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ワンダ語録つづき |
10月20日 (金) |
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一ヶ月のホームステイがすばらしい思い出で、それはいいのだけど、留学したとき、別の家族になじめないケースがある。事ごとに前のホストファミリーと比較しては不満だらけ。新しいホストファミリーが悪いのではない。やり方が違うだけ。例えば、いちいち大仰に反応しない、ハグハグしない、アイラブユーを連発しない、手作りのランチを持たせない、などといったところ。けれども何人もいるそのうちの子たちと何ら変わりなく扱っているのだ。
前のホストファミリーとは家が近かったので、よく訪問する。「それがかえってよくなかったのよ」とワンダがいう。両方の家族が、日本からのホームステイの子を中心に仲良くなるように、という考えからだったそうだ。私たちも、同じパーティで別のラボっ子が受け入れして、グループで楽しんだりしている。それがうまく行く場合は、実際のホストファミリーを尊重してあまり干渉しないこと。日本でも毎年どこかで起こっているよね。
ワンダがいう。「おばあちゃんちみたいなもの」と。確かに、実の両親からは厳しくしつけられたり、日常生活がある。けれどもおばあちゃんちにいくと、諸手をあげての歓迎ぶり。甘やかされ、好きなものを食べ、お祭りに行き、いつも一緒に楽しく過ごして、子どもたちは帰りたがらない。けれどもおばあちゃんたちは、予定通りに帰ってくれるのを待っていたりする。だいたいが、以前のステイはまだ幼い中学生、今度は高校生だもの、扱いも大人相手になるでしょう。
平野さんが、一ヶ月のホームステイはハネムーントリップ、留学は実際の生活だ、と言うとき、結婚もハネムーンも経験のない高校生たちは、平野さんが何をいわんとしているのかさえ見当がつかないらしい。「おばあちゃんち」というのはいいたとえ。
おばあちゃんちに焦がれ続けた子はその後、ホストファイリーの同じ高校に行っていた子と最高に仲良くなって、別れがたい思いをしたそうだ。何ヶ月もずっと無い物ねだりをしていた日々がもったいなかったね。よくぞホストファミリーが忍耐してくれたものだと、感謝している。
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