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東京支部多摩地区国際交流報告会と事後活動 09月03日 ()
北米・オレゴンキャンプ・オーストラリア・ニュージーランド・中国、そして受入の報告会を午前中、午後はランスを囲んでの事後活動を行った。報告会のために参加者が用意してくることは、模造紙に写真を貼った展示物、4~5分の報告スピーチ、フォトプレゼンテーションのための写真(スライドかパワーポイント)を用意すること。この準備のため、必然的に、各自が所属テューターあるいは担当テューターと連絡を密にすることとなり、そのこと自体が良い事後活動となっていたと思う。報告の内容については、毎年の経験から、各Pで対応してもらうことになっている。
 去年までは全員スライドを作って来ることになっており、暗くする必要から、報告と分けてスライドの説明を行ったりした。今年はパワーポイントに作ることにしたので、あらかじめ担当の私にメールの添付で写真を送ってもらうことにした。個人で出来る人や、パーティでまとめられる人は大歓迎とした。私のところに送ってくれた人の分は、「2006年多摩地区国際交流報告会」という一連のパワーポイントに作り、カレッジリーダーのあすみちゃんは自分のパーティの分をまとめてきてくれた。各自の報告のバックにそのパワーポイントが投影される。オレゴンキャンプのYくんは自分でパソコンを操作しながら報告をしてくれた。もちろん、スライドにするのもあり。
 事前活動でも、いいグループだった多摩地区の参加者。テーマ活動も誇れるものが出来、日常会話への心配より、自分で道を開くことが出来るという力を感じて送り出すことが出来たグループだった。その彼らがどんな体験を持ち帰ってくるか、そしてそれをどう報告してくれるか、とても期待していた。といっても、ティーンエイジャーのことである。今日ご機嫌かと思えば、翌日は仏頂面だったりするではないか。私のパーティのSも帰国時の素晴らしいおみやげ話に対し、パーティでの報告は、その何分の一も伝わってこなかった。はらはら・・・
 さて、あきる野市小学校英語の先生として来日しているメル先生と、事務局のランスをスペシャルゲストとした今日の報告会は、それぞれ、リラックスした様子で、面白かったこと、楽しかったこと、こんなことした、あんなことした、と報告してくれた。おとなしかった子もそんなにリラックスして楽しい4週間をすごせたんだなと思い、最初つまらなかった子もやはりホストに支えられたという思いを持つに至ったようでよかった。大きく映し出されたパワーポイントの写真も、伸びやかな表情がその楽しい体験を物語っていた。そして、会場内を湧かせるなど、みんな、結構話がうまいんだな~と感心した。
 心配していたSちゃんも、しっかりした言葉で報告し、この体験から得た教訓として、模造紙に書き出した一覧表の中からひとつを説明してくれた。曰く「私は、今までC君だった。これからはA君や B君になりたい。」C君とは、ただ見ているだけの人。A 君とは自ら行動する人。B君はそれを支える人。人という字は、このA 君とB君が組み合わさって出来ているという。
 春の中国交流に参加した我が息子どもも、報告した。次男は、国際交流報告会で報告するの3回目だというのに、「何いえばいいんだ?」なんて昨夜言っていたので、大丈夫かなと思っていたが、まあまあ、彼にすれば・・・。5年生の三男は中国式の「独楽」を実演して見せた。
 受入をした貴(アイダホ)と龍(長春)も、なかなかいい報告だった。やっぱり、こうやって発表するのっていいよね。彼らの体験がだんだん熟成していくのがわかる。貴は、語り口がだんだんいとおしい感じになってきて、初めは「ただの出来事」だったものが彼の中で「交流」に変わりつつあることが読みとれる。龍は、パーティでの報告の時も相当緊張していたが、いい報告だったので、「あんな感じでいいから、堂々とやりなさい」といっておいたが、今日はやっぱりすごく緊張していて、それでもパーティでの時よりいい報告だった。
 ご父母を代表して、なっちゃんのお父さんが、感想を述べてくださった。ご夫婦二人きりの寂しい一夏を体験され、その心細さや不安感、またホストからのメールにどのように慰められたかを正直に語ってくださった。子育ての中で大事なステップを踏まれたと感じてくださり、送り出した我が子だけの体験でなく自分たちの体験になったこと、それを支えるラボのプログラムを一段と理解したと語ってくださった。ありがとうございました。
