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はだかのダルシン  その② 10月14日 (月)
★ドゥルソイの祈りのうた
 取り組み始めた頃、最初のドゥルソイの祈りの歌の英語が何度聴いても聴き取れず
大学生も「何を言っているのか、聴き取りにくい」とずっと言っていました。
合同を始めるにあたってそれでは困ると思い、歌詞の意味をみんなで調べてみた。

ライブラリーでは綺麗な意訳がされており、意味を考えずに『音』だけで聴き取るには
少し難しいようでした。
中高大生で辞書で単語の意味を調べ自分たちなりの歌詞をつくりました。

 Life-bearing Mother Earth, boundless thy blessing be,
All life,heaven watch over fatherly love forever,
Song of praise, prayers of thanks, we offer to thee.

「 命を支える母なる大地、そなたの神の恵は無限である
天空は全ての生き物を父親のような永遠の愛で見守っている
神への賞賛と感謝の祈りを汝にささげます」

これがライブラリーでは・・・
「母なる大地  めぐみあふれん
 命見守る空  父なる愛は永遠に
 いまささぐ  いのりと感謝のうた」

と美しく訳され歌われています。
意味を調べ、そのことばのイメージを深めると
今まで何を言っているのかわからない・・・と言っていた子どもたちが
ライブラリーの音をキャッチし始めました。
ことばの持つイメージを持つと心を込めることもできるようになります。

最初、小学生もMother earthのまざあ~~~の「あ~~~」しかわからん!といって
いたのに、中高大生よりも短期間で真似して歌えるようになりました。

音を聴き取れたら、今度はどんな気持ちで歌おうかを考えました。
「祈りと感謝の気持ち」とか「空間をうまく使って全体に響く感じ」という意見も
出てきました。
「儀式」ということばを使う子もいました。「月にも関係があるんじゃないか」と自然界の法則のような事に気付く子もいました。
10月12日の合同ではほとんどの子が、真剣な目をして神聖なドゥルソイの賛美歌を歌いました。
観ている人にみんなの魂の歌が届くと良いね!

★三人のドゥルソイ
この儀式を司どる三人のドゥルソイ役に小6の子たちが立候補しました。
修行を重ねたドゥルソイの役は、したいと言ったものの表現がとても難しく戸惑っています。ちょうど伊勢神宮の式年遷宮の様子と似ている所がありますね。
供え物の羊ののどを黒曜石のナイフで切り、その血のついたやどりぎで東西南北の大地を
清め、血で厄よけの文様をみなの顔とほほに描く・・・
いけにえの羊が燃え尽きるまでその祈りの歌は続く・・・
これから約1ヶ月、彼らが表現したい事は何か?その表現を支える言語にどこまで近づけるか?誠心誠意、こころをこめてできるようことばを繰り返し聴いて欲しいです。

「雲のとびらがひらく」ってどういうこと?
何か動きたくてもどう動いたら良いのか、ずっと何もしないで「ことば」をこころに刻んでいました。2ヶ月ほど経って、みんな、何か動きたいという気持ちになってきました。
「雲のとびら」って?
昌樹:目に見える「扉」ってものがあるわけじゃなく、そうだな、「ナルニア」の
   たんすのような、そこを抜けると違う世界に行くような感じのもの
「風の声が聞こえる」って?
はやか:その扉から吹き込んでくるような感じ。それを手を使うんじゃなくて
    身体全体で表現したい!
テューター;たった今吹いてきた風じゃなくて、いにしえのずっとずっと昔から吹いて
      来たような風・・・
立ったまま、ことばを噛み締めていたところだったので昌樹や速香のイメージを聴いて
何だか動けそうな気がしてきた。
「母なる大樹が揺れる」って?
風が吹いたあと、それまで表現していなかった大樹を、初心に戻ってつくってみる事にした。先週、美咲が「一度、みんなでMother Treeをつくってみたい」と言った事がきっかけだった。

そもそも、一番最初はMother Treeを数人で表現していた。祈る人もいた。
それが人でつくってしまうと、木の大きさやイメージを限定してしまうという意見が出て
つくるのをやめていたのだった。
「木」の表現というとどうしても手を上に伸ばして「枝」を表現してしまいがちになるが
杜道が「それじゃあ、Mother Treeには見えんでしょ。若い木にしか見えないよ」という。
みんな、また困ってどうしたら樹齢何百年もの母なる大樹を表現できるのかと、いろいろやってみた。
木曜日の小学生たちが寝っころがって「根っこ」といっていたのを思い出す。
その時はあまり良いとは思わなかったが、全員でやってみるとずっしりと大地に根を
張る、強さや生命力が以前より表現できているようだった。

これに気持ちが入ると最初の歌を聴いただけで鳥肌が立つくらい良い表現になるのだが・・・。
なにせ、テーマ活動は生きている。常に変化していくもの。まだまだ進化し続けるであろう。
「表現したいものの基を支えている言語」の一言一言を見落とさずに
言語体験を積み重ねていこう!!




 
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Re:はだかのダルシン  その②(10月14日) >>返事を書く
るるさん (2013年10月14日 19時31分)

これは、また深~い話し合いですね!!

読むだけで、鳥肌が立ちましたよ!!!

はだかのダルシン…ライブラリーをしっかり
聞いてから支部発表に向かいますね♪
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