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08地区合宿
クロッキーの日記
クロッキーの日記 [全318件] 11件~20件 表示 << 前の10件 | 次の10件 >>
ホップ・ステップ・オータム 09月30日 (木)
もう10月!早いものです・・・・先週金曜日、パーティ内での夏活動

報告会を行いました。だいぶ涼しくなってしまいましたが、じっくり

ひと夏の自分を振り返る・・・ということで(^_^) 

国際交流参加組だけでなく、パーティ全員が、この夏自分の頑張った

ことを皆や保護者の方々の前で発表しました。ラボの活動が基本ですが

その他のことでもOK、ひと夏毎日練習して、バレエの開脚ができるよ

うになった、という子もいました。

みな経験からくるスピーチなので、つたなくも自分の「言葉」で語って

くれ、なかなか良い報告会でした。黒姫キャンプに参加した中1のMar

は、5班の韓国ユースとの交流について、「今までは、ロッジが一緒だな

~、くらいだったけど、今年は韓国のこととか少し分かるようになって

今までとは違う感じがした」・・・・と語ってくれました。とても

シャイな彼女、毎年真面目にキャンプに参加するうち、自分の変化を

自分自身で感じ取った、という感触を受けました。自分で気付く、この

一見小さいけれどものすごく大きな一歩を 確かに踏み出した彼女、

この先が楽しみです。

また、野外活動、小4のR君は「来年、黒姫登頂隊に参加したいです」

と皆の目で宣言?してくれて、拍手喝さいを浴びました。報告だけじゃ

なく、来年の抱負まで語ってくれて、実現したら嬉しい!!Tです。


又、今年は小学生ボーイズ2人に、素語りをしてもらい、会に花を添えて

もらいましたよ! H君は "Inch by inch"=ひとあしひとあし

R君は "IN THE NIGHT KITCHEN"=まよなかのだいどころ。

二人とも素語りは、初めて。緊張しながらも、よく頑張りました。

まだ英文がよめない年代ですから、CD聴いたとおりの発音、イントネ

ーションで、きれいな英語です。もちろんパーティの後、残って練習を

重ねてきた成果でもあります。二人が喜んでやったとは思いませんが

私からのプレゼントのつもりです。いつかこのお話がヒョイと彼等の

英語の中から顔をのぞかせる日が来るでしょう。そのとき初めて

素語りの意味を知ることでしょうが、それでいいのだと思います。

いずれにしても二人とも自分の選んだお話が、素語りに取組む前と比べ

すごく特別な、大好きなものに変化していたことは、間違いありません


地区合宿実行委員に初めて参加した中3のStも、忙しい日々、たくさん

の時間を費やしてくれ、「やっぱりやってよかった。いろんなパーティ

のラボっ子と係わることができて、それがすごく自分に良かった」と

彼の心からの言葉で言ってくれて、ひそかにジーンとしました。


さて、ホームスティ経験組の中2ガールズ。アメリカ・オハイオ州へ

行ったKdeと、カナダ・ケベック州へ行ったAna、二人の話は興味

が尽きないものでした。それぞれ全く違った体験をしてきて、改めて

ホームスティは100人が100通りの体験をするという事を実感しました。

Kdeのお家は、とても田舎で大きな裕福なお宅。リビングにグランドピア

ノ、敷地内にプールという恵まれた環境で、彼女の望んだとおりホスト

ファミリーは皆音楽が大好き。彼女も音楽を通じて有意義なスティを

体験してきたようです。ミュージカルをみにいったり、ピアノのレッス

ンを受けたり、ホストと連弾したり。積極的に話しかけてきたようでし

た。独立独歩に磨きがかかったような彼女をみて、一安心。

カナダ、モントリオール近郊にいったAnaは、都会で、小さいながらも

4軒ものお家を近所で持っている、保育園を経営しているご家庭。

冬季オリンピックの開会式でも記憶に新しい、移民の国らしく彼女の

ホストファミリーはフィリピン系カナダ人。忙しいマムを助け、ホスト

と二人、保育園のお世話を手伝ったり。ホストとの楽しみは日本のアニ

メをず~っと二人で見たり、絵を描いたりしたことだそうです。

ご飯は、細長いお米を毎日のように食べられたよ、とケロリという彼女

を見て、「たくましくなったなぁ~」と感じました。ご家庭の感想は

様々でしたが、二人のお母様にもスピーチをいただいて、共通して

述べられていたことは

「若いうちに、是非一人で日本からでてみるといいですよ!」という

メッセージだったことが印象に残りました。

「日本を一歩でて、外から見ると、日本がみえてくる。自分がみえてく

る。その視点がとても素敵なこと」とAnaママの言葉に深くうなずく私

でした。その経験をする為に、ホームスティに参加するといっても

過言ではないとおもいます。

*******************************

そんなこんなで、充実した夏を送った子供達。ホームスティ組は、

ジャンプ!!の夏でしたが、他の多くの子にとっては、地道な毎日の

積み重ね。もちろん私にとっても。ホップ、ステップ、ホップ、ステッ

プ・・・・その延長の上、そしてようやくマイPにとって、待望の新し

い仲間がふえました!小4男の子、なおや君です。みんな仲よくしてね

小学生ボーイズの喜びようといったら! ホント彼等に仲間をふやして

あげられて良かった。これからもホップ、ステップ、ホップ、ステップ

の秋です。
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この夏旅立つ子達へ・・・P壮行会 07月17日 ()
いよいよ国際交流の出発日が迫ってきました。今年度私は、地区の

