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東京・神奈川秋のスクランブル研修集約 10月26日 (火)
今日は、神奈川とのスクランブル研修の集約だった。11月に集約するグループもある中で、私たちが一足お先に研修を終える。でも、4回というのはやはり少ないな。テーマ活動の発表だけでなくいろいろな研修もしたかったので、6回は必要かと思う。そして、途中同じ曜日同士での中間シェアもほしい。刺激になるから。発表したら終わり、ではなく、事後活動もほしい。発表直後からすこし冷静になって、ラボ活動の全般に渡るいろいろなことを話し合うのもいいでしょう。せっかく、人間関係が出来たのだから。初めのうちは初対面の方の自己紹介、レポートもなかなか「思考回路」に入ってこないよね。
 さて、発表のほうだが、私たちのグループは「鮫人のなみだ」だった。1回目に今回の研修の目標である「CDにかぎりなくちかいことばにする」ということについてしっかり話し合いをしていたので、メンバーのモチベーションも高く、努力の甲斐がよく実られたと思う。本音で応酬しあうグループ性が育ち、すっかり意気投合して「鮫人の会」をつくってずっとおつきあいしたいという声も。お世話をしたものとして、こんな素晴らしいメンバーに恵まれ、本当にありがたく思っております。
 他のグループの発表もスクランブルのおもしろさが現れていたと思う。「プロメテウスの火」では、迫力ある力強いプロメテウスの姿に、ああ、ありがとうございます。あなたのおかげで人間は火を手に入れ、技術を革新して今日まで来ました。無防備な人間たちのことが新潟の地震のことにかさなり、火のありがたみをよりいっそう感じた。そしてプロメテウスの苦難と犠牲を思い、「こら人間!がんばらねば」と思った。「プロメテウスご本人」に電話で聞いたところ、プロメテウス自身の弱さ、迷いも表現してみたかったのにとのこと。そうね。なぜそこまで人間のために?という深みを描くところもみたかったかな。アテネは、うまいよ。ゼウスに恨まれずに人間の信仰を獲得していくのだもの。それが達者な表現にもよく現れていたと思う。
 「オデュッセウス」 うちのパーティの子がやったらどうなるかなと考えながらみていた。アルキノウス王のいたわりに癒されたのはみている人達も? トロイア戦争に勝利したギリシャ人の傲慢さがよくでていたと思う。
 「国生み」 これは思い入れの強いテューターが、みる方もやる方も多くて、どうしても辛口になるだろう。よく4回で、と思う。イザナミの女の情念が感じられた。
 「大草原の火事」 テューターのみなさん、お元気で若いなあ。あんなに動き続けるなんて。私だったら研修の1回だけで体力を使い果たし、発表できるかしら、などと、体力のない私は思ってしまった。地平線を感じさせることはむずかしいですね。また、具体的に出来ることを表現することも難しいなあ、と思った。ふとエメリヤンの表現を思いながらみていた。音楽と共に着々と大聖堂ができあがっていくこきみよさ。「大草原」の物事が成就していく達成感にも共通するものがあるように思う。それにしても、ここで、ラボっ子の姿を想像したのは私だけではないだろう。テューターがこんなに苦労しているのに、ラボっ子たちはその異年齢の集団がでてくるだけで、表現に達してしまうのだから。
 「CDに限りなく近い言葉にする」とは、その努力をしている過程でラボっ子と同じ体験をし、ことば、音楽、精神、表現に真摯に向き合っていくことだ。あるテューターは、CDに限りなく近づいたときこんなに気持ちいいとは!という感想をもらした。またあるテューターは、今まで散々ラボっ子たちに言ってきたことなのに、自分が本当にその体験をして物語に入り込むことが出来たといわれた。CDどおりの語りと自分流との違いを発見するためにテープに吹き込んで研究された方も。そのフィーリングをシェアできたことはすばらしい。覚えたつもりの言葉を発するのと、聞き込んで聞き込んで染みついたことばがなめらかに口からこぼれてくるのとは、大きく違うだろう。そういうことばだけが、「梅にさえずるうぐいすのように心地よくひびく」ことを本人が知っているから、しっかりと根付くのだと思う。私がアメリカ時代、いろいろな応酬の中で無意識に飛び出した言葉の中で、「妙に気が利いている」言葉は、「ピーターパン」や「グリーシュ」や「だるまちゃん」「ロミオ&ジュリエット」「トム・ソーヤ」など、普段忘れているけれども心の深いところにずっと棲んでいることばたちだった。
 またCDどおりのことばは、自分の中で熟成して、一通りの言い方にとどまらず、言語中枢を刺激していろいろな新たなことばや感覚を引き出してくれる。その層の厚さをもつことがラボならではの言語習得といえるだろう。テーマ活動を通じてコミュニケーション能力も育っていく。物語へのアプローチをメンバーに強いるのではなく共有していく努力の中で人の心を思いやることも育っていく。相手を自分からその気にさせるという真のリーダーシップも育っていくことだろう。それが「テーマ活動の教育力」なのです。
 
