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はだかのダルシン その④ 10月21日 (月)
 アニグの作戦の場面は表現がどんどん変化していってとてもおもしろい気付きや話し合いが持てました。
後の場面で
「家の戸がオノで壊され、30人もの騎馬隊が踏み込んできました」という語りがあり
アニグがダルシンを襲う場面があるがその時、よろめいたアニグをかばって
ネッサがダルシンを後ろからなぐったという行動をアニグはどう思ったのか?
という話を中高大生Gがしていました。
美咲:それはそうと、アニグはどういう作戦で来たのかな?
杜道:法を重視するか、騎士としての誇りを重視するか。

アニグはこのとき、ネッサに対してダルシンを殺せとは直接的には命令していない。
大河:一対一の戦いを申し込んだのもダルシンの方からでアニグからではない
岳樹:相手から仕掛けてきたんだ!という証拠がある
速香:目的はダルシンを捕まえて、「法」に触れずに殺す事!

アニグの作戦とはネッサに賄賂(?)のようなものを渡しておいて
自分の名を汚す事なく、法に触れずダルシンを殺す事なのか!

★アニグの作戦の場面
ネッサとアニグが話している所はどこだろう?
木曜日の小学生Gでは、宮殿の中の廊下のようなところで、はしらが何本も立ち並び
おまけにレッドカーペット付き!(先日、テレビでそう言うのを見たらしい・・・)
人に聴かれないようにひそひそ話している感じと言っていた。
絵も描いてくれたので、それを中高大生に伝えると
「それは中世ヨーロッパのイメージやん!」
「ケルトの時代のイメージだと、石のはしらのようなイメージやなー」
「二人が話ながら歩いていて、はしらとはしらの間から見え隠れするようなイメージ」
といって、小学生の描いた絵は時代背景からすると少し違うようだ・・・。
どうしよう・・・

木々の間から二人が見えていても良いんじゃないかという意見が出て、やってみる。
森の中で話しているイメージが私にはなかったので
「神々が宿る自然の中で、そんな作戦の話をするかなー?」
「神々が聴いてるじゃん!」
と言うと速香が
「後の方でラグダ様が「山や風や川や鳥たちから色々とうわさが届いてな」
って言ってるよね。
という。

この時のみんなの「はっ!」とした顔は忘れられないが、印象的だった。
みんななるほど!と言った様子で一度動いてみた。
川や木々を表現しながら、二人の話を聞いている時のみんなの表情がおもしろいね。
永山裕子さんの描く絵本の世界では、この場面はドアのような絵が描かれ、謎めいた印象で表現されています。
永山さんはこの場面を、どこか密室でだれにも聴かれない密室での会話・・・と
解釈されたのでしょうか。
ラボっ子の解釈は、よく作者を越えると言いますがこの場面の表現(山や風や川や鳥たち)がまさか二人の会話を聴いていてラグダ様にうわさを届けたとは
私は考えつかなかったことでした。

小学生にこの事を伝えると、案外納得したようで好きな表現ベスト何位かに入るくらい
鳥になって二人の会話をいい表情で聴いていました。

一番最初は斜めの壁を表現してみんな立っていました。
もっとイメージを深めていくと、宮殿のなかの廊下とかはしらがあるイメージで
彫刻されたようなはしらをいくつかつくってみました。
それは時代が少し違わないかな・・大学生の知識を参考にいろんなはしらを
やってみました。
見え隠れする二人を表現するのなら、木々の中でも良いのでは?
という昌樹くんの意見から森の表現をやってみる。
ネッサは遠く離れた森にダルシンたちといたのだから
森で話していてもおかしくはないよね。とか
ネッサは報告のためにやっぱり城に戻ってきていたんじゃないかとか
答えのない話し合いは続きます。
何度もシックリ行く表現を探しながら、今は「森の中」での
作戦会議となりました。
しかし、発表までにまただれが何を感じてくるかわからない!!
「生きてる生きてる生きてる生きてる!!テーマ活動は生きている!!」
と小学生が歌うように、変化し続けるのがテーマ活動のおもしろさなのですね。
発表までどうなるかわかりませんが
最後まで妥協しないことが大事かな!
いつも最後の詰めが甘い・・・
いつも出来なかった言い訳を先生にさせている・・・
と言われないように。
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