I think I'll go out and see the world! |
05月04日 (木) |
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昨日のNHKの『偉大なる旅人・鄭和』ご覧になりましたか?NHKBSで、2月に放映されたようですが私は今回始めてみました。鄭和と言う人物の事も今回始めて知りました。ヨーロッパの大航海時代より70年も早く中国からアジア・アフリカの国々を訪れ、武力ではなく交易でそれぞれの都市と関係を結んでいったという事実、そして鄭和の研究者の女性(アメリカ人?だったかしら)が『鄭和の船団の航海がそのまま続いていたら、アジア・アフリカの国々はヨーロッパの国々の植民地になることなく、それに私はもしかしたら中国語を話していたかも知れませんね・・・』と言っていたのがとても印象的でした。また、私が交流しているスリランカ(当時はセイロン)にも鄭和が立ち寄って、当時(仏教)シンハラ、(モスリム)タミール、ユダヤ教に別れていた人々を案じて、中国語、タミール語、ペルシャ語で宗教を超えて仲良くしようと言う碑文を献上したにも関わらず、当時の王は話を聞かず戦闘を仕掛けてきたと言うくだりは、スリランカが植民地支配を終えた後も内戦が続いていた最近までを予感するものでした。
鄭和は自身がイスラム教徒だったそうです。そして、航海を一緒にした家来は色んな宗教をバックグラウンドに持っている人たちで、宗教に関係なくみんなが助け合う事を一番に考えて指揮を執っていたようです。
宗教が違っても人は人、それぞれの違い、能力を認め合って協力し合えば戦いの無い平和な世界が築けるのに・・・と思いました。
そして、そのためには色んな国、いろんな文化を自分の目で確かめて欲しいと思います。今日のタイトルは『ぼくは出て行こうかと思います。世界が知りたいのです』みにくいあひるのこのセリフです。
さあ、ラボっ子の皆さん、小さな狭い自分の世界に閉じこもっていないで広い世界に出て行こうね。世界には色んな考え、色んな文化があることを、分かる事がまず第一歩です(^0^)
今日、京都の駅美術館で『故宮博物館展』を見て来ました。昨年故宮に言ったのですが、建物をめぐっただけで、展示品を見ることは出来ませんでした。ラストエンペラーの時代の物が展示されていましたが、見事でした!鄭和の時代に出来たものなんですね紫禁城は!~。紫禁城に対する思いが又膨らみました。そうそう、コウロギを入れていた陶器の入れ物、溥儀が使っていた自転車も展示されていましたよ(^0^)
5月28日まで開催されています。
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Re:I think I'll go out and see the world!(05月04日)
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cherryさん (2006年05月05日 13時50分)
鄭和見ました。よかったですね~!食い入るように見てしまいました。
ラボの国際交流にも相通ずるものがある。船団にはいろいろな宗教の
人々が乗っている。彼はどの宗教の人にも敬意をはらい、認めた。自分
達の運命はいっしょだから、という意識。このような感性でないと未来
はないのかもしれません。まずは、Rowing to another dawn!
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Re:Re:I think I'll go out and see the world!(05月04日)
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candyさん (2006年05月05日 17時17分)
cherryさん
>鄭和見ました。よかったですね~!食い入るように見てしまいまし
た。
→はい、私も一言も聞き漏らすまいと見ておりました。
ラボの国際交流にも相通ずるものがある。船団にはいろいろな宗教の
人々が乗っている。彼はどの宗教の人にも敬意をはらい、認めた。自分
達の運命はいっしょだから、という意識。
→自分達の運命は一緒だから・・・
船の上はとても分かりやすい状況ですが、地球の上も同じ事なのに
ね!昨日も中国の黄砂が韓国や日本に重大な健康被害をもたらすと警
告のニュースが流れていましたね。今本当に自分だけがよければ、今
さえ良ければ、と言う意識を一人ひとりが変えていかないと大変な事
になりますね。
このような感性でないと未来はないのかもしれません。
まずは、Rowing to another dawn!
→国際交流に参加するとはどういう事か、テューターがラボっ子や親御
さんにこの意識を伝えていく事ですね。
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cherryさん (2006年05月05日 22時17分)
そうなんです!高1参加の国際交流、ホストマザーの私への接し方が、
人生を大きく変えました。1975年といったら、ベトナム戦争終結の
年、それがアメリカにとってどんなことなのかもわからなかった。しか
し、Momは東洋から来た、英語もろくにしゃべれない、とても高校生
とは思えない女の子に対して(スティ中は小学生によく間違えられまし
た)日本の文化、仏教、生活、そして私の家族、ラボという団体、学
校、教育システム、全てにおいて尊重して、話しを聞いて受け入れてく
れたのです。それが「外国の人に対する姿勢」だと16才で学びました。
そのMomの姿勢を伝えるためにテューターをしているのかもしれませ
ん。わずか25名足らずの小さなパーティですが20名の国際交流登録があ
ります。600年前の鄭和の精神にものすごく勇気づけられました。
海を渡るという事がどういうことなのか、ラボっ子と共に常に考えてい
きたいですね。
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