボ・パーティ」に関わる皆さんのコミュニティ・ネットワークです。
「ラボ・パーティ」については 公式サイト  をご覧ください。
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 「日本語」と「英語」(外国語)でやるの?
(2004年3月1,2日 アスベルさんの日記より)

【ラボ・テーマ活動が生まれてきた歴史】

 ラボ・パーティは1966年「こどもの英語教室 ラボ・パーティ」として始まりました。「5歳から英語を始めましょう」という呼びかけに、5歳ではまだ早いと批判もあった時代です。
それに対してラボ・パーティでは、英語を「ことば」として、人間の「表現」としてとらえよう。母語である日本語と同じように、またそれに近い形で、英語を習得できる道筋があるはずだと考えました。
なぜなら、そのおかれた環境によっては自然習得があり得ることはよく知られた事実であり、こどもたちはそのような能力をもっている。こどもたちの能力を引き出せないのは、こどもの努力が足りないから、勉強しないからではなく、大人の作ったプログラムがよくないからに違いない。新しいプログラムを作りだしていこうではないか。
そのような気持ちを込めて、ラボ・パーティは『ことばはこどもの未来をつくる』を掲げました。

 英語教育を知識の習得としてではなく、人間の心の表現としての英語という新しい視点のもとに、こどもたちとの取り組みが始まりました。母語である日本語の習得の研究からも多くを学びました。

 試行錯誤の研究の中で「歌の力」の発見は重要なものでした。
しかし、それにも増して「物語の力」の発見、その後に続く「劇活動の力」の発見は大きなものだったと思います。
そして私たちがそれを発見できたのは、こどもたちのおかげなのです。

 1969年に最初のラボ・ライブラリーの物語「サンダーボーイ」が誕生しました。すぐれた物語がこどもたちにとってどのような力を持つことができるか、私たちにとって大変な驚きでした。
夢中になって繰り返し聴くなかで物語の一部や全体がすっかり言えるようになった子、物語の中で使われたことばを同じような状況の中で自然に発語した子、などの事例がたくさん集まってきました。
さらにその物語を使っての活動をさまざまに試みるなかで、劇あそび、劇活動のもつ力をこどもたちが教えてくれました。

 紙芝居やペープサートで表現するよりも、実際に登場人物になってことばを発するとき、こどもたちのことばがどんなに輝くことか。
相手に向かってのことばの持つ方向、力強さ、ニュアンスまでもが生き生きとしてきます。
さらに登場人物のそのときの気持ちまでもが深く入ってくると、ことばの力強さは増し、ニュアンスはさらに色つやを増してくるのです。そこではことばを覚えた、繰り返して言うことができるというレベルではなく、本当に生きたことばの体験ができるということなのです。

 私たち大人は学校の教室で"I am happy."を習って、何度も言わされてきました。でもそのとき、気持ちは動いたでしょうか?どんな嬉しさもなく言っていたのではないでしょうか?

 「言い方」を知っただけではないでしょうか?
これでは「学習」ではあったかもしれませんが、ことばの「体験」はできていないのです。
テーマ活動の中では、物語の主人公のその状況における、心からの表現として"I am happy."が言われ、体験となるのです。
プレゼントをもらったときと、友だちができたときの嬉しさは、書けば同じ"I am happy."ですが、実際のことばでは同じ強さや色つやではないはずです。

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―すべてのこどもたちにテーマ活動体験を!―

【私たちの社会が抱える現在の教育課題に向かって
ラボ・パーティは「テーマ活動」を提案します】

 今、学校教育の現場では「考える力」、「生きる力」をつける教育について、さまざまな試みがなされています。「不登校」や「学級崩壊」という現象は現代社会の病理の反映です。学校教育だけの問題ではないといえますが、改革への試みがなされてもいるのです。

 「知育偏重教育」とのことばで批判されているように、どのように知識を伝えても、こどもたちの中に「考える力」「生きる力」が育っていなければ、それを生かすことができません。

 現代社会の加速度的な大きな変化の中で、こどもたちも私たち大人も「情報」「映像」の洪水の中に生きています。逆に実際の「生活体験」が総じて希薄になってきました。
人と人がほんとうに出会う機会が少なく、「コミュニケーション体験」が不足しており、そのなかでは「表現することへの意欲」が育ちにくく、「表現することの経験」が少なく、「表現することの喜び」の機会も少ないのが現実です。

 わずか30年くらい前までにはあった「こども社会」は今やほとんど見かけることができません。公園は作られてもこども社会はなくなって久しいのです。ほんとうはこどもは群れの中で育つものであるのに…

 知育偏重教育の弊害が言われる中、今どのような教育プログラムが求められるでしょうか?
ラボ・パーティは、37年にわたる活動の実績をもとに「テーマ活動」をあらためて提案します。
「テーマ活動」は、英語教育のあり方を追求するなかで、こどもたちから学び、こどもたちとともにつくりあげてきた「活動」です。

 「テーマ活動」は、英語教育として有効な方法であることにとどまらず、現代社会を生きているこどもの成長にとって欠かせない大事な体験ができる活動です。こどもたちはひとつの物語を取り上げ、ことばと身体で表現していきます。
物語の受け止め方はそれぞれに違いますので、一緒に表現を作っていくなかで様々な葛藤、新しい出会いにぶつかります。
共同で物語をことばと身体による表現を作り上げていく活動でありながら、それは同時に一人一人の個性がぶつかり合う活動でもあるのです。

 こどもたちはこの活動に参加して、様々な人との違いに出会い、コミュニケーションの体験を様々に持ち、自分を表現できるチャンスをたくさん持つことができます。

 活動の中で、他人の存在を認め、自分の存在を認められ、自分自身に自信をもち、達成感を持つ、こどもが生き生きとしてくる活動であることをこどもたち自身の体験が語っています。

 このような活動だからこそ、ラボ・パーティで育ったこどもたちは。、「コミュニケーションの力」「表現する意欲と力」「リーダーシップ」「イニシアティブ」を身につけています。

 学校外の教育活動として展開してきましたが、その考え方は学校教育の中でも生かせるはずです。とはいえ、学校教育という枠組みは簡単には変わっていきませんし、学校だけでできることも限られています。

 こどもたちが自ら参加する活動をさらに広く、深く進めていくという意味では、学校教育の枠にとらわれない「テーマ活動を中心とした総合教育」としてのラボ・パーティ教育活動に参加することは、現在のこどもたちにとって必要な教育だと考えます。
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