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成人式にも似たような、アメリカの高校のプロム。 |
05月07日 (金) |
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一年留学中の娘のところへ、偶然が重なり訪問する機会を得ました。
ホストマザーで、人のために活動する姿勢、人への関わり方、リスペクトに値するロビンです。ホームスクールも主催していました。
「どうせならプロムのころにおいでよ。保護者が手伝うこともいっぱいあるんだって。」の言葉に、チケットを予約。
一週間前からは、高校生は二回は必ずプロムワークセッションという名の手伝いに参加。娘とホストシスターのじゃじーは毎日参加してました。ボランティア精神あふれ、率先して行うご家庭に育った子です。
日本の高校の文化祭の装飾をもっと本格的に「本当に、これって素人が作ったの?」と間近で見ても感激するような装飾品が、広い広い体育館いっぱいに作られました。
文化祭との決定的な違いは、親主導であること。全体の統括とアイデアをスーという一学年下の子のマムが行いました。それに従って、昼間から保護者たちがきて、ペイントしたり、貼ったりきったり。
子供たちのためにこれだけやるということの意味、話を聞いていると、親として子供の成長を祝うということのようでした。
社交界デビューのようなニュアンスもあるのかなと感じました。多分にそれは私が日本人であるから感じたことかもしれませんが、
いつもはTシャツにジーンズという、日本のティーンエイジャーと比べても、本当に質素な装いの彼らが、この日ばかりはと、男女ともに、日本で言えば結婚式の主賓のようなドレスアップぶり。
そして、スローダンスの時間はパートナーで踊るとかもあり。
今回の訪問で見る限り、夫婦が、決していちゃつくというのではなく、パートナーとしてお互いを大切に思っている感じが、別れ際のあいさつひとつにも出ていて、そういうことの基礎のようなものを、こんな感じで教えてるのかなあとも思いました。
着席して行われる食事のウエイトレス役はやはり保護者。テーブルセッティングも本当にセンスがいい。今回はニューヨークのマンハッタンの夕方というコンセプトなので、そんなセッティング。当日は薄暗くてよくは見えなかったですが。
保護者が、学校行事に巻き込まれて、とことん働く感じとその成果のすごさ。
ハグの文化、ボランティア精神、それと子供たちへの愛情を具体的に体育館の装飾という「かたち」にして見せること、そんなことに筋の通った何かを感じました。
一生?!見ることがなかったかもしれない、プロムドレス姿を実際に見て、その喜びをホストファザー、マザーと分かち合えたことは、私にとっても一生の宝物ともいえる経験でした。
留学中の娘が得ているものの大きさは、言葉では表せないほどのものであり、かつ、一生の宝物です。
人生を何倍にもして楽しむ方法を知ったような。
留学というと語学の習得という目的に焦点があてられがちですが、一年、高校に通いステイしながらの留学は、言葉のみならず得られるものが本当に多い。
ためらっている人がいたら、とにかく「進む」ことをお勧めします。
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