事前活動(ホームスティに行くまでの準備活動)の担当でした。

といっても、36人もいる地区の参加者の為、担当も3人ついたので、

私はお手伝い、というかんじです。マイPからも中2のガールズ2人が

それぞれアメリカ・オハイオ州と、カナダ・ケベック州に旅立ちます。

思えば、昨年暮れごろから、時には叱咤激励しつつ、彼等の成長を見守

ってきたのでした。それは、見守る機会を与えてもらった、と言い換え

てもいいかもしれません。大切にそれぞれのPで育てられてきた子達。

どの子も個性豊かで、そして思春期特有の照れと、反抗がない交ぜに

なり、時には斜めな目線で、時にはすがるような目つきで、担当の

私達を見つめてきました。そこにはラボが目指す「ひとり立ちへの旅」

への軌跡がはっきりと現れているようなきがします。


この15日には、川崎市庁舎へ、恒例の表敬訪問にも行ってきました。

先輩のテューターたちが、作ってくれた大事な行事です。市長には

お目にかかれませんでしたが、総務部総務局長という方が、立派な会議

室で、お話してくれました。参加した子供達は、皆、英語できちんと

自己紹介し、行き先を延べ、あちらでの豊富を語ることができました。

皆、滑らかで、緊張しながらも自信にみちて、今までで一番立派に見え

ました。普段見慣れぬ制服姿なのも、彼等を大人っぽく見せてくれたの

かもしれません。先方も、感心してくださいましたよ!私も心ひそかに

感動していました。ラボっ子てすごい。堂々としていました。

やはり、ラボの国際交流は、草の根外交というか、将来の国際平和に

必ず役に立っている、と実感した一日でありました。

********************************
翌日は、マイPの壮行会です。私が事前活動担当のせいもあり、

細かいところまで目が届いてしまうせいか、お尻をたたく?ことも

多々あった道のりですが、二人とも私の想像した到達ポイント以上の

所までいってくれたなぁ・・という感じです。Tばか、かな(笑)

小学生、兄弟、お母様たちにも参加いただいて、すこし晴れがましい。

Pの中なので、自己紹介、行き先・ホスト紹介もたっぷり英語でして

もらい、自分の抱負も全て英語で。その後小さい子にも分かるよう日本

語で。いくら練習してきたとはいえ、中2でこれだけしっかり英日プレゼ

ンテーションできる子は、そうざらにはいないでしょう。まして

まだ出発する前ですから・・・

その後のアルバム紹介も、堂に入ったものでした!忙しい中、頑張った

様子が手に取るようにわかります。それぞれ個性が出ていてかわいい。

素語りも、最後まで綺麗な手作り絵本とともに上手に語ってくれて

私はようやく胸をなでおろすことができました!!

アルバムも素語りも大切ですが、一番大切なのは、心構え。一朝一夕に

は身につかないからこそ、事前活動という長い時間が必要なんですよね

スマイル、サンキュー、アイコンタクト、プリーズ・・・・STEP

とうるさく言われ、でもそんな中で子供達はとても大切なことにちゃん

と到達するようです。「相手から何をしてもらうか、というより自分が

相手に何をしてあげられるか」・・・・思いやる心、自分から動く姿勢

このポイントは、言われただけで身につくものではないようです。

そこまで行けば、大丈夫。きっと良いホームスティが送れるはずです。

思えば、Kdはまだオムツが取れたばっかり?というほど幼い頃からの

つきあいで、Anも小学校4年頃までは「絶対ホームスティになんか

行かない!!」と言い張っていた少女でした。それが、いつの頃からか

「行ってもいいかなぁ~」となり、昨年意志の確認をしたときには

「絶対行きたいです」になっていました。お家の方のフォローももちろ

んですが、パーティの先輩を見てきたことが、やはり「チェンジ!」の

引き金だったのでしょう。Kdは、姉を見ていつかは・・・と思って

いたのでしょうが、紆余曲折しながらの道のりでした。

長い長い道のりの、このホームスティは通過点に過ぎないかもしれませ

ん。でも、大人になって、歩いた道を振り返ってみたとき、大きなポイ

ントになっていくことは、間違いないでしょう。


そんな彼女達に持たせた手作りのお土産は、今年は、

Pのお母様たちの手を借りて5円玉付きリボンレイ(ストラップ)

でした。お忙しい中、お手伝いいただいたお母様たち

本当に有難うございました。

それから皆で寄せ書きをした手ぬぐい。今年はラボランドの手ぬぐいに

したところ、書き込む子供達もなんだか嬉しそう。このロッジに泊まっ

た、とか、ここはこうなんだよね、とか。でも、書きあがったものを

見て、思わず涙腺が緩むテューター。

この寄せ書きは、ホームスティ中もし、つらいことやしんどいことが

あったら広げてみてね、というコンセプトで書いていますが・・・・

そこには、二人を思いやる、マイPのラボっ子の暖かい気持ちが溢れて

いました。お母様達にも書いていただき、益々心温まる一枚になりまし

た。これを二人にプレゼントして、「いってらっしゃい!」のエール

を送りました。

本当に本当に無事で、たくさんの経験をつんで、笑顔で帰ってきますよ

うに!

冬から始まった事前活動は、春を越えて、今まぶしいほどの真夏の

日差しの中、飛行機雲を残して、本番のホームスティへバトンタッチ

です。オハイオ州、ケベック州引率の皆様、どうか宜しくお願いいたし

ます。そして、たま川地区の皆、気をつけていってらっしゃい!!

夏の終わりに、日焼けした元気な笑顔で会えること、楽しみにしていま

す。
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海の楽隊**ハーモニーオブマイP・2・発表会 2 05月03日 (月)
5月のさわやかな天気が、心までカラッと気持ちよくしてくれますね!

