幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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タイトル: 中国体験記6 北京から上海へ
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内容:
月壇でのお別れ会で李校長先生がスピーチしていた言葉に「コミュニケーションに痛みや不安が伴うのは当然」があった。本当にそう思う。齟齬というものがあるから、それを克服していこうという姿勢が生まれる。その働きかけこそが素晴らしい体験だと思う。たとえば実の親子でも。お互いに分かり合おうとしなければ、ね。そういうことを学ぶとてもいい体験だったといっているのだ。
 ラボっ子代表でスピーチした愛ちゃん。小・中・大と三回目の参加で、それぞれの年代の気持ちが分かるという。参加する年代で経験も違うから、再び参加する事を勧めるという。これは私が父母会で「キャンプは通うもの」といっているのと同じ言葉だが、それを国際交流で言うとは恐れ入る。さらに続ける。中国の子供は一人っ子で甘やかされているという印象があるかもしれないが、その恩返しをするために勉強し、頑張っている。自分の将来のためだけでなく、国のためにも。自分は「国のため」と考えたことはなかった。しかし大学生になった今、強くそれを感じるというのだ。一人一人の人間で国が出来ている。一人一人が頑張らなければ。
 中国交流でこんなに成長するラボっ子たちの姿を見せてもらい、この交流の教育力の大きさを知る。ラボの三本柱ふうに、こんな図を考えた。「国の将来」「教育」「経験」国策としての「教育」があり、教育が「経験」を通して人を作る。経験をした一人一人が「国の将来」をになっていくのだ。
 北京から上海へ。私としてはいよいよ引率の一人という感じだ。旅も半分終わり、いろいろ考えるところがあり、Oさんに思いの丈を伝える。たじたじとなるも、聞いてくれるのは昔なじみのおかげ。上海外語大付属外国語学校に到着し、ホストファミリーが次々にラボっ子たちを引き取っていく。北京を出るときから熱のあったラボっ子Sは、私たちと一緒にホテルに泊まることになった。熱といっても元気なので、疲れが出たのだろう、唐辛子の食べ過ぎじゃないの?というくらいに思って、今日は静かにしていようと、ホテルで過ごす。
 翌日、上海外語の交流会。北京の政治色の強いセレモニーとは異なり、こちらは生徒の企画運営。私も突然、お茶のお点前をすることになった。日本からひょっとして使うかな、と思って持ってきていた籠に入った野点セット。北京でわかれたテューターたちからいただいたお菓子も合わせて、先ず日本のお菓子を食べてもらい、それから順にお茶を取りに来てもらう。野点用のお茶碗はひとつしかないし、それで点てるだけ点てて、プラスティックカップにすこしずつ分け入れ、お味体験してもらう。
 午後は上海名物パールタワーなど観光。黄浦江をクルーズ。1920年代の美しい建物が並ぶ。夫の務める半導体会社「ルネサス」の看板が上海にあるので、見て写真でも撮ってこようと思っていたら、ありました、ありました。ルネサスは漢字で「瑞薩半導体」という。
 熱がまだあったSは上海外語学校の留学生がいつも行くという病院で見てもらうことになり、日本語の先生が付き添ってOさんが連れて行っていた。点滴でもしてもらえば、安心だろう。夜はどこかに出かけましょうということになり、林さん、Uテューター、Oさんと私でタクシーに乗り、繰り出す。そこへ病院から電話で、もうほとんど目的地だというタクシーの運転手に事情を話して病院へまわってもらい、そこで待っていてもらって、病室に行く。おや、元気そうじゃないの。相談の結果、心配する病院の先生には申し訳なかったけど(だいぶおどかされた)、退院することにする。待たせてあったタクシーで私たちが先に帰り、林さんとSが後から帰ってきた。腹ぺこで、のどがからから。入院しているより、水を飲み、薬を飲み、食べられるものを食べて、寝ている方がいいだろう。翌日、ホームステイに入れるほど元気になった。
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