幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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ジュリエットの独特の雰囲気を表現したい~中高大生グループの記録より~ 05月26日 ()
 ロミオとジュリエットに取り組み始めて2ヶ月が経ちました。
その過程をことばで説明する事は困難ですが、本当にラボのこの時間が心地良いです。
俗世を離れたラボの時間、非日常の物語の世界にすーっと入って行けるのはラボっ子だからこそでしょう。

これまで3話の冒頭のジュリエットの語りの場面は、バルコニーを表現したり
庭の風景を表現したりして来たがどうもピタっとくるものがなくて
動けないことが多かったようです。
音楽から感じる事を話してみたり、ジュリエットの部屋の中を想像したり具体的な
目に見えるものを表現していましたがしっくりいきません。

そんな時間を何層にも積み重ね、そこに一筋の光が差し込むには
ひとりひとりが感じたことをことばに出すことが肝心で
昨日のパーティでは小学生リーダー合宿で実行委員を経験してきた昌樹くん(高2)が
一生懸命進行し、全員の考えが引き出せるように頑張っていました。

~昨日の話し合いより~
ジュリエットの感情には波があり、独特の雰囲気がある
ジュリエットの自分の世界の中で語る→乳母の声で現実に戻る
最初の語りはジュリエットの精神状態が安定している場面
だからこそ、今までの出来事を回想しながらロミオを待っている状態での語りになってる。
背景も良いけど、そのジュリエットの心の世界を表現したい。
背景、ジュリエットと分けるのではなく全員がジュリエットの気持ちを表現したいなー
夢、希望、喜びもあり切なさもある

そんなこんなで色々意見は出た。そこで何を伝えたいのかを考えました。
最初の音楽ではこれまでの経緯を伝えるために
舞踏会での様子を表現。男女が手を取り合って踊る中、離れた所にいる二人の目が合い
近づき、手を取り合い合わせる。そしてジュリエットの気持ちの移り変わりを
全身で表現する・・・
と昨日はこんな感じでした。

またジュリエットはとてもたくさんの表現で
「早く夜になって欲しい!」という気持ちを伝えている!という事にも
気付きました。
ラボライブラリーの日本語は本当に素晴らしい!
とラボっ子と再確認しました。

全てを伝える事は出来ませんが体調を崩して
お休みしたラボっ子に少しでも様子が伝わると良いなと思い
書いておきます。

以前に抽象表現をする前に具体的な表現をすることが大事だと学びました。
いきなり抽象的な表現をしようとしても削ぎ落とされる物がなくて
表現が痩せ細るだけだと・・・
今回その意味がとてもよく分かりました。
ラボっ子たちは部屋や庭の表現を試みていましたが
自分たちが伝えたい事が伝わらない事にもがいていました。
何が伝えたいのかまた、ジュリエットがどんな気持ちで語っているのかに
聴き込みを繰り返すうちに少しずつ近づいて行った様です。

全く何もなかったところから表現が湧き出てくるその瞬間
みんなの顔が生き生きとしてきてやったー!生まれたー!って感じです。
まだまだ変わって行くのでしょうが、
膨らんだものから徐々にそぎ落とし、伝えたい事が
より明確になる瞬間。それは何時間もかかるのだけれど
それがラボでは出来ると言う事が、素晴らしいと思うよ。

みわちゃんが苦しみながら
「ジュリエットと背景を分けるのではなくて、全員がジュリエットなんだ!!」
とどうしてもその気持ちを伝えたくて勇気をだして言ってくれた事が
大きく発展して行ったね。
一人の気付きが波紋を呼んで、全員に伝わって行く。
それが面白いし楽しいね!
ではまた来週!
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