心穏やかにゴールデンウィークを迎えられるのも、去る29日に無事に

発表会が終ったからだと思います。

保護者のみなさまには、御協力本当にありがとうございました。

また、関係各位の皆様・・・テューター、事務局、劇場関係者の方々、

ラボっ子実行委員・・・大変お世話になりました。

改めて感謝いたします。ありがとうございました。


さて、朝一番の発表は、実は初めて。ちょっと心配していましたが、

引率してくれた大1のAyが、子供達の声だしをしてくれて、すこし気分

もほぐれて会場入りしてきました。


舞台の上で、中2のAnがパーティ紹介してくれて、円陣組んでのスター

トです。今年は、今までになく少ない人数での発表で、見ている御父母

の方々も正直なところ、「大丈夫かしら」と心配なさっていたようで

す。

私もそんな空気をひしひしと感じていましたが、子供達と一緒に

合同練習をくりかえすうち、「今のパーティの力を最大限に活かせば

きっと納得のいくテーマ活動ができる」と思うようになっていきました


実際、子供達はよく答えてくれて、よく頑張ってくれたと思います。

細かいことは、色々あり、改善点も課題もたくさんあるのは承知ですが

やっぱり、子供達の力はすごい。本番が一番良い出来映えだったと思い

ます。

頂いた嬉しい感想には、「このまとまりはすごい」「みんなよくライブ

ラリーを聞き込んでいるのが分かる」「一致団結している」「海が見え

る」「音楽が聞こえてくる」・・・などなど温かい言葉がたくさんあり

皆さん優しいまなざしで見てくださっていることが大変嬉しかったです


そう長くはないお話ですが、ここまでこぎつけるのはやっぱり大変でし

た。子供達は、部活に学校、委員会、塾、野球、ピアノ、バレエ・・と

超のつくほど忙しい毎日を送っているので、皆が全員揃ったのはなんと

本番だけでした!!でも、合同練習も早退・遅刻・欠席の分を皆で

補い合い、本当にチームワークよく、いない誰かを非難することなど

これっぽっちもなく、カバーしあってやってきました。


その成果がおそらく、見ている方々にも伝わり、チームワークのよさ

として認めてもらえたのでは、と思います。


子供達の表現方法は、確かに大人の目から見れば、もっとこうすれ

ば・・・と思う点もあるのですが、彼等のやり方を最大限尊重しつつ

自分達自身で「ここはもっとこうすればよかったかも」と気がついて

欲しいと願っています。その意味では、発表会の感想は、大いに啓蒙

の役にたっていて、励みにもなり、又、気がつかない事を反省する材料

にもなって、ありがたいことです。

見てくださった方々、感想を書いてくださった方々、本当にありがとう

ございます。


マイPは、人数が少なめの分、話し合いの際には、全員が必ず口を開き

みんなで「ああしよう」「こうしたらもっといいんじゃない」などと

ひとつのことでも全員のコンセンサスをとって、前に進みました。


今回のラストシーンなどは、まさにそのあらわれでした。動いては

意見を出し合い、又動いては意見をいい・・・・小さい子だって黙って

いませんでした。おかげで、皆「自分が意見を出してかかわった」と

いう意識を持って、発表会に臨むことができたのが、とてもよかった気

がします。何より全員、ライブラリーをよく聞きこんでくれました。

子供の年齢によって、ボキャブラリーは違いますが、全員がこのお話を

理解して動いていたと思います。


綺麗な音楽の多い、不思議なお話でしたが、ライブラリーって、英語も

日本語も、そして音楽もどれもすごく大事なんだって言うことを子供達

が体の深いところで理解してくれたのが一番の収穫だったと思います。

1人ではできない、パーティ全体で(Tも含め)一致団結してひとつの

物を作り上げていく大変さと、やりがい、そして達成した喜び・・・



この経験が、次のステップに、直ぐにはつながらないかもしれませんが

こういう経験をしたことのある子供には、やはりそういう経験のない

子供より、何かが(心、なのか、感情なのか)深く広がって残る事は

間違いないと思います。ラボのテーマ活動って、子供を体幹から育てて

て、太くてしっかりした力を見につける、遠回りに見えるけれどまっと

うな道だとすごく思うのでした。


今回、中2以上は、剣道の段審査を午後に控えていたKh以外は、

みな実行委員をやってくれており、

特に高3のRiは、午後の部の司会!をやってくれました。小さいときの

彼は、人前に立つのが好きではなかったほうでしたが、こんな大役を

勤めるまでに成長してくれたのも嬉しかったです。

かわいい中2トリオが、中学生活動の紹介で、恥ずかしいという衣を

脱ぎ捨てて、お茶目な姿を見せてくれたのも、中3Stが、ホームスティ

の経験を生かして笑えるスキットをこなしていたのも、笑ながらとても

ハッピーな気持ちになりました。成長を実感しつつ客席に座っていられ

る・・・こんな幸せな時間をプレゼントしてもらえるのもテューターの

特権でしょうか!?



発表会が終った後なので、ちょっと幸福な気持ちに浸っているのかな、

厳しい現実(パーティでは、新しいメンバーも増やさなくっちゃ!とい

う)にも、これから前向きに立ち向かっていけそうです。

本当に皆さんありがとうございました。ここまで読んでくださって

ありがとうございました。

これからも黒岩パーティ、前進あるのみ、です。よろしくお願いします
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海の楽隊**波に託す想い 04月22日 (木)
4月というのに、寒い日や、夏のような日々が交互に訪れめまぐるしい

お天気。今日は雨。でも、4月の雨は、5月の花盛りをもたらしてくれる

から、我慢しなくちゃ。体調管理と体力の向上に、このところ時間さえ

あればプールにかよっています。

遠足が終り、合同練習も回を重ねてきたマイP。途中、クラリネットを

大1のAyがもってきてくれて、皆で触ったりしましたが、やはり

「江ノ島効果」は、大きかったようです。


嵐のシーンでの、波が荒れ狂うところ等は、今まで何度声かけしても

一直線に、つまりお互いが並行に移動しがちでした。ところが・・・

「波は同じ方向だけじゃないよ」と言い出し、(それって何度も

テューターが言ったよね・・)、「船にぶつかってお互いにぶつかる」

と言い出し・・・(だから、それもテューターは言ってたでしょ!?)

