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17日の地区発表会、21日のクリスマス会、その後26~29はウインターキャンプと、ばたばたとしているうちにもう今年最後の日となってしまいました。12月なかば頃はもう自分の体も悲鳴を上げていたけれど、「子どもの成長は待ったなし」そう自分に言い聞かせて、激動の年だったにもかかわらず震災最中やむを得ず中止した行事を除けばキャンプや周年行事など、ラボの主な活動はすべてやり遂げられました。。。そのなかでも、地区発表会は「本当にやっててよかった」と思えるテーマ活動ができました。
『十五少年漂流記 第1話』をテーマ活動発表した、今年の我がパーティ。舞台いっぱいに波になり嵐になり、みんな体いっぱい表現しました。年齢的にも役とマッチしていたのか、小さい子は言葉がいきいきとして言えていた子が多かったし、リーダーの中学生2人はブリアンとドニファンのように仲間をまとめたり言葉を発したり本当にがんばってくれました。この二人がいたから出来た発表、でも来年からは受験で休会です。本当に今年このパーティをひっぱってくれてありがとう! 発表をしめくくる歌 サザンクロス・ララバイ、今年の震災後の福島から、天に届いているといいな。 本当にみんなのがんばりに拍手でした。そして私には「最高の出来でした。ここまでありがとうございます!」と、保護者の皆さんからきれいなお花アレンジメントをプレゼントされました。感激!!
21日の、今年のパーティ活動を締めくくるクリスマス会では、セブンステップスをしながらWS形式で発表会の反省会。「発表、自分でうまくできたと思う/思わない」「また同じ話をやるとしたら次は誰をやりたい?」など質問して、二つもしくはいくつかの輪に分かれてみました。最初の質問でNOを答えた輪の子たちの理由としては「英語が言えなかったから」。一方YESと答えた輪は「英語が言えた」。これは小さい子たちです。小6以上になると、いい表現ができたかどうか、そういうことも入ってきました。
WSやゲームを楽しんだ後は持ち寄りディナー。クリスマスのご馳走がいっぱいでした。
さいごに中学生たちに「受験がんばれメッセージ」がサプライズで送られました。パーティから受験生が出るのは初めてです。子たちの成長を一緒に見守ってくれているママさんたちも子ども達がどんどん成長していくのを感慨深く思ってくださっり、こんないきな計らいをしてくれました。こうやって支えてもらって、幸せな子どもたちです。
そして、なんとわたしにもメッセージが贈られました!
『志賀美貴子パーティ10th 絆 3.11からの2011年』
と題したメッセージ色紙に、ラボっ子とママのみなさんからのメッセージが。もう、感無量。 夏の10周年のつどいでも記念品を、その後もタペストリーの制作から完成まで、発表会後のお花…、そして、今年の最後の最後に…もう、みんなが返った後、涙をにじませて、メッセージを読ませていただきました。
今年は本当に大変な年でした。パーティの保護者のみなさんも、3.11以降、苦しい気持ちになる日々のなかにいましたよね。それでも一緒にラボにいてくれて…本当にありがとう。お陰様で笑顔があふれるパーティでいられました。
そして、震災後、志賀パーティを応援して下さった全国のテューターのみなさま、被災地を応援してくださったラボ会員のみなさま、本当はひとりひとりと握手をしながらお礼を言いたいですが、ここからでごめんなさい、「ありがとう!!」の気持ちをを感じて下さったら嬉しいです。
いろいろ、忘れられない年となった今年も、もうカウントダウン。
さようなら、2011年。
新しい年がみなさまにとって、夢と希望のある年でありますように。
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発表会を2週間後に控えて、泊まりがけの活動をした。
「待ちに待った日だー!」とワクワクの子もいれば、
よそに泊まるのがはじめての不安いっぱいな子もいた。
けれどいざ始まってみたらみんな楽しそう。
だれもホームシックになることもなく
元気にごはんを食べて笑って楽しく過ごすことができました。
今回は山形の佐藤Pから大学生のしのに来てもらった。
一昨年の合宿に来てもらうはずだったのが、なんと前日に新型インフルエンザ発症が出て中止、今春のキャラバンで雪辱をはらすべくいわき入りするはずも震災で中止、今回がまさに3度目の正直。。
