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今日、やっとパソコンを開きました。
本部からのメールで被災地のテューターの安全確認が伝えられました。
14日現在、いまだ連絡が取れていないテューターがいます。
仙台には昨年のサマーキャンプでシニアメイトをしてくれた
ちいがいます。
どうか無事でいてくれる事を祈る毎日です。
黒姫スプリングキャンプの開催については
本部から予定どおり開催の方向が出されましたが
被災地のシニアメイト、大学生コーチはもちろん取りやめ。
ラボッ子も参加取りやめとなっています。
安全面だけでなく、道徳的に言っても
開催するのはどうかと個人的には思います。
様々な団体が行事、大会等を自粛しています。
当然、ラボもそれどころではないはずです。
若者に出来る事が他にある、今はそれを真剣に考えるべきではないでしょうか。
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~3月2日の中日新聞より抜粋~
リーダーシップには何が求められるのだろうと考えていたとき
興味深いスピーチに出会った。
米国でリーダーを育てるセミナーを四半世紀続けているアスペン研究所によるものだ。
ベンジャミン・フランクリンが若い頃成功者になるために勤勉、正直さ
倹約などを身につける努力をしていたころ友人から「謙虚さ」という
大事な項目があると指摘されそれを取り入れた。
そして謙虚であることは難しいけれど、
とにかく人の言葉に耳を傾け
心を配り
相手と自分との共通点を見つける努力をするようには
なれたと語ったのだそうだ。
若田さんはリーダーとしての心構えを
「和の心」と表現した。近年「和」を馴れ合いと観て
否定する傾向があるが
「和」はそんなやわなものではない
異質のもの、相いれないもの同士を
調和させていく力であり
我が国は大事と判断したものは積極的に取り入れ発展させてきた
歴史を持つ
~抜粋終わり~
新聞からの文章は割愛だらけでわかりにくいが
リーダーに求められる能力は
「人の言葉に耳を傾け
心を配り
相手と自分との共通点を見つけ
異質のものを調和させていく力」
これらは全て、テーマ活動を創り上げて行く過程で
育つ力であり、パーティの高校生、大学生が身につけてきた事である。
それなのになぜ,ラボは知名度が上がらないのか・・・
今こそ(もう40年以上前から訴えているけれど)求められている力を
ラボで地道に育てるしかない。
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創作者:舞

いつも季節の行事にあわせておりがみアートをラボッ子たちのために
用意して下さるラボママの英子さん。ここにお菓子をいれて下さいました。
今までの作品は数知れず。こんなにも愛情を注がれてラボッ子は幸せです。
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こんどうパーティでは3月はそれぞれのグループを卒業するラボッ子が
卒業制作としてテーマ活動に取り組みます。
小学生Gが選んだ物語は「十五少年漂流記」
1年生から6年生、11名での取り組みです。
今日は、ブリアン、ドニファン、ウィルコックス、サービスの4人が
ボードワンさんの骨を見つけた時の気持ち、
洞穴を見つけた時の気持ちを考えました。
そこに流れる音楽とともに、場面の雰囲気から感じることを
お互いに出し合いました。
洞穴は「不気味そう、暗い、くさい、蜘蛛の巣が張っていそう」
などイメージすると伝えたい事もはっきりしてくるね。
先週は、誰がどのセリフを言っているのかわかりづらいね・・・
と言って終わってしまった。
するとYくんがこんなカードを作ってきてくれたのです!
それもひとつの役に2枚ずつ。きっとやりたい子が二人いた時の事を
予測しての事でしょう!この思いやりが素晴らしい!!

