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韓国での体験 チャングム紀行 |
03月16日 (木) |
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春の嵐。韓国でもこんな夜があったことを思い出した。韓国体験談の続編です。皆さんに先立ってソウル入りしたのは、3日の金曜日。ひどい花粉症で東京から成田空港までの快速もグリーン車に乗る。(ドアの開閉の影響が少ないから)♪一人旅なの、私気ままに飛行機乗るの♪ デューティフリーで普段手が出ないブランドものの化粧品(トラベルキット、ポーチ入り)を買う。韓国までのフライトはあっという間。機内食が出たかと思うとすぐ回収しに来る。機内での飲み物はいつもジンジャーエールを頼む。「少々お時間がかかります」「サイダーでいいです」空の上だ。お時間がかかったら、出てくるのか?忘れられてしまうに違いない。空いている機内。携帯に取り込んでおいたブレーメン(韓国語)を聞きながら小声で練習する。
ソウル、インチョン空港着。ウオンに両替をし、コリアナホテル行きのリムジンバスに乗る。私の泊まるニュー国際ホテルはコリアナの向かい側だ。バスが着き、荷物を降ろすと、コリアナのドアマンがサーッとドアを開け荷物を取りに来る・・・のを断って、向かい側のニュー国際(ククチェ)に向かう。片側6車線くらいある大通り。すぐむかいがわなのに、横断歩道がない。荷物を引きずり、大回りしてやっとたどり着く。
夕方だが、出国前に成田でお昼を食べ、機内食を2時に食べたのでまだお腹がすかない。それじゃと、今日のうちにエステに行くことにする。エステの車がホテルまでピックアップに来てくれ、終了後はレストランに送ってくれるというのを利用することにした。韓国のあかすりは有名。体験しない手はないだろう。汗蒸幕などのサウナ3室と人参風呂、ゲルマニウム風呂、あかすり、全身マッサージ、顔マッサージ、キュウリパック、泥パック、肩こりマッサージ、足マッサージなどなど、基本コースにオプションをつけて、終わってみると11時過ぎ! もう帰ろ。顔がぱーんとしている。夕食は、エステでもらったゆで卵2個。機内食のパンをとっておけばよかった。
翌4日、チャングム紀行の始まり。市庁駅から地下鉄に乗る。乗客の顔は、うちの町内会のメンバーみたいなのに、話す言葉がちがう。不思議な感じ。終点で降りる。ハングルと格闘しながらバスに乗ってMBC撮影所へ。撮影で作った宮殿などがチャングムテーマパークとして残されている。ここの建物は本物より小さめに造られていてその方がカメラの収まりがよいらしい。チャングムの世界を満喫し、スーベニアショップで買い物する。チャングムのハイライト・NG集などが納められているDVDや、死にゆくお母さんに最後に食べさせた野いちごとチャングムの涙をストラップにしたものなど、関連グッズを手に入れる。
いったんホテルに荷物を置いたあと、今度は、昌徳宮の日本語ガイドツアーの最終組に参加。事前に勉強しておくと、実際に見たときの感慨も大きい。国際交流もこうでなくっちゃ。ここもチャングムの撮影に使われた場所だ。ここにも日本軍が侵略したことがいたたまれない。文化的にも歴史的にも、大きな影響・遺産を受けているのに、日本が国家として侵略したのが何回もあるわけだから。
歩いてインサドンというショッピング通りに行く。竹下通りか鎌倉の小町通りか・・・みたいなおもしろいところ。寒い!ショールを買った。300~400円くらいだ。韓国ならではのおみやげものもいっぱい。ヨン様グッズも。ラボっ子たちにストラップ、お母さんたちにシルクの小袋などを買う。
風雨が激しくなり、屋台もおしまいになった。歩いて明洞に向かうが、雨風がすごく激しくなり、タクシーをつかまえてホテルに帰る。頑張るぞと気合いを入れ、傘と合羽を持ってタクシーでもう一度明洞へ。ソルロンタン(牛肉スープ)が食べたかったので。帰りはホテルまで歩く。ホテルの部屋に湯沸かしがないので、スターバックスでラテを買って帰る。
5日は、今度はソウル南の水原(スウオン)へ行く。この日は集合の日なのであまり時間がない。シャトルバスで韓国民族村に行く。ここもチャングム撮影に使われたところだ。両班の屋敷や、民衆の家、村の様子、薬屋、市場などが当時のままに再現されている。結婚式の様子を再現した催しを見たり、市場で昼食をとったりして満足して帰る。地下鉄のシートが鉄だ。寒い。よく物売りがくる。前夜、地下道を歩いていたとき、ホームレスたちが段ボールで家を建てる場面に遭遇した。日本のようにずっとそこに寝ているのではなく、日中はどこかに働きに行っているようだ。するとこの物売りたちもそうなのかな、という気がしてくる。結構売れている場面もあり、そのプレゼンテーション能力に感心してみたり・・・
ホテルで荷物を受け取り、タクシーで韓国女性開発院へ向かう。行ったはいいものの、日曜日で誰もいない。携帯で韓国ラボ事務局の許さんに連絡を取り、守衛のおじさんに連れていってもらって中へはいる。すでに到着したグループは南大門市場に出かけているとか。U テューターの荷物もある。この宿泊施設をみて、私を恨んだろうな・・・京王プラザを定宿にする人だもの。
研修期間を終え、コリアナホテルで迎える8日。Kテューターたちと景福宮の国立博物館へ行く。すばらしい。今までの紀行でわからなかったこともここで教えてもらえた。このあと東大門市場の方へ行く。このあたりは昔日本人がたくさん住んでいたところ。侵略した事実とここで青春を過ごした方たちへの思いが混ざり合う。ホテル近くに戻ってマントウを食べに行く。「地球の歩き方」の取材が来ていた。
午後インサドンへ行く。私はこれで4回目のインサドンだ。Uテューターも相当気に入ったらしい。宮廷料理を食べに行く。このあとU テューターたちを連れて再びエステへ。私はサウナはやらず、足マッサージ、顔エステなどだけ。エステ台で熟睡した。
9日、再び水原(スウオン)へ行く。今度は城郭市街だ。宮廷があり、ここはこぢんまりとしていてすごくいい。もちろんここもチャングム撮影場所だ。お昼に冷麺を食べた。スープに氷がはいっていてびっくり。ソウル市内にもどってロッテデパートに行く。こことヤング館で閉店時間までがんばって、それから焼き肉を食べに行った。カルビだ!いろいろ食べまくったけど、やっぱり、これが最高!
10日、朝早くリムジンバスに乗る。インチョン空港のディーティフリーで、また少し買い物。ヨン様(の実物大写真)があっちでもこっちでも店番している。買ってやらにゃー。帰りの飛行機は満席だった。観て、歩いて、食べて、うーん、満足満足。
ほんの入り口の韓国体験。それでも、よくやったと思うのは、準備していったおかげ。帰国後テレビで韓国語が流れたとき、「なつかしい!」と思ったもの。あの響きが。もし、何の準備もなく、ただ物見遊山で行ったとしたら、こんなに吸収できなかっただろう。帰国後すぐに担当している事前活動があった。フレッシュな感動をラボっ子たちに伝える。ことばのスイッチが入る体験は、やった人にしかわからない。だからみんなも、頑張っていくんだよ。
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