幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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ミシガン便り その1 ~物語に国境はない~ 10月06日 (月)
39年ぶりのミシガンの風景は変わっていなかった。まっすぐに果てしなく続く道。左右に低く広がる畑と樹木。
その上に空が大きく広がり、綿菓子をちぎったような雲が浮かぶ。グレイハウンドという大きなバスで大陸横断した時の記憶が甦る。Simon & Garfunkelの‘America’を歌いながら…。懐かしさがこみあげてくる。
 日々のたくさんの経験の中で一番心に残ったのは、子供達にとってお話に国境はないということ。彼らの素晴らしい想像力でお話を理解し、子供達はお話が好きだと確信したことだ。私は初めてのシャペロンなので子供達と同じように、「みるなの花ざしき」と「ももたろう」の紙芝居を作り、素語りできるようにしていった。簡単な舞台も持っていった。行く前にホストに小学校へ行って子供達と先生の相互関係を見たいとお願いしておいた。夏休みなので学校はやっていない。でも最初のホストSharonは、姪の子供マイケルの通っているRose City Elementary Schoolのsummer schoolで紙芝居、折り紙ができるように取りはからってくれた。
SharonはラボTを着て4Hとラボの説明をし、私を紹介する。5,6年生のクラスに行った時は、来年か再来年はみんなもホストをしてね!とリクルートまでしてくれた。私は日本紹介をして日本の昔話「みるなの花ざしき」の紙芝居をした後、質問を受ける。1年生のクラスでは、なぜ絵に文字が描いていないのか?They say とはどういうことか?うぐいすは女の人だったのか?なぜうぐいすが女の人になったのか?など核心をついた質問が出て、文化の違う国のお話を理解していることに驚いた。途中11番目のざしきまでは音楽も長いし飽きてもぞもぞしている子供達たちもいたが、12番目のざしき、女が帰ってきてからは、身をのりだして何がおこるのか集中して見ている気配が感じられた。お話に国境はないと確信した瞬間だ。
3学年で紙芝居、最後のクラスは折り紙をした。日本から15くらい折ったものを持参して、「この紙を折ってこんなにいろいろなものが作れます。どれが作りたい?」と聞くと、“Paper Bloom! Cool!” 紙風船を作って、みんな楽しそうに遊んでいた。子供は好奇心が旺盛で、すぐに覚えてしまう。その逞しさが羨ましいなと思った。
お昼に子供達と一緒にランチをご馳走になっていると、隣に座っていた1年生の女の子が、「私あのお話本当に気にいったの。もう一回読んでほしかったわ。だってお父さんもお母さんもお話読んでくれないんだもの。」と、私に言った言葉が今でも心に残っている。子供達はのびのびして自分の言いたいことをきちんと相手に伝えられる。先生の言うことによく従う。案内してくれた先生に“They are good students. Are teachers strict?”と聞くと、“The students respect older people. That’s important to learn life skills.”と言っていた。最近の日本の子供達に失われているものがここにはあった。
 もう一つこの交流でわかったことは、現地での言語習得の方法はラボのテーマ活動の英語の体得の仕方の延長線上にあるということ。子供達が垣根なく家族の中に飛び込み、ホストファミリーと生活を共にする中で見聞きしてことばを体得ていくことは、ラボCDをよく聞いて音を身体で感じて発語できるようになっていく課程と似ている。ラボCDの英語は速いけれど、それに慣れていくことが現地の英語を聞き取っていくには必要なことがわかった。
3週目にコーディネーターのヘザーが地元テレビのインタビューを受けるために自宅にホストファミリー3家族とラボっ子を呼んでパーティを開いてくれた。そこでラボっ子がホストやその兄弟と本当の家族のように遊び、ホストファミリーも自分の子供のようにラボっ子を可愛がってくれている姿を見て感動した。この1ヶ月の国際交流体験が参加者にとってかけがえのないものであることを今後パーティで、そしてシャペロンをしていないテューターにも伝えていきたい。
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