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飛鳥資料館~「とき」を撮す~ |
08月12日 (日) |
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毎日暑いですね。熱中症で倒れる方も出ているようです。
お盆休みも安近短で、すぐ近くの飛鳥資料館の夏季企画に行ってきました。
高松塚やキトラ古墳の壁画の破損状況が最近はにぎやかですが、それらの発見当時からの写真や、機材・カメラ(1952年当時からの)の展示がされています。
高松塚の実物大の写真による古墳も再現されていて、中に入ることができます。
写真は最近のもので、ずいぶんとカビに侵食されているものです。
発見当時には写真技術はそれほど優れていなかったので、当時の名だたる画家(東山魁夷など)が模写をし、その絵は資料館に保存されているそうです。
高松塚壁画館に描かれているのは、そのお弟子さんたちが描いたものだそうです。
キトラ古墳も再現されています。
DVDで、高松塚の壁画の説明を見ることが出来るのですが、それぞれの絵を復元して、どのような絵であったかをバーチャルで見ることが出来ます。
ロンドンの大英博物館でギリシャのパルテノン神殿の壁画の彫刻の様子をバーチャルで説明してあるのも見たのですが、高松塚の壁画も負けていないと思いました。
高松塚もキトラ古墳も本来はお墓ですが、1300年も経つと壁画は見術品としての価値を優先するのも仕方ないかなと思いました。
この企画の一つとして、あまかしの丘の頂上に20mの高所作業車を乗り入れて360度パノラマ写真を撮影し展示してありました。
今年の6月に写されたものですが、ちょうど田植えを終えたところで、緑多く本当にいいところだな~と思える景観です。
我家の方角も写っています(^^)
畝傍山が今の私には懐かしい風景になってきています・・・。
暑~い夏の一日、冷房の良く効いた静かな館内でゆったりとした時間を過ごすことができました。
9月2日まで開催中です。
*おまけ*
久しぶりに常設展示の説明もゆっくり読みました。
天王山(てんのうやま)古墳 桜井市倉橋 の説明文に
石舞台古墳に次ぐ巨石古墳で、横穴式石室の中に家形石棺がある。羨道の誕生は奥へ行くほど低くなっている。入口を閉ざした石が大部分もとのまま残っており、玄室の中は真っ暗である。イザナギがイザナミを追って黄泉の国に至ったという神話は横穴式石室の構造から生まれたものと言われている。この石室はこうした神話を思い出させるような雰囲気に満ちている。崇峻(すしゅん)天皇陵とする考えもある。
とあり、「国生み」の場面を思い起こしました。
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