あぁ、体験ってすごいと改めて想いました。

********************************

今まで、子供達に敢えて任せてきたセリフ。船の乗組員の誰がどのセリ

フを言うのか、とか、クジラはどのクジラがどのセリフなのか・・とか

本当に、子供達がこうしようと言うまで、我慢して黙ってきました。

ここにきてようやく「僕は、このセリフがいいたい」とか、「このセリ

フはこのクジラでしょう」とか、やっと個性が際立ってきました。

はぁあ~っ、良かった、我慢してて。ほおっておいたら、まさかの

全員斉唱?になるところ。それでもいいや、と腹はくくっていたのです

が。

このお話は、含むところが大きいせいか、私も子供達も例年より

自由でのびのびした気分で取り組んできたような気がします。

というより、のびのび自由なテーマ活動の本来の意味を問いかけてくる

ようなお話なのだと、解釈するようになりました。

最後のシーン、世にも不思議な音楽が波間に漂う・・・・江ノ島の海と

水族館の海の生き物から何を感じたのか、子供達は真剣に話し合い始め

ました。彼等の言葉で表したものはこんな感じです。

『海の上と、海の中の間(=あわい)を表現したい。波が深い

深い海の中から湧き上がってくる。その波が、海面の上をキラキラしな

がら転がっていく、まるでメロディがポロポロと流れて行くように』


う~ん、なるほどね。私の思惑とは少し違ったけれど、彼等の想いは

分かる気がしました。波が表面的なものではないことあたりに、

少しだけ「江ノ島効果」があったかしら。ともかく子供達がみんな

意見をだしあって、イメージを共用しようとする姿こそが、「遠足」の

成果かもしれません。

ラボのテーマかつどうは、不思議なもの。ダンスを専門に習っているわ

けでもないのですから、彼等の想いがどの程度見ている方々に伝わるか

分かりません。でも、少なくとも大きい子から、小さい子までが

同じ想いを抱きつつ、マイPの「海の楽隊」のメロディを奏でようと

していること・・・・このことこそが発表会に向かう大きな意義だと

想う、この頃の私です。
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海の楽隊**江ノ島遠足 04月07日 (水)
2日の金曜日は、強い風で、春の嵐だったけれど3日の土曜日、

よく晴れた空の下、パーティ遠足にいってきました!

実は、遠足の前、1人で下見に行って、江ノ島を堪能してきたせいもあり

今回子供達には見せたいものがいっぱい!地区のOテューターから、

「ここがおもしろいわよ~」といろいろ教えてもらっていたので、

あれもこれも経験させたくて、一番うずうずしていたのは私でした。

一日お預けを味わった皆は、私も含めて、やる気満々、集合時から顔が

耀いていました。

鷺沼から片瀬江ノ島まで、1時間ちょっとの道程です。意外と近い。

しかし、リゾート気分が味わえる「江ノ島」って小さい頃からちょっと

特別な憧れの響きを持つ島です。

10時到着、藤沢にお引越しした、小2と小4の姉弟君たちも一緒に参加

してくれて、ますますにぎやかになりました。

江ノ島は、江戸時代から弁財天を詣でに、やっぱりリゾート気分で

江戸っ子たちが大勢訪れてきた場所です。今でも弁天様の像は有名です

が、私達の遠足は、弁天様にはちょっと手を合わせてごあいさつして

早速水平線を見るために頂上へ。有料のサミュエル・コック園には

大きな展望タワーも在りますが、わざわざ登らなくても亀ヶ岡広場から

わぁ~っと広がる水平線を見ることができました。海の楽隊の、オープ

ニングのイメージです。子供達は、空を舞うとんびに気をとられたり、

走り回ったり。でも、この景色、皆と一緒に見たかったので、とっても

満足。そのまま島の裏側まで一気にクネクネ細い階段を下っていくと

突然目の前にうわっと海が迫ってくるポイントがあります。子供達も

思わず「ウワ~ッ!!すごい!」と大歓声。ついさっきまで足元の下の

ほうだった波が、急に目の前の高さに来る、起伏にとんだ地形は、中々

味わえません。稚児ヶ淵という岩棚が、自然の遊び場を作っているので

す。磯遊びの前にもうひとつのワクワク。それは岩屋の探検です。

有料ですが、自然の浸食でできた洞窟=岩屋のなかを歩きます。ポイン

トは、小さい板に立てて、灯が消えないよう、和紙で囲ったろうそくを

それぞれが手に持って暗い中をソロソロと歩くのです。まるでトムソー

ヤの探検みたいに・・・・短い距離ですが、第一岩屋と第2岩屋があり、

その二つを繋ぐ橋から見る海の景色も、素晴らしい景色でした。これも

子供達と一緒に見たい海でした。始めは怖がっていた子も、みんなと

行く!と一緒に冒険。きっと心に残ったことでしょう。

その後は広い岩棚で、磯遊びです。濡れても良い靴に履き替え、皆

すっ飛んでいきました(笑) 干潮で、磯溜りには、色々な生物がいまし

た。小さなミクロの世界に浸って、フト顔を上げると、ド~ンと大きな

波しぶき。あれていなくても、太平洋から来る波ですから、迫力です。

波の音と、子供達の歓声、それがなんともにぎやかで、海水も温んで

いて、本当にのどかで楽しいひと時でした。楽隊がにぎやかに演奏して

いるのはこんな空の下かしら、と思うようなお天気。少し日に焼けまし

た。稚児ヶ淵から、帰りは船です。一気に弁天橋の袂まで、10分ほどで

海路を戻ります。これも子供達と一緒に乗ってみたかったので、船が

運行していて良かった!小さな船なので、波次第で直ぐ運休になるそう

です。お昼は、江ノ島の入口で、優雅に?テーブルとイスを独占して

お弁当。ソフトクリームもたべました~!自分のしたい事をみ~んな

子供達と一緒にかなえている気分でした。

さて、まだ遠足は終りません!徒歩5分にある、新江ノ島水族館へGO!

********************************

この日は神奈川県民入場料半額、というので、ラッキーでしたが、すご

い人出!春休みだし、仕方ありません。でも、それほど待たされずに

入館できました。バディをくみ、はぐれたら、出口に何時に集合、と

みんなで自由に見回りました。大水槽に泳ぐ海がめと、サメ、エイの

悠然とした姿に見とれ、水中で自在に方向を変え、まるでオーロラの

ような動き方をする魚柱を飽きずに眺め・・・・いつしかまるで子供と

同じように見入っている自分がいました。大きな水槽の下から眺めると

さっきまで荒っぽく寄せては返していた波の音も、全て静寂の中という

不思議な感じになりました。海の上から波を見下ろすのと、海の中から

上見上げる、どちらの視点も経験でき、私の頭の中は、海の楽隊の音楽

で一杯に。すると子供達も同じように思ったのか、いつしかだれかが

魚たちを見ながら、メロディを口ずさんでいるではないですか!

