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『アイウエ王とカキクケ公』&バイユーのタペストリー絵物語 |
07月16日 (日) |
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地元の00新聞の依頼で『絵本の窓』のコーナーに絵本紹介の記事を書きました。7月11日掲載分で昨日掲載誌が届きました。季節的にスリランカのお話『かさどろぼう』シビル・ウエッタシンハ作を紹介したかったのですが、現在絶版になっているので、この『アイウエ王とカキクケ公』を紹介しました。たくさんある素晴らしい絵本の中から1冊を紹介と言うのは選ぶのが大変です(~~;)特に新聞のコーナーとなると、誰に向かって紹介するのか??でも、このお話は大人も子供も楽しめると思って紹介しました。
~~「いろはにほへと」と言えば「色は匂(にほ)えど・・・」と意味のある言葉になっていますね。では、「あいうえお」が意味のある言葉になると・・・それがこの「アイウエ王とカキクケ公」です。原案は、大正末期に発表された武井武雄作「アイウエ王物語」です。その童話をもとに、三三芳悌吉氏が、自身の子供時代の活動写真館での思い出と共に絵本にされました。
絵はフランスのバイユーにあるノルマン征服を描いた刺繍「タペストリー絵物語」などを参考に、中世ヨーロッパの風俗背景が忠実に描かれています。お話はアイウエ王国をカキクケ公国が占領し、アイウエ王国の人々が力を合わせて戦うというのもですが、最後のワイウエヲまでが、ストーリーにぴったりの言葉遊びになっています。
丁寧に描かれた絵と楽しい言葉遊びに、ワクワクしながらページをめくりたくなります。是非声に出して読んでくださいね。~~
いかがでしょうか?手にとって読んでみようと思ってくださいますか?
新聞には絵本の表紙も紹介されているのでもっとインパクトがあるのですが・・・
この記事を書くにあたり、バイユーのタペストリー絵物語??が解らず、図書館やインターネットで調べました。バイユーがフランスの都市の名前であり、刺繍の技法の名前にもなっていることが図書館の刺繍の本で解りました。
タペストリーに関してはインターネットで、詳しく紹介して下さっている方があり、フランスへの興味も湧きました(^0^)
素晴らしい絵本(作家の努力)は私達に色んな事を気づかせ、楽しませてくれます。
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