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東京支部テューターの会 |
10月01日 (日) |
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今年の東京支部テューターの会は、社会で活躍しているOBOGの話を聞こうというもの。午前中は、ニコル作品の翻訳で知られる森洋子さんをお迎えして、ラボっ子時代のこと、ニコルさんとのエピソード、翻訳という仕事にかける思いなどを聞かせていただくことが出来た。
ほぼ同世代のラボっ子だった森さんとは大学生の頃お会いしている。それから、昔のウインターキャンプで、一緒のロッジだったような記憶があるが、よくわからない。中学生の多感な時期だったなー。森さんは、ロミオとジュリエットが新刊で出たときのロミジュリ大会(東京支部)の3幕ロミオだったそうだ。あのパーティは女の子が多くて、タカラヅカって言われてたりした。私も中部のロミジュリ大会で1幕のプロローグとプリンスをやった。その頃のことがまざまざとよみがえる。
ラボライブラリーでは、その物語のバックグラウンドから取り組んでいたときの自分たちの思いまで、全てまるごとを体得するやり方をしているので、ただ直訳でないことばが育てられたということだった。私も、現役時代は、どうしてラボの日本語(英語)って、こんなに意訳なの?すごすぎる!と思ったこともあったが、大人になって4-Hのコーディネイターなんて大それたことをしてしまいながら、何度も「あらー。私に何でこんな気の利いたことが言えたり、わかったりしているのかしら・・・」と思い、ふっと「あ、これフックだ」などと思ったりしたものだ。そういう、生きたことばがいっぱいつまっている活動だったんだ。
ことばそのものへの興味、感動を育てられ、表現力の幅も深みも知らず知らずのうちに身につけていたんだと思う。それで成功しているのが森さんというわけで、「幸せな人間がいてくれて俺も気が休まる」じゃないけど、ラボっ子全体の代弁者のような気がしてうれしい。
午後は、何人もの「社会で活躍しているラボっ子」が招かれ、パネルディスカッションとなった。実に様々な職業の分野で活躍している方たちが、「テーマ活動でコミュニケーション能力が育てられた」といっている。人との合意を探っていく活動だというのだ。それこそ、人に必要な能力であるわけで、コミュニケーションが出来ないから、簡単に切れたり、むかついたり、犯罪も起こるのだと思う。
事前活動でテーマ活動をやる意義もここにあると認識している。これこそ、ラボの教育活動の目的であり、メソッドであるわけだもの。それを堂々と具現している彼らをみて、とてもすがすがしい気持ちになったのはわたしだけではないだろう。
語られるさまざまなエピソードに、会場内は笑いが絶えず、そのひとつひとつを共有している実感があり、OGとしてもテューターとしても大変励まされた。ラボの素晴らしいところを臆せず、堂々と打ち出していけばいいんだ、と。
OGの私にはラボマークに対する愛着もある。これを見たらなつかしくて子どもを入れようと思いだしてくれる人がいるかも知れない。そんなOBOGがラボママラボパパで支えてくれたら頼もしいよね。何回も目にするということも大事で、お金をかけて宣伝するのもいいけど、月に一度ラボシャツデーを作って、みんなでラボマークを見せたら、効果あると思うんだけどなあ。
すっかり励まされたような気になり、ラボグッズの案を出版局に言いに行ってしまった。ラボマークをアピールするグッズ。4-Hは、4-Hクローバーに誇りを持って、いろんな楽しいグッズがある。ラボだって!
テューターの会のあと、Kパーティの40周年で昔のラボ仲間たちに会った。いや、まったく、人間道場だよ。そこで出た話。ラボマークの意味って何だと思いますか?これは私が昔聞いたことなんだけど、まずは、ことばを話すには、舌が必要、というわけで、舌の形。そしてラボマークの曲線は7つの円で出来ている、つまりこれは7つの海を表すんだよ。7つの海を、ことばで越えていくラボっ子というわけ。もう一つの夜明け目指して、ね。
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