あ~、そうよね・・・今私達は同じ物を見て、同じイメージを共有して

いるんだ・・・・今、何も言葉では説明しなくても、頭の中がつながっ

ているんだ・・・・とすごく強く感じました。

大きなチューブの下から上を見上げると、頭の上をサメが泳いでいきま

した。それを見上げる私と中3のKh。前回話し合いの最中に出てきた、

「光りが差し込む海の中から、水面のほうを見上げているイメージ」

とだれかが言った言葉を 私達は同時に思い浮かべていたに違いありま

せん。私がKhに「あの下から見上げるイメージだね」というと

「うん、それを考えてた」・・・私達の中に「海の楽隊」のお話が

確実に根付いていました。「いくらみててもあきないねぇ」という水族

館も、イルカのかわいい姿を堪能し、実際のサメに触って見る体験をし

て、ようやく帰途に着きました。みんな満足そうです。

ひとつのお話を通じて、いろんなものを見聞きし、それを頭の中で

イメージとして膨らませる・・・それをみんなで共有していく・・・

この遠足も、マイPの宝物になりました。みなさま御協力ありがとうご

ざいました。

次回の合同練習、どんなイメージが出てくるのかすごく楽しみです!
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海の楽隊**明日天気になぁれ!! 04月01日 (木)
海の楽隊に取り組んで、2ヶ月がたちました。

昨日も合同練習がありました。オーケストラって見たことはあるけれど

・・・名前は知ってるけれど・・子供達にとっては、殆ど触ったことも

ない、楽器がたくさん出てきます。

そこで、吹奏楽部に入っている、新中2のKdが、大きなトロンボーンを

持ってきてくれました。

しかも、皆に吹かせてくれたのです。彼女の教え方も上手で、

「最初にこうやって唇を震わせるんだよ」と、ブルルルル・・・・

「次に、片手でブイサインを作って、唇にあてて。そして、さっき

やったみたいに唇をふるわせてみて」・・・・・・brrr・・・

私も含め、みんな好奇心一杯で、教わったとおりに、マウスピースで

音を出してみました。結構難しい!!

次にマウスピースをトロンボーンにセットして・・・・

さぁ吹いてみよう!! なかなか音の出ない子や、普段とは打って変っ

てスムーズに音の出る子、始めはよくわからなかったけれど、直ぐに

コツをつかんでくる子・・・・皆の、別な一面を発見することができ、

とっても楽しい経験となりました。

私は、といえば、みんなの期待を裏切って?ちっとも上手に吹けません

でした~(^ ^);

でも、スライドさせて音を変えたり、管を切り替えて、音を変えたり、

みんな、カッコウだけはトロンボーン奏者になりきっていました(笑)


ラボパーティは、いろんな子供達が集っているからこそ、こんな風に

普段の自分の世界だけでは接点がないようなことにも 壁を軽く飛び越

えて遭遇できるのですね。改めて、子供達一人一人の持つ大きな輪が

寄り集まってパーティになっているんだなぁ・・・・

これってまさしく、海の魚達のハーモニーだなぁ・・・・・と思ったの

でした。

リーダーは、中3のStと、高3のRiのボーイズに任せ、私は少し離れ

たところで皆の話を聞くように努めました。なるべく口を挟まぬよう、

子供たちだけでディスカッションが盛り上がるのを見ていました。

すると、最後のシーン、海に不思議な音楽が漂うようにながれる・・・

というところを 熱心にイメージを出し合い始めました。皆、人の話を

きちんと聞きつつ、どんどん自発的に発言し、意見のやり取りが

見事にキャッチボールになっていて、「皆成長したなぁ・・・」と

感激です。


彼等のイメージは、私の想像をポーンと超えてとってもユニーク。

この日は、かねてから懸案のラストシーンを動いてから、2回全部通して

やってみました。聞けば聞くほどこのお話、よくできています。

今日は、小4のTkちゃんが、目を見張る進歩を見せてくれて全員

嬉しいビックリ。今まで英語になると、自信のなさからかモヮモヮ~と

発音していた彼が、突然はっきりと、しかもものすごく大きな声で

サメのセリフを感情を込めて言い出したのです!!

あぁ、こういう日が来ることを信じて待っていた甲斐がありました!

彼の場合は、振り返ればクリスマスパーティで、小さな芽吹きがあった

ような気がします。そして、今、確かな若芽として、皆にみとめられ

ほめられて、まさしく伸びていくばかりになったのでした!

彼のようにある日突然、の子もいれば、行きつ戻りつ、自然と気がつい

たら若木になっていく子もいる事でしょう。


練習の帰り道、前日スプリングキャンプから帰ってきたKhを含めて

中学生4人が、楽しそうにおしゃべりしながら、何か相談をしているのを

見て、ふとついこの間まで、お母さんのお迎えを待って、バラバラに

帰る小学生だった姿がオーバーラップしました。

あぁ・・・本当に大きくなったのだ~、こんなに成長してくれてんだ~

高校生の下の、第2世代がささやかだけれど確実に育ってきたことを

実感し、胸が熱くなりました。

少ない人数だけれど、ハーモニーの層が広がってくれて、テューターは

このお話の持つ、広い深さを表現できたらいいなぁ・・・とひそかに

熱い期待を抱いています。

江ノ島に遠足に行って、パーティの一体感を深め、イメージをより深く

してくるつもりです。明日天気になぁれ!!
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海の楽隊**ハーモニー オブ マイP 02月25日 (木)
1月はいく、2月は逃げる・・・・昔の人の言うことは正しいなぁ・・・

