ベビーサイン・プレイルームの可能性 |
06月15日 (水) |
|
3日間にわたる東京でのラボのベビーサインの講習会が、今日の永山会場を持って終了した。今日の参加者は、雨ふりにもかかわらず来てくださったお母さんたちとあかちゃんたち。初日のテューター対象の講習会をへて、今日の親子講習会に、見学に来てくださった東京のテューターたちの姿も多かった。蒸し暑い会場で、むずかる赤ちゃんもいる中で、お母さんたちは熱心に聞いてくださる。多摩テレビの取材もあり、放映されたらどなたかビデオに撮ってくださるとありがたい。
3日目ともなると、近藤先生、榊原先生もさぞお疲れだろうと思うが、丁寧に、あたたかくご指導してくださった。私も子守歌を歌わせていただいた。ベビーサインをしながら、アイコンタクトをしながら、Hush-a-by baby・・・動きもゆったりして、赤ちゃんも気持ちよさそう。ぐずっていた赤ちゃんもぴたっと泣きやんで、歌、動き、ことば、ふれあいが、うまくマッチするとこうなるんだ!という感じ。
私がラボっ子になった頃は「5歳から」というキャッチフレーズだった。「1年生前後から、ストップタローからやった子は5,6年経つとホントにちがうねー」なんてテューターに言っていたのは70年代後半。そのうち幼児期での開始が定着し、キディクラスということばも出来た。私が長男を入会させた頃は、プレイルームはまだなく、2歳すぎ、おむつが取れたのを契機にキディクラスに入れてもらった。やがて同じ3歳児のグループが出来て午前中にやれるようになり、お母さんたちも全員参加の今で言うプレイルームができた。そのすぐ後に「プレイルーム」という呼び方が誕生。
あきる野に開設してから、次男年代のプレイルーム・キディクラス、三男年代のプレイルームを開き、帰国後のプレイルームさんたちが、今みんなキディに上がったところ。また新しくプレイルームをやっていく上で、ベビーサインとの出会いは、私にとって本当に得難い体験だった。
ラボの目指すところは、いわゆる早期教育ではない。子どもを取り巻く環境があたたかく質がよいこと、その中で子どもがのびのびと、一人一人の「時期」にあった成長をするのを助けること、コミュニケーション能力を発達させるのと同時にことばにより精神の深淵を耕していくこと、人と人とをつなぐためにその能力を育て、発揮させていくこと。またそれは、喜びの中から生まれてくるということ。そういう点でベビーサインとラボが共通していることは多い。
ベビーサインは赤ちゃんの初めての表現活動である。声帯が完成する以前にも出来る、伝えたいという気持ちを育てていく活動。赤ちゃんがどんなベビーサインを使うかは、その赤ちゃんが何を一番伝えたいと思っているか、なのですね。その心の動きが、すごいことだと思う。ラボのプレイルームは、お母さんと一緒に歌や手遊び、踊りやごっこあそびをして、子どもの表現活動を育てていく。赤ちゃんがいずれ自分でやり出すことはわかっていても、お母さんが「やりかたを学ぶ」ような状態より、赤ちゃんに対してインプットするだけより、赤ちゃんが楽しんでいることがはっきり伝わる、コミュニケーション力が育っていることが目に見えてわかるほうが、双方向のコミュニケーションがたのしいし、またその時お仲間がいるとお互い刺激しあってさらに発達するだろう。0歳児の発表も可能だ。すごい!もちろん、やらせんかな、いわせんかな、という発表ではなく、赤ちゃんが楽しんでいるのが分かるという点ですごいのだ。私は子どもたちの成長を、カセットテープにとっているけど、赤ちゃんの場合はやはりビデオじゃなきゃなあ。(買わなきゃ) 音声言語だけじゃないと、思い知らされました。
近藤先生、榊原先生、私にこんな出会いを与えてくださり、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
|
|
|
Re:ベビーサイン・プレイルームの可能性(06月15日)
|
|
|
YOKKO88さん (2005年06月16日 21時31分)
ベビーサインの目的、活用、効果などを見事に文章化してくださり、さ
すが・・・です。人と人との関わりが希薄になってきている今の社会
を、人と人との絆の大切さを、もう一度子どもから構築していきたいで
すね。‘人間教育’をお願いします。またお手伝いできることがありま
したらどうぞ!
|
|
|
Re:ベビーサイン・プレイルームの可能性(06月15日)
|
|
|
カトリーヌさん (2005年06月17日 01時39分)
YOKKO88さんへ、
ありがとうございました。たとえば来年の今頃、事例報告ができるようにしたいもので
す。
|
|
|
Re:ベビーサイン・プレイルームの可能性(06月15日)
|
|
|
keikoさん (2005年06月17日 08時39分)
音声言語としてまだ話せない赤ちゃん年代のプレイルームでは、ラボではきっ
とすでになされていることを、共通化したことば(ベビーサイン)としてとり
あげたもので、ラボの活動とは本当に深い関わりがあるベビーサインです。
「ベビーサイン」という言葉がとても今のお母さんたちにとって魅力的な言葉
なのだとあらためて実感しました。ぜひ参加したお母さん達にラボパーティへ
のご招待をよびかけてくださいね。
|
|
|