私も助っ人を呼ぶのが初めてで、初日はうまくしのの良さを引き出せなかった感じだった。しの自身もどこまで出ていいか、引いた方がいいのか迷いがあったよう。夜には二人でずいぶん話し込みました。
彼女は「ついてこい!」よりも、そっと人により添うタイプ、彼女らしさをたいせつにしながらせっかく来たし、いっぱい輪に加わってテーマ活動を楽しく、ひっぱるところはひっぱる、という難易度の高い要求を
お願いしてしまいました(笑)でも、それを見事にやってくれたんだな。ラボっ子大学生、さすがです。
今回の活動はたくさんの収穫がありました。
オープニングの動きの変更に、この物語で志賀パーティがたいせつにしたいことが滲み出たのではないかと思います。
びっくりしたのが、はじめて音楽CDで動いてみたのに案外出来たこと。でも、わたしが黒子になって出始めをいってあげてた箇所がちらほらあったな。それに本番までもう少しだし、むしろできなきゃダメか。
でも一番嬉しかったことは、今年、泊まりがけの行事ができたことそれ自体。
大きな余震もなく終えることができた泊まりがけの活動。
送り出してくださったお父様、お母様があってできたこと。
本当にありがとうございました。
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先週土曜日はパーティの合同練習。
元気がありあまってるのかな、
みんなぶっとんでいます、最近。
「自分の思う、この話のテーマ」を聞いてみると、
「波と少年、人生最悪のたたかい」(by小4男子)
という、一瞬、みんなの爆笑を誘ったけど、なるほどな~と思える意見もありました。
また、十五少年~を「たたかいのおはなしだとおもう」といった年長の女の子。彼女は波とのたたかいではなく、ドニファンとブリアンのケンカがあるので、たたかいのお話だと思ったとのこと。それもそうだネ、あの二人のぶつかり合いホント多いもんね!
ほかには「友情と努力」「危機をどう乗り越えるか」、
またテーマをさぐるというよりも、とにかくこの日記を表現することをがんばろう、という気概のある低学年のこどもたち。
さあ、のこりわずかの活動で、「考え方それぞれ」から「みんなで共有」するところまでたどり着けるかなぁ???
日付変わって日曜日は組織の行事。
来年度国際交流参加者の親子オリエンテーションでした。
このたび福島&郡山白河地区の事前活動の担当者となった私、はじめてなので緊張しておりました。でも、参加者とその保護者さんが会場に入ってくると
キャンプや交流パーティで会ったことがあるラボっ子やラボママ、長女と同じ年に参加して一緒に「ラボママ」したご家庭、テューター仲間など、馴染みの顔がいっぱい!うれしー!
さすが発表を重ねてきた子たちです、みんなリラックスして、ユーモアも交ぜて自己紹介をしてくれたラボっ子たち。さすが小さいときからラボをやっているだけのことはあります。
これから半年間いっしょに国際交流に向かっていくラボっ子のみんな、
ご家族のかた、テューターのみなさん、
がんばります! よろしくお願いします!
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先週土曜日はちょっと遠くの、山里の施設で午前中が合同練習、午後は山歩きをしました。
山歩きって気持ちいいー!!
紅葉にはまだ早かったけど、黄金色の落ち葉がたくさん落ちていて
ああ秋だなーと季節のうつろいを感じました。
先月中頃にガイガーカウンターを持ってコースを歩いたところ、
放射線量はいわき市平と同じくらい低かったので、
希望者のみということで山歩きツアーを組みました。
やっぱり自然はいいな。
午前中の合同は、
まだ混沌期ですが、
それでも、ちびっ子たちなりの「波」になる楽しみ方で
思いっきり走り回って、十五少年の荒波になりきってた。
もしも波にも大人や子どもがあって、
「はるかぜとぷう」たちのように大あばれするとしたら、
夢中で動き回るこの子たちのすがたも
ありなのかもしれない、
と思ったのでした。
話変わって、その施設は体育館のほかに
テニスコートや集会施設があります。
熟年のみなさんが
体育館ではカラオケ大会の予選、
テニスコートでは初老紳士のダブルス、
集会室からは笑い声まじりの談笑、
と、老いや風評などものともせず、今ここでの活動を楽しんでいる姿がありました。