あっという間に2月も終わりに近づきました。ご無沙汰してしまいました

黒岩パーティ、ただいま4月29日の たま川地区の発表会に向けて

始動しています。

今年取組む物語は「海の楽隊」。私が子供の頃からあるお話で、

よく親しまれている絵本ですが、今見てもすごく新鮮です。

もちろん絵本だけが新鮮なのではなく、物語も、何度聞いても飽きない

不思議な魅力に満ちています。そういうときに、改めてラボ・

ライブラリー(物語)の持つ力を実感します。

英語と日本語で、何も小道具を使わず、物語を体で表現すると

いう事は、改めて考えてもすごく奥の深いことだと思います。

どんな世界でも飛んでいける。海の中でも、上でも、自由自在です。

今回は海に住む生き物達が、船を救った御礼に、憧れの

オーケストラの楽器を分けてもらい、海の中で不思議な

メロディーを奏でるようになる・・・・という幻想的なお話です。

何度か動いた後に、高校生が

「このお話ってさぁ、小さい子にとっても、分かりやすい話だけど、

よくよく聞くと深~くも表現できるよね~」

としみじみ。ホント、それこそがこのお話の素晴らしいところです。

とは言え、実際出てくるオーケストラの楽器を弾いたことのある子は

数少ない。大きい子は、吹奏楽経験者も何人かいるのですが・・・

何も小道具使わない、といっても音を出す楽しさは実感してみたい。

そんなわけでいろいろ楽器を持ち寄ったり、作ったり。作るほうは

小さいペットボトルに米やらマメやらを入れて、マラカス?のような

ものですが。

あとは、うちにたまたまあった、ケルトミュージックなどで使う

小太鼓 BODHRAN(アイルランドの最も旧い楽器のひとつ、

直径50センチくらいの、片側だけ皮張りの太鼓)を引っ張り出したり。

これは「エメリアンと太鼓」のときも大活躍しました・・

100円ショップで買った、(以前クリスマスにあげた)オカリナが

出てきたり・・・ケルト笛や、もちろん、学校で使うソプラノ

リコーダーやハーモニカ、鍵盤ハーモニカ、鈴など、まるで

お遊戯会の練習?!のようなにぎやかさ。みんな楽しそうに音を出して

います。思う存分楽しんで、「気持ち」を体感してもらうことが

まずは大切。でもでも、そこで「あ~楽しかった!」で終って

しまったら、先につながらないのです。その体験をどう膨らませて

子供達の心の中に「本当のエッセンス」としてポトンと落ちていくか

が、ラボのテーマ活動の真髄なんだと思います。

でも、子供達は無意識に体得して、いつのまにか・・・・

なんですけどね、何時も。

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今は、まだ、その過程を楽しんでいる最中。

太鼓をたたいて、大きな音を出しすぎて

「うるさくて皆の音が聞こえないよ!」といわれたRちゃん。

「太鼓は大きい音が出るから、もっと回りの音を聞いて、皆と

あわせて叩かなくっちゃ」。そんな意見が自然に出てきます。

みんなで作ったマラカスを、じゅうたんの上で転がしてたH君。

「ねぇねぇ、ほら波の音がするよ!」・・・うわぁ、ホントだ!!

テューターもビックリです。そのH君、おはなしの最後に

「この世ならぬ、不思議な音」という表現に

「いいなぁ~・・・聞いて見たいなぁ・・・」と独り言。

こういう感性に触れるとき、テューターはものすごく感動します。

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「Bang,bangっていってるけど、これって何の音だろう?僕は打楽器だと

思うけど」・・・・大人なら「あぁ」ってかたづけてしまう

オノマトペも、初めて聞く子供達は一つ一つが新鮮で、

「これは○○の音だ」「これは○○だ」・・・・ってテーマ活動の友

にかいてあるんですけどね。子供はそんな注釈はお構いなし。

英語も”It's wonderful, just wonderful"って、クジラの言う

とおりに言ってきます。直ぐいろんな場面で応用するようになって、

普段の会話でも、このフレーズが一番よく出てきています。

でもおかしいのは、その言い方はいつでもクジラの声音なところ(笑)

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自分達の頭の中にある音を出すのは、プロでも大変なのでしょうが

子供達は、頭の中にクリアーな音楽を描いているわけではないのに、

「世にも不思議なメロディ」を身体中で、いや心まで総動員して

表現しようとしています。

まだ、それぞれのイメージがバラバラで?ハーモニーになるのは

だいぶ先のようで(本当にハーモニーになるのか?!)すが

大海原にたゆたう、船のように、波のように、メロディが生まれて?

それがハーモニーになりますように!
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子供達からのクリスマスプレゼント☆ 12月24日 (木)
みなさま、Merry Christmas!!

昨日は、ささやかながらもマイPのクリスマス発表会でした。

今日は、その余韻にひたりつつ、一日早かったプレゼントの幸せをかみ

しめているところです。

今年、会場は、近くの小学校のホールを貸して頂き、何時もより広いス

ペースで、のびのびと動き回ることができました!

公立小学校なので、どんな団体でもOK、というわけではなく、マイP、

ひいてはラボ・パーティそのものが、市に認めて頂いたということにな

り、ラッキーな事として感謝しています。


そんな中、子供達の取り組みは・・・・・というと・・・・

キディクラスは、『まよなかのだいどころ』。今、二人のグループなの

で、私も一緒にパンやさんをやりました。本当はもっと大勢でやりたい

な~。でも、二人とも素語りのように、音楽にあわせてぴったり英語も

日本語も言ってくれました!これには、見ている大きい子達も驚いた

様子。このお話、本当にリズムが大切。だからこそ、真っ白の状態の

キディさんならではの、CDどおりの語りになったようです。

お家での聞き込みの御協力に感謝するとともに、「黄金の耳」、とはま

さにこのことだと、感激しました。終ったあと思わず3人で固くハグ。

達成感~!でした。

小学生グループは、『おむすびころころ』。直前で、役が変わってしま

った小3のRちゃんが、ものすごい頑張りを見せてくれて、すごく楽しい

「じさま」をやってくれました。同じく小3のTちゃん」も、おむすびが

ころころころりんとネズミ穴におちるところで、今まで見たこともない

動きを披露してくれて、ビックリ!!子供ってどうしてこんなにすごい

アドリブをしてくれるのでしょう!今までの練習は、み~んなこのとき

のためだったのね、と改めて感激。H君もすごく楽しそうに餅つきの歌

を歌うし、Hちゃんは、かわいい声でネズミのセリフを全部カバーして

くれるし、Mちゃんはナレーションのみならず、場面全部を把握して

みんなをさりげなく誘導してくれるし・・・・やってる皆が楽しんで

いるから、見ている皆もすごく笑いが一杯の楽しいTAになりました。


中・高・大生の『スーホの白い馬』は、直前にリハをするつもりが

皆がなかなか揃わず、仕方なく場立ちのみでの本番でしたが、それにし

ては堂々と、広さを生かして大きなモンゴルの草原を表現してくれまし

た。スーホのAちゃん、本番ではスーホになりきっていて、感動しました

競馬のシーンも迫力でしたし、殿様の傲慢ぶりも、矢が刺さってまで

必死で逃げる白馬も、よかった。白馬の死ぬシーンは、思わずうるっと

しました。

楽器の音色など、抽象的な表現も、見ている人たちにはきちんと伝わっ

たようで、終わりの会のときに、「どうやっったらああいう表現が出て

くるのでしょう?」という、お褒めの言葉もいただきましたね。

テューターも、音楽CDを操作しながら、胸がじ~んときました。練習の

時は、正直一度もじ~んと来たことはないのに・・・

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発表のあとのティータイムでは、見に来て下さったお母様、お父様、

