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オオクニヌシの発表 |
04月25日 (月) |
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オオクニヌシの発表。マサチューセッツから来たクリス君も八十神、ナレーションなどになってもらい、一緒に発表する。地区発表会のおいこみ10日間という時期にホームステイしているクリス君。否応なしにラボファミリーとしてとりこまれている。引き渡し直後から合同練習、雨の富士・箱根日帰りバス旅行の日もクラス練習。東京タワーを見に行った日も急いで帰ってきて合同練習。そして他のみんながディズニーランドに行っている今日は、地区発表会で3時から7時半まで日野市民会館にかんづめだ。
八十神のセリフは「あんな子供に恥をかかされた」という英日。英語はともかく、日本語を一生懸命おぼえた。みんなと同じように動きもあるし、背が高いので重要な身体表現もやらされる。ナレーションはエピローグの場面の英語を、日本語担当の長男と一緒にいう。練習の時はそれほどでもなく「おつきあい」程度だったのだろうが、昨夜も私の個人指導をうけ、だんだんナーバスになってきたらしい。本番になると「どうしよう。どうしよう」と初めての発表におろおろしだした。
「動きはわからないし、恥ずかしいので、自分のパートのところだけでてくるから、後は座席でビデオをとっていていいか」という。「だめ。自分がどこででるかわからないでしょ。一緒にいないと教えてあげる役の子が困る。ビデオは誰かに頼みなさい」我が子同然とはこういうこと。「だって、練習をちゃんとやっていなかったんだもの。わからない、できない。」「大丈夫。絶対出来る。」「本を下に置いて、わからなくなったら見てもいいか。」「なぜ?もう覚えたといっていたでしょう。いい?ナレーションは長いし、あなたは急に一緒にやることになったんだから、本を持ってやりなさい。ただし、カンニングじゃなく、堂々と読むこと。ゆっくり、感情をこめて。」
我がパーティで初舞台を踏むのは、クリスだけではない。3歳のMo、5歳のKi、7歳のTaのきょうだいもそうだ。Taがどきどきして、大きい子に「ぼくわかんないよ、どうしよう」と言っていたらしい。私には興奮しているように見えたけど。2歳のKe、4歳のKa兄弟も、舞台に乗るだけで上出来。
発表前の場当たりでは、長男に任せて、私は会の進行役をやっていた。だいたいいつも地区発表会の時は音響やら進行やらあって、私のパーティの子たちは自立せざるを得ない状況だ。でもそれで育つのだと思うから、大きい子に任せることにしている。小さい子たちもこういうときは神妙に言うことを聞くようだ。
いよいよ発表。まあ、ひと言で言えば、「チビッコ運動会」 ちびラボたちが、実に楽しそうに混ざって走り回っていることか。あれえ、ウサギ役じゃない子が、ウサギになって一緒にすわっているよ。にこにこして。今まで一度もやらなかった子が、今日は出ているじゃないか!ちびたちがついてきてくれない、言うことを聞かないと言って困っていた大きい子たちも、自分たちがしっかりするとみんなついてきてくれることを学んだろう。あんなに楽しそうにちびたちがやれるというのは、大きい子が成長したおかげだ。クリスも一生懸命よくやってくれた。「ぼく、どうだった?」まんざらでもなさそう。長男は初めてこんなに緊張したと言い、「膝ががくがくした」そうだ。今回、急遽友達のピンチをすくった経験をした彼ら。成長したなあ。ことばも、最後にはひとりひとりよく頑張ったものだと思うし、ドタバタしたけど、いい発表だったと思っている。この子たちの未来が楽しみだ。
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