幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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英語教育は人間教育~ラボOB・OGの言葉の裏付け~ 12月12日 (火)
元気になりましたが、色々と忙しく・・・日がたつにつれて記憶が曖昧になり・・・シンポジュームの報告遅くなりました。

まずは会場紹介から。

パシフィコ横浜

2日、3日は会場に行きつくことに、準備をすることに必死で会場の写真を写すのを忘れていました。
この写真は4日朝、早起きして海側から写したものです。

さて、シンポジューム。

全体の感想は、とにかく11月12日に奈良で開催した「OB・OGによるパネルディスカッション」で彼らの口から話されたことの裏付けを聞いているようでした。


今回、お話をしていただいた方々の印象に残った言葉を少し書き留めておきます。

ニコル氏:始めて黒姫の森で「ミーン、ミーン」と言う音を聞いたとき、何だかわからなかった。cicada(セミ)と言う言葉は知っていたが、実物を見たことがなかったので、木に止まっているせみをなかなか見つけることが出来なかった。最初鳥だと思って鳥ばかり探していた。
     「物語の中の自然を子どもに見せてください」
     「子どもの未来は環境と教育にかかっています」
     「森は神様の手です」

鈴木氏:動物である人間の子どもが怪獣になってきている。
    心がさまよっている。(根っこがなくなっている)
    まず子どもを健全な人間にする。そこから言葉。
    日本語を基に英語をかぶせる→何年か後に英語力が伸びる。
    日本人の基本は日本語(国語ではない)
    ★言葉は自分の望むことを最小の力で表せる。
    満員電車で降りる時も、黙って突進するのではなく、「すみません。沢山の人が降ります!!(~~;)」と言えばよい。みんなが道を空けてくれる。

田島氏:人間の発達において言葉が8割をになっている。
    英語教育は人間教育→ラボだから言える。
    言語力は社会力を通してしか身につかない。
    それを、フルに活用してラボにいる間にラボッ子に実感してほしい。

門脇氏:ラボッ子は自分が身に付けたものをきちんと自分の意思で自発的に発揮する能力・意欲・姿勢がある。
    人間が全うな人間であるためには、言葉を交わしながら、様々な人たちとお付き合いをしなければならない。
    (interlocutior with others)
    全うな人間になるためにはラボ活動教育が大事。
    英語の力をつけるだけではなく、人間そのものを健全な人間に育てるちからがラボにある。

田島氏&門脇氏のお話は40周年記念誌「大人になったピーターパン」にまとめられています。
ラボッ子OG・0Bと非ラボッ子との比較をした表はとても顕著にラボッ子に「社会力・コミュニケーション力」が付いていることを表しています。


パネルディスカッション(和田氏・本名氏・杉浦氏・ペレラ柴田氏)
1.英日対応について:
  日本語は意味を理解するのにとてもすばらしい。
  日本語でしっかり理解したものを英語で意味の拡大をし、理解を広げる。(本名氏)
  
  類まれな教育である。
  どんな子どもでもその物語を楽しめる教材である。
  英日テープを作ってみた→子どもに試すと見の輝きが違う→事実が先にあった。・・・★事実を説明するのは難しい★
  アメリカや欧米の英語教育理論を何かおかしいぞと思っていた。
  言葉を切り刻んで部品にする。→分析が先に立つ。
  誰しも生き生きした魚が好き。→切り刻んだ魚をくっつけても生き生きした魚にならない。
  ラボは最初からぴちぴちした魚をだし、子ども達は丸のまま触れている!
  欧米から輸入した英語教育理論とは根本的に違う。(杉浦氏)

  日本語がテープについていることはじゃまにはならない。
  両方付いて楽しめる。  母語を大切にしている。
  bilingualismの点からもどの言葉も完全完璧である事が大事。
  母語が2つある事も世界では普通。
  小さい頃から外国語に触れさせることは大切である。(ペレラ氏)

  小さい時に英語を分析的に受け止めるのではなく、まとまりとして受け止めるのは大事。
  意味も解らず英語全体を覚えさせるのは無理がある。(和田氏)

2.物語について
  ニュースや、科学物はジャンルの広さでは限られているが、物語はジャンルについては多岐に渡っている。
  ライブラリーを楽しむことで世界中にイメージを広げられる。
  物語にはストーリーがあり、言葉そのものに背景がある。
  丸暗記→演技する→ただの棒読みではなくなる。(ペレラ氏)

  日英対応OKといったのは物語である所に素晴らしさがある。
  音声を聞き取りながら、日本語体験、英語体験できる。
  ニコル氏の「森は神の手」→イメージが湧く!
  ラボッ子の「大砲の弾の役」「水しぶきの役」→イマジネーションの世界が大事。
  単なるレポートが日英になっていても意味なし。
  物語→CDを聞く→自分達で話し合って演じる。これが大事
  言語は音から積み重ねて。
  アメリカの英語教育はアメリカ移民をアメリカ人に育てる教育→母語を捨てて、英語を植えつける教育。
  我々はアメリカ人になるのではない。
  物語を読んで済ますだけではなく、演じることが大事。(本名氏)

  物語は子ども達にとって外国の話であっても虚構の世界であっても興味がある。 子ども達が主体的に反応している。
  出来るだけ内容のある英語を豊富に多量に学習すること(input)が言語習得の必要条件である。
  学校教育ではinputを多量にすることは出来ない。
  ラボッ子たちがリアリティーのある語をinputしている事は素晴らしい。
  
テーマ活動の特徴:
  product(結果→学校教育)
  proccess(過程→ラボが大事にしている)
  ★教えるのではなく引き出す

  ★異年齢・縦長集団がいかに力を持っているか。
  テューターが言わなくても子ども達が仲間同士でぶつけあって、深い話し合いが出来ている。
  教えるのではなく引き出す方法→10年はかかる。
  幼児からはじめて、中学にならないと・・・
  ★テーマ活動でやっていることは何なのか理解できなければ自分達で話し合えない。(杉浦氏)

  教えるのではないがまったく教えないのではない。
  テューターはガイド役になっている。
  テューターとラボッ子の関係はバランスがとれている。
  言葉のルール、言葉の獲得に丸覚えのとき、教えられなくても学んでいく。
  長時間掛けて自分のルールを見つけ出した方が覚える。 
  とっても良くCDを聞いて、しっかり意見を言える子がリーダーになる。→CD聞いてない子はりーダーになれない。(ペレラ氏)

  身体表現→英語の動詞を身に付ける。
  だるまちゃんとかみなりちゃんの英語「It's funny funny day」
  funny形容詞と習う一般の中学生・高校生→意味理解難しい。(和田氏)

提言:
  子ども達の育ちに大切なのは気心の知れた人たちとの意味のある 話し合い。 (母親・テューター・お兄ちゃん・お姉ちゃんなど)

  成長と共に社会的対話から自己内対話(自分の思い)に変化していく。

  何か読んでみたい。何か書いてみたい。→自由度の高い受け止める方策を考えてほしい。(杉浦氏)
  
  
    
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