おばあ様たちから温かい言葉をたくさんいただきました。

それらも私の心に温かい雨のように染み渡りました。英語も昨年に

較べてどの子も格段の進歩ですね、というご指摘も嬉しかったです。

表現力も春の発表会に較べてさえ、本当に見違えるようです。


今。終ってからゆっくり考えると、どの子も、みんなその子なりに、

発表会に対して真剣に向き合ってくれたんだ、と実感しています。

しかも表面的ではなくもっと深いところで、心を合わせてひとつのお話

に取組み、イメージを共有し、彼等なりに、空間にまるで3Dのように

物語を織り成してみせてくれたんだ~と思います。

彼等のその心意気が、努力が、本当に健気で・・・

私は、それをみ~んな受け止めていいんだ~、その幸せを享受していい

んだ~!! しかもその幸せをその場にいた皆と共有できるんだわ~!

これってすごく大きな大きなプレゼントですよね!!

皆、すっごく素敵なクリスマスプレゼント、ありがとう。

テューターは、そんなすごいプレゼントはできないかもしれないけど、

来年もみんなの横にいて、一緒に歩いて行こうと思っています。

みなさま、本年も本当にありがとうございました。

どうか良いお年をお迎えください!!

来年は、もう少しパワーアップして行きたいと思っています。

来年もどうぞよろしくお願いします!
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"We shall over come" 12月10日 (木)
7日の月曜日は、横浜YWCAで、木島タロー氏のワークショップが

ありました。スプリングキャンプに続いて、今年2回目のWSでした。

とても楽しみにしていましたが、その予想を裏切ることなく、とても

楽しく、元気の出るワークショップでした。そこで歌ったのが

"We shall over come"・・・・・全く今年の私にとって、こんなに

ぴったりくるフレーズはない!と思いながら(おそらく参加なさった

方々の多くがそう思っているに違いないのでは?・・)歌いました!

そう、いつか。きっと乗り越えていけるさ。Laboを続けている限り。


なんだかすっきりしちゃったマイP。それでもクリスマスの発表に向けて

力をあわせて頑張っている最中です。

キディのHtちゃんとAoちゃんは、In the Night Kitchen に取組んでい

ますが、聞き込みがものすごく良くて、素語り状態で動き回っています

ぜ~んぶいいながら楽しそうに動く様子は、まさに理想的。

このお話、英語はなんとワン・トラックしかないのに、音楽CDがとても

複雑。人数的にテューターもTAに参加するとなると・・・ここはMisia

の出番です。彼女は来春卒業を控えて、このクリスマスパーティが最後

の発表会になります。いつもこんな風に縁の下の力持ちでいてくれて

ありがとう、という気持ちです。

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そして小学生のピーターパングループ。メンバーの一人欠員を皆で

補うべく緊急ミーティング(?)。すでにキャストもナレーションも

決まっていたので、皆で一生懸命考えました。すごく嬉しかったのは

小4のHs君がいつになく真面目にアイディアを出し、リーダーシップを

発揮してくれたこと。『いつのまにこんなに成長したの?!』と内心

驚くほど。いつもはボーイズ同士、お互いふざけあってばかりだった

のに・・・・

グループ全員で立ち向かうピンチに、彼のリードのもと、皆が一丸と

なってまとまった瞬間を目の当たりにしました。おかげでその後、

20分足らずの”Riceball Roll”を45分以上もかけてじっくり

うごきました。みんな口々に意見を言いながら・・・

いつもはわりと紋切り型の意見が多かった小3のTk君。終ったあと

「皆はどうか分からないけど・・・僕は英語や日本語を間違えちゃう

のが恥ずかしくて、どうしてもモヤモヤ~といっちゃうんだ。もうちょ

っとCD聞いてはっきりいえるようにしたい」

彼が自分の気持ちを 自分の言葉で、皆の前ではっきり表したことに

内心私は驚き、拍手喝采しました。

『そうだよ、皆の前で自分を素直に出して、それを受け止めてくれる仲

間がいるんだから大丈夫だよ』って・・・・・・

子供達がお互い認め合い、補いあって、ひとつにまとまっていく様子が

まさに目の前で起こっている・・・・大げさですが、鳥肌が立ちました

彼等は、この発表でまさしく"We shall over come" を地で行っている

ようです。テューターも頑張らなくちゃ!

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中高大の”Sukh's White Horse"。 そもそも馬頭琴ってどんな物なの?

最近はi Podにスピーカーを繋ぐと、皆で聞くこともできるので、

馬頭琴の演奏を確認したり、モンゴルの風景を小さい画面で見たりしま

した。でも、これはほんの導入です。『広い草原』を現すのに苦労した

り、馬の表現に苦労したり。でもいつも「自分達は何を伝えたいのか」

を頭においてTAをするうちに、ようやく「スーホ」のお話の中に入り込

んで来たようです。中1で「スーホやってみる」と言ったAnちゃんに

皆の檄?がとびます。といっても優しい皆ですから「ここは~したほう

がいいんじゃない?」という程度ですが。

意見も活発に出はじめ、いまや喧々諤々といった有様。悲しいお話だけ

ど、最後は『癒し』『癒され』てみたい、という子供達の想いに

テューターは一人感激しています。あぁ、私こそが子供達に癒されて

いるのだ、こんなに贅沢な事って、ほかにあるかしら・・・・

この『癒し』につながるお話が、見ている方々にもどうか伝わります

ように・・・と願いを込めて、今週もパーティ頑張ってみます!!
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スペイン語「はだかの王様」・・・ 6 11月10日 (火)
毎年、この時期は「勉強の秋」と言うことで(?)テューターも

集って研修をするのですが、我が神奈川支部では、昨日その集約

(発表)が西新宿のラボセンターで行われました。

おとといの日曜日は、中学生活動の発表会。

マイPからも4人の中学生が部活の合間を縫って、時間をやりくりしなが

ら参加してくれました。たま川地区の発表は「注文の多い料理店」。

はらはらどきどきしながら見学しましたが、約束したとおり、自信がな

いからといって、人の後ろに隠れようとしたり、マイクからわざと

遠ざかって、声が聞こえないようにするなんてことは決してありません

でした。当たり前といえば当たり前ですが、舞台の上ではやっぱり緊張

するものですし、何よりありのままの自分と向き合うことがとっても

大切だから・・・・・

それらの言葉を改めて自分に言い聞かせたのが、昨日の発表でした(笑)

曜日ごとに分かれてテーマ活動をそれぞれ取組みますが、私のグループ

はスペイン語と英語による「はだかの王様」でした。多言語(英日以外

の言葉で行う)のテーマ活動は、自分自身始めての体験でしたし、いず

れやってみたいとずっと思っていました。テーマが決まったときは、

とても楽しみにしていたものでした。しかし・・・・恐るべし多言語!

