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やっと始まったオオクニヌシ 03月03日 (木)
春の地区発表会にだすオオクニヌシ、やっと始まった。決まったとき、「ヌシちゃんでいいっす」なんていう決まり方で、だいじょうぶかなあと思っていた。高校生の長男はテスト中で眠りこけていて呼べど叫べど現れない。中学生の次男とtaka。あとは箸が転がってもの5,6年生女子たちと、男子。我がパーティの牽引グループ9人だ。くにうみのCDも、日本神話も知らないラボっ子たち。絵本を読んだり、話を聞かせたりして少しずつ、興味を引き出す。「くにうみ(オオクニヌシ)トリビア」を作ってくることになっていたがやってきたのは3人だけ。テーマ活動の友をコピーしてきたのは一人。音楽CD書き入れをしてきたのはゼロ。それでも「自分たちのオオクニヌシ」をカレンダーの裏にイラストの上手なYu子が描き、何人かが色を塗り、で盛り上がり始める。大黒様の像の写真を見て「ただのじじい」と失望したそうで。トリビアのやり方がわからなかった子たちも「こんなんでいいのか」と考え出す。クイズにしてきたtaka。いつ役決める?どんなふうにする?毎年3月下旬に音楽CDでやったよね。ええ~。今年は合宿はできないよ。ええ~。(何度言っても・・・)
 そこへ高校入試合格!!のK子と妹がやってきた!うわ~!K子ちゃん、Mihoちゃん、ひさしぶり~!で、オオクニヌシは忘れ去られる。用意しておいた「合格おめでとう」のチョコレートケーキをだす。K子たちもドーナツをどっさりもってきている。takaがマドレーヌをだす。すごいおやつの日になった!中学・高校入試を終えた3人の合格を祝い、楽しいひととき。さあ、オオクニヌシ、やるよ。
 K子がラボに帰ってきて楽しい雰囲気が功を奏したのか、なんと役決めがすんなり決まっていく。一度動こう、で、始めたテーマ活動も抱腹絶倒。ほとんど初めての動きだけど、なんかいい感じ。偶然の美もあるよね。練りに練って作る動きもいいけど、自然にでてくる動きでセンスのいいのが最高。そんなことを言い、これからいろいろ練り上げていこうね、と話す。
 実は昨日の低学年クラスでも大いに盛り上がった「秋川下り」 秋多中の一年女子が毎年体育祭で行う集団演技(競走)これをウサギが鮫の背を渡っていくのに取り入れようというわけ。次男とK子が秋多中、K子は経験者だから率先して導入してくれる。小学校低学年クラスでは、みんなの背中を渡るウサギが大人気で、全員やってみた。体の大きな3年生男子がきゃしゃな1年生の女の子の上を歩く。ほとんど私が抱きかかえるようにしてやったのだけど、もうぎゃあぎゃあ大変! いっぱつで、みんなオオクニヌシが好きになった? ウサギ役は身軽なYzとChが立候補し、みんなも納得。私は肩こり。そして今日、「秋川下り」は高学年クラスでも大当たりだ。
 動き終わって、興奮さめやらぬ彼らにトリビアに沿って話す。Sちゃんがいってたけど、やけどを治すのは海の生き物、色は赤と白って。この赤と白は、女の人に関係する色だね。もう少し後の時代になると女の人は不浄だとか、おすもうの土俵にあがってはいけないとか、いろいろでてくるんだけど、オオクニヌシの時代には女は、すごい神聖で、すごい力を持ってる。だっていのちを生み出すんだから。そして死んだたましいをよみがえらせるのも女のちからなんだねえ。女ってすごい。
 このものがたりが生と死 そして蘇りがテーマだということは先週はなしたよね。先週いなかったK子にも聞かせる。そしてよみがえるたびにおおきくなるんだよね。みんなもね、本当に死んだり、死ぬようなめにあったことはないけど、死ぬほどつらい、と思ったことはあるんだって。でも立ち直ったとき、今までとは違う自分があったんだって。そんな「私たちのオオクニヌシ」をやりたいよね。
 低学年たちをまとめるウサギリーダー、八十神リーダー、鮫リーダー、ねずみリーダーもきまった。さあて、どうなるかな?
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