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スリランカ5日目~絵本作家育成セミナー&スリランカの書店事情~ 11月05日 (月)
本日も8:30ホテルを出発。

今日はセミナー参加者が同じストーリーをどのように場面割をするかの課題で提出した作品元に講評です。

それぞれの個性が出て楽しいワークショップでした。

今日で、ワークショップは終了です。

3日間2人の講師はとても丁寧に講評をされ、それぞれの作品にあった既存の絵本を紹介し、参加者からも積極的に質問や意見が出て、ワークショップの成果が年々進歩してきていると実感できました。

今回のセミナーを元に参加者は改めて作品を年内に仕上げ年明けにコンクールに応募する事になっています。

優秀賞は絵本になります。

今回のセミナーの内容をしっかり理解して、楽しい絵本が沢山生まれることを期待しています。

ホテルに全ての荷物を取りに帰り、またコロンボに向けて帰ります。

ホテルのロビーからとってもすてきなインド洋の夕陽が見えているのですが、時間がないので泣く泣く出発(ーー;)

コロンボについてゴールフェイスグリーンに立ち寄り、ぎりぎりインド洋に沈む夕陽を眺めました。

一仕事終えたみんな、感無量の時間でした。

~~~~現地の書店状況~~~~

帰国前の午前中に2軒の本屋さんに立ち寄りました。

5年前に寄った本屋さんと同じですが、一軒はシンハラ語の絵本コーナーが以前よりずいぶん充実していました。

内容はともかく、以前は全て山積みにされていたのが、きれいに面展示になっていました。

本屋

しかし、翻訳本も省略されていたり、何かの真似のような本がまだまだ沢山ありました。

もう一軒の大きな書店(スリランカ中に何十件もある)では、英語の本はとっても充実しています。

が、シンハラ語の本は5年前と全く同じで、地下の隅っこに追いやられほとんど置いていませんでした。

ここの書店のオーナーは英語の本で十分と言う考えのようで、またそれで経営は上手く言っているようです。

スリランカはイギリスの植民地だった為、イギリスの影響が大きく、輸入品を現地の言葉に翻訳して販売する事はないのです。

以前日本に来ていた女性が、

「スリランカでは、英語が読めないと大変なことになります。輸入品を英語のままで販売しているので、分からないと食べ物か薬かシャンプーか・・・など何も分からないのです。」

と話されたのがとても強烈に心に残っています。

母語のシンハラ語を残したいとほとんどの人が思っているでしょうが、生活をしていく上で英語が必ず必要になるのです。

日本では考えられないことですね。

ウエッタシンハさんの書いたシンハラ語練習帳を買いましたが、彼女のすてきなセンスでかわいいシンハラ語が色んな模様になっているんです。

ウエッタシンハさんの愛情を感じる本です。
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