自然の豊かさが福島の自慢だったのに、
見えない放射能がちりばめられてしまったことは誠に遺憾でならない。
でも、山里の景色は、事故前と変わらず本当にきれいです。
福島、やっぱりここは離れがたい所です。
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先週は合同や各グループでの表現づくり。
十五少年漂流記に描写される波は
「あれくるう」
「白い牙をむく」
「一艘のスクーナー船をもてあそぶ」
など、小さい子には馴染みのないことばが並ぶ。
なかなか意見がまとまらず、
「そんなのおかしい」
「そっちこそおかしい」
と子供同士での意見のぶつかり合いもでてきた。
1年といわず、子どもの自我の芽生えも著しく
発表1ヶ月半前のTAは難航しています、って毎年のことだけど。
海っていろいろな表情を持っているんだな。
と改めて感じます。
3.11に狂気の表情をむき出しにした波は、この頃とても静かだ。
海が平和なままであってほしいと望むばかりだ。
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きょうの合同練習で、パーティのおかあさんたちが作ってくださった
10周年記念のタペストリーをいただきました。
嬉しくて嬉しくて、飽かず眺めていました。
夏の10周年発表会のときに、タペストリー作成のサプライズニュースをプレゼントされました。
夏休み中にパーティのラボっ子たちが描いたり作ったりしたものをもとに、おかあさんがたが時間をみて集まり、見事な連携プレーで作ってくださっている姿はとっても頼もしかったです。
また、お仕事や家から離れられないかたは家でじっくり夜なべの針仕事をしてくださった方、細部の仕事を家で行ってくださった方、マネジメントをしてチームをまとめる役割を担っていただった方、そして「タペストリーをつくろう!」と声がけをしてくださった方、などなど
みなさんそれぞれ協力しあう姿に胸を打たれました。
手作りのぬくもりっていいです。
新しい宝物が、またひとつ増えました。
志賀パーティのラボママのみなさん、ありがとう!
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「十五少年漂流記第1話 スラウギ号の漂流」、発表にむけての取り組みを各グループですすめています。
トラックナンバー順に、少しずつ、おはなしのなかに入っている。
金Aグループは元気のいいグループらしく、大波の表現を
「いろんな方向から波が来たらどうかな?」
と、荒れ模様の海の表現を提案してくれた。これ、小学校低学年の子たちのアイデア!かっこいい表現じゃない!?
金Bグループは高学年グループらしくパーティ全体が動くことを想定して表現を考えたり、「流れ」を考える。すっかり気を遣わせているな。
そんなこのグループは、自分たちと近い年頃の「十五少年…」の上級生たちの心の動きが面白いようす。
『自分と重なることもある』のかな。
ブリアンに命令されるのがいやだ、というドニファンを、よく理解者できるようです(笑)
土曜グループのみんなに「船が沖に出たてモコが知らせたとき、みんな甲板にでたのかな? それとも大きい子たちだけかな?」となげかけると
「みんな~」と言った子、もいたけど、
「大きい子たちだけだと思う。」
と言った子、その理由は「小さい子はあしをこうして(といって寝相悪い格好をして)寝てるから」
という、なんともかわいい考え。
『小さい子は、すごい寝相でぐっすり眠る』という考えが妙に説得力があったらしく、いっきに賛同者増(笑)
すると「いや、実はみんなぐっすり寝てたんじゃない?」と言い出した子が。
「実はファン(犬)がゴードンとか大きい子を起こしたんじゃない?」
など、話が膨らんでいった。
これいいアイデアかも!
みんなの発想は、すばらしいな!!
グループそれぞれのテーマ活動、みんなそれぞれの物語へのイメージ。
それぞれにこの物語を楽しんでくれつつ、
発表ではこころをひとつにできるといいな。
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日頃から、「きょうの夕食は何にしようかなー?」と思うのと同じぐらい、毎回の活動のときに「どんなソングバードをしようかなー?」と考えます。
夕食のメニューでいえば、主菜がテーマ活動、副菜がソングバードかな?