今日はこれを首から下げてやってみました。
確かに誰がどの役をやっているかがよくわかり、自分のセリフもわかってきました。
十五少年に取り組み始めてからYくんは自ら考えてグループのために
行動を起こす事が多く、自分でクイズを作ってきたり
みんなを盛り上げようと頑張っている。
きっと、小学生Gを卒業する前に自分が出来る精一杯の事を
してくれているのだと思います。
その姿は年下の子たちの心に生きて、またその下の子たちへと
引き継がれていくでしょう。
Yくんの心に触れ、とても優しい気持ちになりました♡
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若田光一さんが日本人で初の国際宇宙ステーションの「船長」を2013年から務めるという話題が今朝のテレビで報道されていました。
実際にインタビューした事のあるキャスターがアメリカから伝えていたのですが
若田さんは語学は独学で勉強し、ネイティブ以上の能力。
それ以上に彼の人柄が今回「船長」に抜擢された要因だと言っていました。
彼との会話は楽しい。もっと話したい,一緒にいたいと思う。ひとつ質問すると10倍の答えが返ってくる。
彼のコミュニケーション能力は素晴らしいと伝えていました。
語学は独学・・・といっていましたが
彼は中2のとき、ラボの国際交流でホームステイに参加し、
その時の衝撃は32歳で宇宙から地球を観た時よりもすごいものだった
と言っています。
きっとことばの根っこや人との交流する心の小さな種まきは
もしかしたらラボッ子時代に育まれた力なのかも知れません。
若田さんもラボランドでテーマ活動していたのかと思うと
夢は広がりますね。
NASAでも技術とともに必要なのはコミュニケーション能力と人柄だったのです。
まさに「ことばがこどもの未来をつくった」代表のような方ですね。
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「ラボライブラリーは世界とつながるためのドア」
ラボの活動から離れ、県外で大学生活を送るラボッ子のことばである。
日々の生活の中で興味のある分野の幅が人に比べると非常に広いのだそうだ。
ラボライブラリーを拠点にし広がった文化的な興味は
狂言や古事記(神話)、語ることや音楽、絵画、もちろん文学、絵本、物語、表現、芸術、その他あらゆる要素がラボライブラリーの中には込められている。
それだけでもラボライブラリーの持つ意味は大きく、この価値が広く世に知れ渡っていない事が日本の文化レベルを下げていると思う。
文化レベルと言えば、これも前述のラボッ子からの受け売りであるが
家庭の文化レベルを上げることの大切さを伝えたい。
幼少の頃から、美術館、科学館、図書館、オペラやピアノコンサートなど
その頃はその面白さや楽しさはわからないかもしれないが
小学生までに心に蒔かれた小さな種は、忘れた頃に芽を出しその子の文化レベルを上げている事が多い。もちろん親自身が好きかどうかが一番の環境となる訳ですが・・・
このような素晴らしいラボライブラリーを聴いて育った人間は
(豊かな言葉の宝石がちりばめられた家庭で育った人間は)
大きくなるにつれ自分の中に自分の言葉を紡ぐようになる
それは
人を励ますことば
人を慰めることば
人に勇気を与えることば
人を救うことば
人に安らぎを与えることば
人に一歩踏み出す決意をさせてくれることば
そして
争う人々を和解に近づけるためのことば・・・
そういうことばをラボライブラリーは育ててくれている。
そういうラボッ子が現実に育つ姿を観て
「ことばがこどもの未来をつくった」と
わたしは思うのです。
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ラボッ子がCDを聴いて感じている事は
実に様々でこれをひとつにまとめていこうとか
人の感じた事に近づこうと努力することは容易な事ではないなと思う。
誰かが自分はこう思っているとか感じていると主張する。
その主張が影響力のある人の発言だと今までなら
「そうだよね~」となっていたところが
「そういう考え方もあるよね~」
と言えるようになった事は進歩だと思う。
「はっきり言ってギルガメシュの考えている事なんて誰にもわからない。
だから少しでも彼の気持ちに近づくためにCDを聴くんでしょ」
と言ってくれたTくんの発言が印象的。
学校では使わない部分の脳をめいっぱい働かせて今日も皆、日常へと戻っていった。
ラボはやっぱりネバーランドだ。
日常を忘れて、5000年前の粘土版に描かれた楔形文字を
ひも解きこうして子ども達のこころのドアをノックする。
(今日のラボにて)
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carmenさんのHPに紹介されていた「日本語はなぜ美しいのか」
この中に「早期英語教育礼賛は考え物」という主張があり私も賛成です。
三歳までの母語形成期になにより大切なのは母親が幸せであること、
という意見も大賛成です。ご自身も子育てされた経験をもたれているので、
教育面の提言はなるほどと思う内容が多いです。子どもの母語形成を豊かな
ものにしたかったら、夫は子どものことより妻の精神状態に気を配るべきだそうです。
と意見している方もありました。
ではなぜラボ?!となる訳ですが
幼児期は日本語/英語を音と捉え、そのなかにどっぷり浸ることが後の
言葉の豊かさにつながると私は思っているからです。
またラボは母国語を基礎としとても大切にしています。
母語で考える力や伝える力をパーティでも養っています。
音の物語を聴いて仲間と身体を使って表現することを繰り返すことで
場面の状況を理解し、言葉と出逢っていくのでしょう。
しかし、それを支えるのはやはり男性の存在だったのですね。
妻の日々の生活が幸福感で満たされてこそ
穏やかで優しい家庭が築かれ、そこに行き交う言葉も美しく表現させるのですね。
お父様方、お子様の豊かな母語習得のためどうぞ奥様の心の支えとなってあげて下さいね!
