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国際シンポジウム |
05月25日 (水) |
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全米日系人協会と国際交流基金共催の国際シンポジウムが経団連ビルで行われた。アメリカで、カリフォルニアのモーガンヒルに住んでいたとき、日系アメリカ人と接点があり、ロスの全米日系人博物館にわずかながら寄付をして帰国した。以来律儀に案内状がくる。今回も全米日系人協会から、愛・地球博でのシンポジウム・レセプションに招待状が来ていたのだが、さすがに5月の平日に愛知県までは行かれないなあ、と思っていたところ、国際交流基金の方から東京でのシンポジウムの招待状が届いた。丸の内の経団連ビル。
座席には同時通訳の受信機とイヤホンが一人ひとつずつおいてある。よくテレビでみるあれです。実はこういう国際シンポジウムなんていうものにでるのは、初めて。4ーHの日米会議にはでたけど、英語オンリーですから。
来賓として河野洋平衆議院議長の挨拶。基調講演は、経団連副会長で東芝会長の西室泰三氏とアメリカ上院議員のダニエル・K・イノウエ氏。それからパネルディスカッション。モデレーターは、エアバス・ジャパン社長のグレン・S・フクシマ氏。概観のスピーチは竹沢泰子氏(京都大学教授・ハーバード大学客員教授)パネリストとして木全ミツ氏(NPO法人女子教育奨励会理事長)、エリック・K・シンセキ氏(元米国陸軍参謀長)、たい田英哉氏(国際交流基金日米センター所長)、そしてそして、あの、ジョージ・H・タケイ氏(俳優、全米日系人博物館名誉理事長)だ。
ジョージ・タケイ氏は、あの、スタートレックのミスターカトウですぞ。(映画ではスールー)テレビシリーズで、毎回ミスターカトウの真摯な活躍が頼もしく、映画でカーク提督の危機に際して、USSエクセルシオールの船長として登場したときには「ああっ!昇進なさっている!!」とうれしかったものだ。日系人俳優としてウオーク・オブ・フェイムに連なるのは彼だけだ。なにしろスタートレックのファンとしてはうれしい。
日系アメリカ人は苦難の歴史をもつ。苦労して海を渡り、働きに働いてやっと得た生活の基盤を、日米開戦とともに失う。収容所での生活は、日本人としてのルーツを否定するか、アメリカ人としての未来を失うかの選択を迫られ、家族の絆、家庭生活の基盤を破壊されるものだった。ジョージ・タケイ氏の言葉に、「日系人が独特なのは、一世、二世、三世、と世代によって顕著に異なる性格をもっていること」というのがあったが、まさにそのとおり。
カリフォルニアに住んでいたとき、いろいろ勉強しました。マンザナー収容所にも出かけていった。モーガンヒルに住んでいた日系人たちは普段ほとんど目立たないが、「春祭り」には全員集合。ここでの照り焼きチキン弁当の仕出しを手伝ったときは、パセリを見るのもいやになったほど。感心したのは、移ろいゆく日本文化と日本語を、奇妙に保持していること。日本人より日本人らしいかも、と思った。三世ともなると、ほとんど日本語を解さなくなる。歴史的背景もあるのだが、1世との日本語会話が家庭内の話題に限られ、しかも1世の出身である九州の田舎の方言だ。
カリフォルニア4-Hによるラボっ子のホームステイ受け入れで、日系人の家庭があった。とてもいいご家庭で、大いに感謝したものだ。ホストマザーが日系3世。日本語は全く話さない。受入を体験して、それまでうっとおしく感じていた父親の日本の話題(収容所を含めて)に親近感を持ったそうだ。ホストマザーのアイデンティティー発掘になったのですね。
さて、経団連ビルに行ったのは今日が初めて。東京に住んでいても、丸の内に行くのは珍しいことだ。今日の中高生クラスは「自主ラボ」せめて終わりのティータイムに間に合うようにと思ったが、JR東日本は今日は厄日。あちこちで不都合があり、私も帰りに総武線人身事故の影響で中央線もおくれ、家にたどり着いたときにはもうみんな帰った後だった。
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Re:国際シンポジウム(05月25日)
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hitさん (2005年05月27日 00時26分)
アイブックとパワーブック、バッテリーをG4用に交換していませんか?
燃え上がるらしいです。
アップルで無料交換してますよ。
ご存じですか?
メール来ていませんか?
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Re:Re:国際シンポジウム(05月25日)
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カトリーヌさん (2005年05月28日 02時05分)
hitさんへ、
うちのは新しくないそうで、大丈夫らしいです。ありがとう。
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