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沈黙の海 |
08月03日 (火) |
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Silent Sea
Blue sea, nothing is there.
It was once filled with the songs of living thing,
so loud that I even wanted to cover my ears.
But now, there is only the blue sea,
and I can hear nothing any more
Creations called humanbeing only consider about themselves.
While as the days pass by
the songs of the living things die away
one after another,and are gone
so I can hear nothing any more,
there is only the silent sea.
What can we do now
so as not to leave a silent sea
behind us for our children?
ユウジと鹿児島の水族館へ行った。エレベーターで2階へ上がると、もうそこは海。目の前をサメやエイやカツオの群が泳ぎ回る。ユウジは「Ocean Going Orchestra みたいだね!」と大喜び。水槽のまん前に腰を下ろしてしばし海中旅行気分を味わう。甚平鮫のエラが目の横にあることや、エイのエラは裏側にあることを発見して歓声をあげる。魚のトンネルをくぐって次のコーナーへ。そこでは「ニモ」に会ったり、名前は良くわからないがその友人に会ったりで、ユウジは大興奮(笑)小さい魚、大きい魚、クラゲ、大蟹、珊瑚・・・沢山の展示物をガラスに顔をくっつけて目を輝かせ歓声を上げる。
展示場の一番最後のコーナーにひっそりと、泡が出ているだけの水槽があった。目を凝らしてみても何もいない。そして、その脇に上記の詩が添えられていた。
「何でなんにもいないの?」彼はただ青いだけの水の水槽をじっと見つめていた。お魚がいなくなっちゃったらどうなる?どうしてお魚はいなくなっちゃううの?小さい頭で一生懸命考えていたユウジ。
今日の彼の絵日記には水槽を泳ぎ回る魚たちの姿はなく、ただ泡だけの青い海が描かれてあった。そして拙い文字で「ちんもくのうみ・・・なんにもいなくてさみしい・・・」「さかなをとりすぎたりごみをすてたりするとさかながいなくなるよ。うみをよごさないようにしましょう。」と書かれていた。
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沈黙の海
青い海 なにもいない
もう耳をふさぎたいほど
生きものたちの歌が聞こえていた海
それが いつのまにか
なにも聞こえない青い海
人間と言う生きものが
自分たちのことしか考えない
そんな毎日が続いているうち
生きものたちの歌がひとつ消えふたつ消えて
それが いつのまにかなにも聞こえない
青い沈黙の海
そんな海を子供達に残さないために
わたしたちは何をしたらいいのだろう?
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