 
Re:東京・神奈川秋のスクランブル研修集約(10月26日)
ちびままさん (2004年10月26日 09時45分)

北関も昨日集約会でした。こちらは選択肢が狭かったので、5つのグル
ープのうち1グループがグリーシュ、あとは全部「幸福な王子」でし
た。
そちらは選択肢が広いですね。どうやって決めたのですか?グループで
決めたんですか?研修とはいえいろんな発表があるほうがいいと実感し
ました。
さて、お世話さんをしてみて、やはり4回で終わりというのは少ないと
いう共通の思い、特に事後活動(自分自身が咀嚼してメンバーとシェア
する時間)が必要だと思うので、これに関しては、総会あたりで機会を
持とう!と提案しました。
カトリーヌさんのおっしゃる言語習得は国際交流から帰ってきた子ども
たちが言っていることと共通していますね。
今回の19号の外部講師による解釈と実際のラボっ子の声とをよーく咀
嚼して社会へ伝わる言葉にしていきたいですね。
Re:Re:東京・神奈川秋のスクランブル研修集約(10月26日)
カトリーヌさん (2004年10月26日 20時52分)

ちびままさんへ
研修のテーマは、各自が候補を3つぐらい(シリーズでも可)選び、それ
を教務委員、お世話さん会議で検討して決めたと思います。今年の教務の
目指すところをふまえて、ことば、ものがたりという点で重要なものの中
から選んでください、ということも聞いたかな。私は「耳なしほういちシ
リーズ」「国生みシリーズ」「白雪姫シリーズ」という意見を出していま
した。いずれも言葉が素晴らしいライブラリーで、言葉を大切に大切にし
て、表現していくというテューター研修にぜひやりたいテーマでした。
 皆さんもそうお考えの方が多かったのか、国生みシリーズ、ギリシャ神
話など、重たいテーマがでそろいました。
 私たちの「さめびと」は、取り組むうちに「これって、ことばがすごい
わね」という感想がでてきました。そして発表の感想として「テューター
研修にふさわしい大人のテーマ活動」ということを書いた方が何人かあり
ました。私もラボっ子のころ、いろいろなテーマ活動をやって、高校生く
らいになったとき、この「耳なし芳一シリーズ」「ごろヒゲシリーズ」ま
た「ナイチンゲール」など「おとなの」テーマ活動として、とらえて取り
組んでいました。プレイルーム、キディが会員の多くを占めるテューター
もたくさんいらっしゃるでしょうが、ここでテーマ活動をする大人の自分
がじっくり魅惑を感じられることばの集大成としても物語を選んでやって
みたかったのです。テューターが自分のために一生懸命楽しんだ物語体験
はとても貴重です。そのインスピレーションを今度子どもたちとの活動に
活かしていくことができるからです。今回のメンバーの中にもそういう感
想をいってくださる方がありました。三度の飯よりテーマ活動が好き、と
いう自分の体験って、すごいでしょう?
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