子供にはこういうものを食べさせないと、栄養のバランスとか、主菜とあうか、なんか最近マンネリになってないかなあ…
という具合と同じように、ソングバードもいろいろです。
幼児~小学生低学年のいる金曜Aや土曜はそういう意味ではマンネリに陥りやすい。ほうれん草のおひたしを出したいと思っても、
マカロニサラダがみんなの好み、ゆえに好みに偏りがちになると
子供は喜ぶとしても母親としては罪悪感になる。
先週はそんなわけで、金曜Bのときにあれをしよう、これをしよう、とメニューを考えていた。でも好みじゃないメニューはRejectされてしまう。でもこっちもマンネリはお断りだ。
こうなるとお互いにメニューの出し合いで、そしてお互いにこれなら!と思ったのが、ソングバード2の「 Pick a bale of cotton」
ふだん馴染んでいるソングバードより動きが高度だけど、キャンプに行った子たちはこのうたでロッジの仲間達とうんと楽しんできた思い出がある。半分心配しながらやってみたら、みんなできてる。キャンプに行かなかった子も、ほかの子たちが楽しんでいるオーラが伝わるのか、できるできる。
翌日の土曜グループはキャンプ参加者はもっと少なかったけれど、やってみたら、こちらも楽しんで できるできる。
奴隷として働かされていた黒人(今はこの言い方が適切ではないが)のうたは、今取り組んでいるテーマ活動:十五少年漂流記のモコの背景を
私としても語りやすくなる。
偶然の選択がこんなふうにつながるなんて。「 Pick a bale of cotton」は子供が喜ぶだけでなく、栄養も主菜とのくみあわせも、goodなメニューだナ。
うん、メニューのかたよりに注意して、いろんなソングバードをこどもたちと共有しなきゃ。
「言葉のさきにあるもの」が散りばめられている。それを体で受け止めることができるこどもたち。
それがラボの歌や物語のすごさかな。
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発表テーマを決める、
これはいつもおおいに頭を悩ます。
今年は「十五少年漂流記」から、どれかのエピソードにすることにしていた。発表は12/17。もう決める時期である。
1~4話まで、ぜんぶのグループでやっていて
といってもグループによっては動くことが出来ないでしまったエピソードもある、それでも決めるときにはきめなければならない。
4話を終えたところで、みんなの意見をきいた。
1話と4話を希望する声が多い。
とくにここにきて「4話」を熱望する声が。
やっぱり最終エピソードは物語のクライマックスだから話の盛り上がりも最高潮。
動いてみることによって、こどもたちはそのエピソードの魅力を肌で感じた様子。
今回は4年生以上の子が集まってどのお話にするか協議することにした。
このグループからも4話を望む声が多かった。
でも、「ピーター・パン」や「西遊記」も4話だったからなあ、
40分以上あるしね、どうしよう?
でも4話いいよね、だけど1、2,3話にしておくか?
など、うんと悩んだ。
「でもやりたいと思うものじゃないと気持ちが入らない」
という意見があり、これにはみんなおおいに納得した。私もこの意見には胸の中でおおいに拍手を送った。
やっぱり4話でいきたい、という気運が高まった。た。
でも、ここで問題が。
キャスト、配役が難しいこと。
4話では十五少年たちに加えてセバーン号に乗っていた大人たちも重要な登場人物だ。
パーティの人数と年齢構成を考えると、4話は難しい…
そして、1話をしよう、ということになった。
一生懸命考えてくれた、わがパーティの高学年ラボっ子のみんなを誇りに思います。そして、こども時代からこうして、思ったり感じたり、悩んだり考えたりする機会を持てたことが宝であると、大人になったら思ってくれる日があったらいいな。
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これから地区発表会に向けて合同練習、できれば11月には合宿できる場所をさがし、3連休中、いろいろ考えたり、できそうな所に足を運んだりしました。
ラボっ子のママに体育館付き宿泊施設を教えてもらったので行ってみたらもう宿泊予約はいっぱい。でも体育館は半日なら大丈夫そう。自然豊かな場所なのでそこを一応仮予約した。これから紅葉、練習は午前だけしかできなくても、午後からはみんなで紅葉狩りをしてもいい。
次に前からちょっと使ってみようかと思っていた港近くの体育館に行ってみたら、隣にあるグランドにうずたかく瓦礫が積んであった、
これじゃあこどもたちを安心して連れてこられない。
と思いつつ、今年は本当に災害の年なんだと改めて実感。
この瓦礫は処理する場所があるのか、
どっちにしてもすぐには片付かないだろうな。
いつもは5月ぐらいに合宿の施設を予約して10月ぐらいに申込書を提出していたけれど…。
8月いっぱいで公共施設等は避難所としての役目を終えたけれど、
その後も震災の影響で使えない施設が結構多い。
でも、あんまりマイナス思考にならないようにしないと。
合宿は無理そうだけど、ただひたすら発表の練習をするだけではなく
こどもたちがのびのびとした気持ちでラボ活動をできることを大切にしよう。
もう少し、色々がんばろう。
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