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水曜日は年少さんから年長さんまで8名のラボッ子とエネルギッシュにラボをやっています。毎回、何が起きるかわからないこのグループは、その時々の子ども達の心の流れを
掴んでいないと達成感はなく、佐藤学氏の言われる「授業(ラボではパーティと言いますが)をデザインする」というセンスが必要で、まさに職人業だと言えるでしょう。
このグループになって4月で1年になります。それまでPRだったグループと幼児Gが
合体し今のグループになっていますから子どもなりに仲間意識があり、手をつながない子がいたりいつも同じ子とペアになってしまったり・・という事がありました。
しかし、今では年中、年長の4名のリーダーシップ(年下の子を思いやる気持ち、かばう心)が急成長し、とても良い関係を築くようになりました。
およそ1年かけて育んできたのは「心」でした。そう感じています。
ラボの時は心が解放されているから、思いっきり声を出してSBを歌います。
面白かったSBはいつも「もう1回!!!」のリクエストが出ます。
1時間のあいだにやりたいお話も最低2つはあります。時間が許す限り「やりたい気持ち」を満足させてあげたいなと思います。
この子たちが好きなNRは
Sally go round the sun
Yankee doodle
One two buckle my shoe
毎週のようにやっていたら、全部歌えるようになっちゃった!!
楽しい=身に付きやすい
って事でしょうね。ラボの英語は教える、教えられる物ではなく
環境の中から自分で獲得していく。だから本物の力がつくのだと私は信じています。
英会話教室のイメージが私にはイメージが出来ませんが
人との関わりは余り重視せず言葉だけを切り取って教えているのでしょうか。
みんなおりこうさんにしてるから、けんかしたり泣いたりしないのかな。
人と関わってこそのコミュニケーションです。幼児期に色々なタイプの人と交わって
心を育てたいですね。
心で思う事がことばとなり、それがその子の人格となって行くのですから・・
毎週のハプニング大歓迎の理由はそこにあります。全てが必要な学びです。
その時の大人の関わり方で子ども達は社会性を学んでいるのでしょう。
ラボテューターは責任重大だ!!
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「うまれる」観てきました。映画館には50代くらいの女性とわたしだけでした。
途中、彼女のすすり泣く声が聞こえてきました。私も何度も涙が溢れました。
映画というよりドキュメンタリーで様々な夫婦が小さな命と対面するまでの
奇跡を追った作品でした。
今、こうして目の前にいる子ども達が無事に産まれ、今日まで成長している事の
尊さを思わずにはいられませんでした。
心に残ったのは出産予定日に死産で産まれてきた子からの手紙でした。
それは天国郵便局から届きました。
「わたしがあなたを選びました」の著者である鮫島産婦人科医からの心配りでした。
ファンタジーでも良い。本当かどうかなんて考えず、素直に観て下さい。
久しぶりに天国の母に会いたくなりました。
そして「産んでくれてありがとう」
と伝えたくなりました。
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