 最後にみんなで「ひとつしかない地球」を歌った。朝の4時までかかってパワーポイントで作った歌詞。この夏の国際交流の写真を折り込んで。それを見ながらの合唱となった。ちょっと、うまくでなかったところもあったけれど、まあ、初めてということでお許しを。
 午後は、事後活動。お弁当を食べる輪の中でも、わいわい体験を話し合っている。今日の事後活動は、体験を振り返る内容の、ランスを囲んでのワークショップ。今年の参加者と既参加者も参加オーケーとした。2年前にワシントン州にステイし、今年は中国へ行った次男と、受入をした貴と龍も参加。(貴は去年バージニア州参加)私は、ステイ直後にこうやって事後活動することの意義を強く感じていたので、とても期待している。
 さて、ランスとは事前合宿でのワークショップで出会っているので、ランスの言う「ガイジンになる体験」をしてきたみんなは、そのことについてランダムに話し合う。ランダムと言っても、「あんなことした、こんなことした」中から共通項を見つけだそうというもの。まず少人数に分かれて行い、それから全員の共通項を探した。
 続いて、日本で暮らしていたら自分の人生に絶対起こらないだろうな、というようなことに遭遇した体験について話し合う。ランスの場合は、同姓同士で裸になって一緒にお風呂に入る体験だったそうだ。銭湯ね。こんなこと、郷にかえっていえやしないよ・・・くらい強烈だったようだ。参加者にとっても、豚を洗っただとか、ご飯を食べるときにテーブルでなく床やソファだったとか、なんてことも、「あり得ない」体験だったそうだ。
 つぎにおみやげの食べ物を食べたり見たりしながら、食べ物、食文化、食事にまつわる体験について意見交換する。こういうのって、やはり生活してみないとわからないよね。それを語り合うための仲間がいる。言ったことが、一方通行にならない手応えを感じながら話せる。
 また、自分をガイジンと意識した体験について。日本語を教えたとき、国歌をみんなが歌っているとき、自分だけがはやりの歌を知らなかったとき・・・・
 それから、また小グループに分かれて、ランスの用意したフラッシュカードの絵を見て、それにまつわる思い出、体験を話し合い、報告し合った。例えば「雲」「飛行機」「庭(仕事)」「黄色」「食事」「新聞」「靴」というカードを見て話し合うのだ。
 最後に、いちばん強く印象に残ったことひとつを絞り出して報告。Sちゃんは「やっぱり、豚。30頭以上も洗って、本当に臭かった!」次男はワシントン州にステイしたとき家畜用の電流柵にさわってしまい、お父さんに揺さぶられたと思ったら、お父さんは3メートルくらい離れたところにいて、それほどの衝撃だったんだということを2年経った今でもいちばん印象に残っているらしい。貴は今度の受入でブレットの日焼け事件を話し、龍は姉と昇遠くんとのバトルを話した。
 地区の小笠原テューターが「ありがとう、はき出させる機会を持たせてくれて」と言っていたが、ホヤホヤの今の時期に出来たことを本当に時機を得たことだと確信した。すばらしい、あるいは大きすぎる体験をしてきて、日本に帰ってきてもそれを充分に受け止められないと、その体験は封じ込められてしまう。リバウンド現象さえ起こる。一緒に事前活動でがんぱってきた仲間だからこそ、なおさら話せるし、2年前の、去年の、あるいは受入から想像するホームステイ体験ということでまとまった話し合いになった。
 ランスが言う。この体験は、ひとつの道をひろげてくれて、そこからまた新しい道につながり、その新しい道からまたさらに広がっていくと。高校生の時のホームステイが、今の自分にこんな風につながってくるとは、当時は予想もしなかったと。将来を能動的にみていけるのってすてきなことだよね。
 私からもひとこと。今回の体験で、みんなは大きなブドウを手に入れたんだよ。そのひとつぶひとつぶは甘かったり、ちょうど食べ頃だったり、すっぱかったり、かたかったり、ちょっと腐っているのもあったかも知れない。でも、それを自分という樽に入れて人生かけてちゃぽちゃぽ熟成させていくんだよ。1年後、3年後、あるいは5年もの、10年もの、30年もの・・・すごいワインが出来ると思うよ。初めて体験したときの味は忘れないで。でもその時、感じなかった味も、後ででてくると思うよ。
 参加者からは、「次に集まるのはいつですか?」「事後活動って、これで終わり?」「もう集まらないの?えーっ」 ありがとう。
 
 
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