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リードシャペロンのジュディさん、次のステイ先へ 07月27日 (木)
2週間のステイをおえたジュディさんを次のステイ先へ送っていった。この間忙しかったこと。来日早々、16日は「ひとつしかない地球国際交流広場」それから幼稚園・小学校訪問を始め、各クラスでの対応。国際交流に旅立つSちゃんと一緒に校長先生や市長さんへの表敬訪問も興味深い体験だっただろう。もちろん、4-Hシャペロンとしての対応もある。去年からシャペロンは携帯電話を持つこととなり、連絡もたやすくなった。うちのパソコンもやっとブロードバンドとなり、ジュディさんの役にも立ってよかった。
 スケジュールがひととおり落ち着いて、さて、どこかいこうか?ラボセンターの新しいビルは?東京めぐりは?箱根もいいねえ、2年前に来たときに行ってないなら、行こうか。などと計画しているうちに、「広島に行きたい」ですってえ?ええーっっっ?
 結局、23日(日)に日帰りで箱根、月曜日は歌舞伎親子劇場とラボの発表会持ち寄り夕食会、そして火曜日、水曜日に一泊で広島へ行って来た。
 箱根は、すごい霧。ロープウエイにのったら、雲に吸い込まれるようで幻想的だった。廻りは何も見えない。富士山がちょっと見えなかったりすると、ぶつぶつ言う人がいるけど、ここまで見えないともう・・・・乗客は殆ど何もしゃべらず、沈黙。濃霧で芦ノ湖の船便もなく、お店もどんどん閉まる中、バスを乗り継いで関所見学。好きなあじさいが見られたのがせめても。でも、私たちラボっ子は、雨のキャンプも楽しむ。どんな状況でもいいところを見つけられる。あんな幻想的な体験はちょっとないよねえ。雲の中を散歩。
 歌舞伎親子劇場は、親子用に歌舞伎の見方のワークショップあり、演目も短くなっていて初心者向けでちょうどよかった。それでも2時間半はかかったけど。ジュディさんや、ブレットくんは英語の解説イヤホン、子どもたちは日本語の子ども向け解説イヤホンで、しっかり楽しめたようだ。
 いそいで帰って、持ち寄りの支度。電車の中から長男に冷凍唐揚げをオーブンで温めておくように頼んでおいたのがうまくいって助かった。大急ぎだ。この日はキディ2クラスの合同発表「だるまちゃん」だったが、病気などで来られない子が何人かいて残念。ブレットくんが「木」中学生たちが「クラウドカー」長男が「パパ」になってなんとか・・・
 さて、火水は広島だ。東京駅9:50発ののぞみ。途中乗り込んでくる子どもがラボハットをかぶっているのを発見。なんと、へいぐんへ行く80人がすぐ前の車両だ。訪問してくる。広島で降りるのも一緒。私もジュディさんもシャペロン魂?でつい、働いてしまう。ラボっ子たちを在来線にのせて見送ったあと、ホテルへいき、それから原爆記念館へ行った。ここでも解説のイヤホンを借り、丁寧に見ていく。ジュディさんは解説も、説明書きも隅から隅まで。閉館時間ぎりぎりまで。平和公園も感慨深いものがあった。
 私は大学生の頃、原爆画家の丸木俊さんから直接にお話を伺ったことがあり、またテレビの特集などもよく見ているので、ジュディさんといろいろな話が出来たが、戦争はいつの世も凄惨だ。しかも、苦悩は今も続いている。雨も降り出し、重い気持ちでいた。
 宮島へ足を延ばす。「こんな夜に?」というジュディさんに、「夜だからいいの」と言って出かける。お店などは閉まっていたが、なま暖かい夜風のなか、何人かの浴衣に下駄の旅行者たちがそぞろ歩いていて、家々のたたずまいも伝統的で「日本の昔に迷い込んだみたい」とジュディさんは喜んでいた。
 翌日もう一度宮島をたずね、活気のある観光地としての姿を見る。厳島神社もすばらしく、博物館などもよかった。また、牡蠣の殻焼きがすごくおいしくて、もう言うことなし。いらないと言うジュディさんを前に私一人で6個も食べて、大満足。新幹線で帰京。ああ、疲れた。
 そして今日、館林にジュディさんを送る。Aテューターに引き継ぎ、子ども宇宙科学館でアイマックスシアターを見て、帰ってきた。ふう。
 この間、受け入れだけでなく、実生活上のごちゃごちゃがあって、実に広島や車運転中にも「対応」しなければならないことが続出した。ジュディさんに言わせると「家にいるときはいつも何か料理している」し。人生並大抵じゃないね。
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