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週( )1回、メル( )日本語( )教えています |
11月15日 (水) |
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今日はメル先生に週に一回日本語を教える日。このところ、JAPANESE LESSON FOR BUSY PEOPLE II というテキストを使って教えている。結構難しい。特に助詞の使い方は、難しいと思うが、お互い「外国語の先生」なので、追体験しながらやっている。
日本語を教えるとき、こちらの想像力や言語体験が豊富だと教えるのに役立つ。「とにかくこうなんだから覚えりゃいいのよ」なんていうのじゃだめ。どんな想像力かというと、メル先生の日常生活や、経験に即した例を挙げて説明したり練習したりするとわかりやすかったり、物語を引用することもある。また、言語体験は、私自身はもとより、息子たちに英語や日本語を教えた体験が有効だ。
うちの三男は、アメリカで幼児期を過ごしたので、日本に帰ってからあいうえお表を覚えるとき、例えば、どうして「は」にてんてんで「ば」、○がつくと「ぱ」なのか、理解できなかった。濁音は、日本語では「てんてん」をつけるだけなのだが、三男の耳には全く別のアルファベットとして聞こえる。メル先生も同じだった。
また、カタカナ語は、元の英語と違うので、日本語ではわからなかったり、発音できなかったりする。帰国当時小4だった次男が、ある日「ねえ、アートってなに?」と聞くので、芸術という言葉をどう説明したらいいか、苦労していたら「ああ、art ね。なあんだ。」と言ってどこかへ行ってしまった。この状態では誤解されるね、帰国子女のつらさよ・・・と思ったものだ。隣の女の子も、オレンジとorange に苦労したらしい。
メル先生は、よくわかるようになってきた。お互い、文法用語には面食らう。なんか、簡単なものを余計にフクザツにしているような語だが、一旦わかると、説明しやすく、理解しやすい。このこともアメリカで次男の英語につきあいながら感じたことだった。もちろん次男は、文法用語なんて、聞いてもいないが、私には、「なるほど!そうだったのか!」と感心することしきり。高校留学の子たちにも、英語で辞書を引くこと、英語の説明を理解するように、文法用語を押さえるよう勧めている。そうすれば、実は簡単なのだ。なんだか、高校の時の「古文」を思い出す。
今日は、久しぶりに、リラックスした一日で、ティムの散歩にも行くことが出来た。ティムは、建設機械が嫌い。うちの近くの腐葉土作業現場にさしかかると、「もう一歩も動かない!」状態になってしまう。庭ではいたずら者だ。なにをしたのか、大きな植木鉢が倒れていた。ああ、チューリップを植えなくては・・・
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