研修は、5回と決まっており、毎週ではないにせよ、短期間で発表に

もっていくという約束です。たった5回、しかも半分は他のことに時間を

取られるので、皆で動くのは、正味何時間という厳しさのなか、スペイ

ン語、しかも全く素養のない私にとって、壁は高い高いものでした。

おまけに皇帝役に抜擢?され、そのセリフの膨大なこと!!

CDを聞けば聞くほど、同じセリフが違った発音に聞こえ、始めは聞き

込むほどに混乱しました。しかしその「聞けば聞くほど違った音が聞こ

える」というのは、新しい言葉に出会ったときに誰もが感じる当たり前

のことだったのでした。

耳がスペイン語に慣れるにしたがって、今までひろえなかった音を

キャッチできるようになっていったのでした。はじめは猛スピードに

聞こえたものも、聞き込むうちにクリアーに聞こえてくる驚き!

文字をおっても、ちっともその通りでない発音は、ひたすら耳から体に

入れていくしかありませんでした。こんな事をいまさら・・・と思われ

る方もいらっしゃるでしょう。でも、ラボっ子の体験を擬似的にでも

なぞることができた、この気持ちを書きとめておきたかったのです。

子供達、特に文字としてまだ英語を体系的に習っていない小学生などは

まさしく私がスペイン語のCDを聞きこんでいったような体験をする

のだろう、という事が実感として身にしみました。

カタカナで聞こえた音をお話日記に書き込んでくる子供の気持ちがよく

わかったのでした。

そして、そのカタカナはそのうち不必要なものとなって、ひたすらCD

の音を聞くことに還元していくのです。それは、ひとつのプロセスで

あったと気がつくのでした。私もまさしくそうでした。テーマ活動の友

は、必要だけど必要じゃない、そういう状態のラボっ子を何度も見てき

て、今まさに自分がそうであることに気がつきました。

何度も何度もお風呂場で大きな声で練習していたら、外から主人が

"Muy bien"と声をかけてきて、「それって"Very well"ってことだろ?」

思わず笑ってしまいました。知らないうちに家族まで巻き込んでいたの

でした。ラボっ子もきっとそうなのでしょう。よくお母様方が「お風呂

に入るとず~っとぶつぶつ言ってて、中々あがってこないんですよ」

というのを聞きます(笑)

そしてもうひとつ、今回はナレーションのないお話でしたが、セリフは

自分のだけ身につくわけじゃない、ということです。相手とのやり取り

では、当然相手のセリフまではいってきます。本当にフレーズ丸ごと

会話のやり取り丸ごとそっくり体に入ってくるので、リズムが体に

染み着いてきました。しかも声優は一流ですし音楽や歌が入っているか

ら、心地よい事この上ないのです。

ライブラリーの力を実感しました~!!! 

でも!ライブラリーは一人で聞いて、一人で繰り返しているだけでは完

成品ではない、ということにも改めて気がつきました。

グループのメンバーと集ってテーマ活動をした後ほど、どんどんスペイ

ン語が入ってくる。どんどん言いたくなってくる。

気持ちが入るから言葉が言いたくなるのか、言葉が身につくと

よりいっそう気持ちが入っていくのか・・・・・まるでパイの生地が

何層にも積み重なっていくようでした。

きっとこれもラボっ子と同じはず。テーマ活動をした後は、子供達の

テンションがあがって、やる前とは別人のようになっていることが

よく有ります。ライブラリーを聞き込んで、皆で体を動かしてそれを

外にアウトプットする。その繰り返しの中で、子供達は本当に生き生き

とした英語・或いは他の言語を身につけていくのですね~!

いやぁ~テーマ活動って本当にいいものですね!、なんて改めて実感込

めていえる今の私。

高い高い壁、苦しい道のりでもありました。でも、不思議とワクワク

していた自分がいました。新しい言語が身についていく喜びのようなも

のを感じると同時に、昔英語と日本語でやったお話が新鮮に蘇る感覚。

スペイン語と英語だけでお話を紡いでいても、ちゃんと通奏低音のよう

にCDの日本語の一言一句がながれているのです。これはすごく不思議

な感覚でした。まるで3Dで言葉を同時にしゃべっているような・・・

そして多言語で行う醍醐味、英語がまさしく日本語化していく。

スペイン語のあとに来る英語は、英語であっても言葉としてはすでに

母国語化しているのです。意味がちゃんと分かり、発音もちゃんといえ

る言葉になっている・・・・

これだけスペイン語にのめりこめたのも、実は英日で素語りできるほ

ど、このお話を昔聞き込んでいたからなのでは・・・と今更ながらに

ライブラリー体験が、何一つ無駄にならない事を感じています。

ラボっ子は、私よりはるかに早く英語・日本語を身につけていきます。

これは、本当にすごい!!!ことなんだと改めて感じています。

彼等の耳は、私なんかより数十倍感度が良いのです。今、ライブラリー

を聞き、皆と動くことが、彼等の将来にどれ程すごい影響をあたえるか

私は、改めて、素晴らしいことだと実感しました。

スミマセン、興奮冷めやらない今、ホットな感想を伝えたくてちょっと

くどくどしくなってしまいました(^-^);

でも、今回の秋の研修、ものすごく貴重な体験をさせてもらえて、

今更ながらにマイ水曜日グループの皆様に感謝です。皇帝陛下、万歳!

かな。
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