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物語 10月15日 (月)
 今日、中部支部では新刊GT24「ライオンと魔女と魔法のタンス」の発刊記念講演会がありました。
講師の三辺先生は大学で児童文学を教えていらっしゃる方でとてもかわいらしい素敵なかたでした。児童文学の歴史からドラクエが指輪物語に由来している話まで非常に幅広く様々な分野に(小説からマンガに至るまで)お詳しい方でした!!

まずは歴史から・・・
1611年に聖書が国王の命令によりイギリスで翻訳されたのが児童文学の発祥で
かつては子どもを教育するものだったのだそうです。
聖書には子どもが物語に親しむ素地が多く、例えばジャックと豆の木などに
登場する巨人も神話の世界から生まれたものですし、ライオンと魔女のライオンもキリストの象徴なのだそうです。
そういう源泉を持つ西洋の物語のベースとなるものが聖書であると言う事は、児童文学を学ぶ上で聖書は欠かせないと言う事ですね。

次は現代作家・・・
また伊坂幸太郎や綿矢りさ、重松清にも及び、なぜ彼らの作品が多くの人に読まれているのかという話題になりました。
伊坂さんの作品は特に最後に全てつながっていたんだという結末になる事が多く
人生において起きてくる事は全て関係性があり物語性があることを教えてくれています。
全て因果関係にあることを読む人に教えてくれているのが物語だとも言えるでしょう。

子どもたちには是非、ハッピーエンドな体験を物語の中で何度も体験して欲しい。
余計な知識の無いうちに出来るだけいろいろな物語に出会って欲しいと言われ、ラボで大事にしている事と同じでした。

こんなおはなしもされました。
何か嫌な事があって、その後本を読んでそれに没頭して
読み終わった後、現実にもどるとさっき起きたイヤな事が
読む前とは違うものとして捉えている事がある。
物語にはそういう力がある。
ちょうど、映画館で映画を見終わったあと、明るい所に出てきた時の感覚と似てる。
物語によるそういう体験は大切とも言われました。

「物語」とは「想像された出来事の連鎖」だとC.S.ルイスは定義していますが
みなさんのお子さんには想像にふける時間はありますか?
ボーッと想像する時間を大切に。
イメージして遊ぶ子どもの時間を大切に。
クリスマスプレゼントにはゲームではなく「本」のプレゼントを贈りましょう。

全くまとまりませんが
新刊「ライオンと魔女と魔法のタンス」は是非、原作を読んでいただいて
(きっと子どもの頃に読んだことがある方がいらっしゃるはずです)
ファンタジーという別世界に心を遊ばせてみてはいかがですか?

最後に・・・
こんなふうに物語を楽しんでいるラボっ子がいます。
言葉を書きながら、その言葉のうらにある人物の気持ちを想像しながら書いているのでしょうね。彼女の素晴らしい所は継続している事。
以前に取り組んだおはなしの書き写しもしてあります。
どんな分野でもひとつの事を続けることはやがてすごい力を発揮します。

なお
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