僕がラボに入ってなかったら、知らなかったよ |
05月15日 (水) |
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昨夜、中学生の男の子が 何気なく言ったことばが
今朝も耳に残ります。
「ラボ」は、ご存知のとおり、塾ではないので
子どもたちと私は、『教える⇔教えられる』の関係ではありません。
でも十年ちょっと、ラボに関わっただけですが
子どもたちの成長にとって『教える⇔教えられる』という環境(たと
えば学校など)の他に
『興味を引き出される』『もっと知りたくなる』『主体的に行動を
起こせる』ということがいかに その子の学びにおいて
重要なのかを 子どもたちから教えてもらう事が出来ました。
活動の柱に英語劇(その物語のテーマを探るので、テーマ活動と
よんでいます)が ありますが、
単に 英語のセリフやナレーションを暗記するのでは、なく
「この会話は、どんな性格から発せられたのだろう、家族構成や
時代背景も、あるのだろうか、その国の文化的背景も?」
などと 興味は、尽きず・・・・・だから辞書を引いてみようかな。
だから調べてみようかな・・・という展開になります。
そして『ことば』は、『感情』ととても密接な関係にあることを
子どもたちは、発見します。そう、わくわくの発見。
発見や意見を持てると今度は、他者に伝えたくなるもの。
自分の意見が覆される体験もいい学びです。
高学年クラスは大学生、高校生、中学生が一緒に
活動しているんですもの、お互いにとって、それは、
それは、いい刺激です。
ですから、こんな学びを繰り返している子たちにとっては、
中学校の英語の授業で、「なぞ」が解き明かされる体験が
またとっても楽しいそうです。
塾で先取りの授業を受けている子たちとは、また別の楽しみが
あるのでしょうか。
日記タイトルの
「僕が ラボに入っていなかったら、知らなかったよ」は、
そんな中学生が つぶやいた、学校の英語も楽しいよ!ラボに
入っていたからこそ、楽しいよ!という意味の
言葉だったのだろうと受け取りました。
そしてこれは残念なことだけど、教科書を訳す時の日本語が、とっても
不自然で変だということも、感じるとか。
教科書で取り上げてある「中身」によって、訳の調子もかわるのになぁ
ということに、ラボに入ってなかったら考えもしなかっただろうな
と、つぶやく彼もそろそろ受験生。
中学に 入学して初めてもらった英語の通知表を握りしめ、
終業式の日に突然やって来たっけな。
「父ちゃんがテューターに見せて来いって」。
まだダブダブだった制服と
英語にだけ、燦然と輝く「5」の評価。
2年前を思い出しています。
さぁこの春から受験生。
がんばれ!
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Re:僕がラボに入ってなかったら、知らなかったよ(05月15日)
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ちせめいママさん (2013年05月20日 18時26分)
おお!!これは正に「ラボってなに?」と事あるごとに聞かれた時に返したかったことか
もしれません。言葉の先にある物を見つけに行くわくわく・・だからちせもめいも本をよ
むのが大好きになったのかも?!高学年クラスへの前段階の今、「今日ラボどうだっ
た~?」と聞くと「みんなうるさくってさ~」と答えるムスメ達。それはみんなが意見を
いっぱいだしてたり時にはぶつかったりもあるのかも。学校だったら先生に「静かにしな
さい」注意されてしまったりそもそも意見なんて言えない環境かも?聞いてくれる仲間や
テューターがいて、それがコミュニケーションにもつながって・・わあ~やっぱり色んな
可能性があるんだわ!と納得。次回聞かれたときはこの日記を見せよう(笑)と思いまし
た。
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Re:Re:僕がラボに入ってなかったら、知らなかったよ(05月15日)
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ぽちこさん (2013年05月22日 12時07分)
ちせめいママさん
はい、おっしゃる通り、いつもにぎやかな佐須グループです。
息子たちに言わせれば「今日のラボが一番楽しかった」と、
夕飯時、どうもわたしはしょっちゅう言うらしく
「また・・・言ってる」と聞き流されていますが・・。
『先週のラボは、本当に最高でした。』
自分たちで主体的に動く動く。
今月入会の幼児さん(年中)も一生懸命、白い魔女をやらせて
もらえる環境がありました。
終わったとき「えっ、もう終わり?もう一回最初っからやろう!!」
なんて言い出すのですから。
そして、お気づきの通り、ラボっ子は本当に「本好き」になって
いきます。ちせもこの全シリーズを、見事読破し、
教授がつぶやいたことばの意味を「魔術師のおい」で気づいた
みたい。それはそれは嬉しそうでした。
自分で 気づくから面白いんだよね。
佐須のみんなが「ハイハイハ~イ」って挙手し、意見を
言い合う姿は、わたしにとって、あまりにも自然です!(^^)!
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