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ホテルを8:50に出て昨日下見をしたNIEへ。
午前中は講師のS氏による講演「異文化理解としての絵本」
私達の会が出来たころには、
「スリランカでは、雪が降らないからロシアの『てぶくろ』のような絵本は子供たちには理解できない」
と言うような教育者の意見もあり、絵本の役割が全く理解されていない状況でした。
しかし、今回はスリランカの絵本作家として『かかしのひみつ』のプリヤンカさんが私達のワークショップの中から生まれ、その『かかしのひみつ』と、他の色々な絵本を紹介しながらの講演に、会場に詰め掛けた130人の人々はとても納得がいったように思います。
私自身初めて絵本と言うものに出会ったのが『山の兄妹』カリジェ作です。
小学校低学年だったと思いますが、大きなカウベルとスイスの山々、兄妹の服装などに鮮烈な印象を受けたのを覚えています。
スイスと言う国との最初の出会い、外国へのあこがれを私は絵本から得たのでした。
今回講演会に来ていた方々にも、異文化理解としての絵本の役割が、きっとひろく理解していただけたと思います。
午後は、
絵本作家育成セミナーです。
応募者23名の作品を映像で写しながら、講師のS氏とSe氏が丁寧に好評をしてくださいます。
絵本らしくなっている人から、まだまだ物語の挿絵風の人など様々ですが、お二人は丁寧に気をつけなければならないこと、上手く出来ている所を指摘されます。
この時も『かかしのひみつ』を参考に説明されるので、皆さんとても納得がいったようです。
4:30に終了です。
片付けて6:00前にホテルに到着。
~~~~スリランカの犬と食事について~~~~
スリランカでは犬も猫もつながれていません。
初めてスリランカに来た時に犬がゆったり歩いているのがとても不思議でした。
今回、ワークショップに参加している方々に「日本では猫は紐でつながないけれど、犬は全てつながれているんですよ」と説明すると、みんなに「へ~、そんなんだ~」と言う顔をされました。
猫と同じようにゆったりと歩き、日陰で昼寝をする犬たち。
慣れると、こちらが当たり前のような気がしました。
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会場での昼ごはん
炒めごはんに、色んなカレーや、炒め物です。
現地の方はごはんにカレーを混ぜながら左手で食べます。 スプーンは私達が外国人だから出してくれてあります。
こちらは、エッグホッパー。
丸い鍋でクレープのような生地を焼き卵を入れます。
おいしいですよ。 ホテルのビュッフェ式朝食にも出ます。
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子どもの友9月号として日本で先に出版された『かかしのひみつ』のシンハラ語版が出来たので、スリランカの子ども達への読み聞かせの様子を見るため幼稚園へ。
現地のpさんの経営する幼稚園へ。
みんな興味深く見ていましたね。
絵本を楽しむ子ども達の様子はどの国でも同じです。
その後、明日からのワークショップ会場「国立教育研修・研究所(NIE)」へ。
コロンボから南東15kmほどの、マハラガマにあります。
日本の無償資金協力で施設・設備が整えられ、スリランカ教育省が管轄する学校教育全般における政策実施機関として、カリキュラムの開発から教員研修まで広範囲にわたる役割を担っている施設との事。
明日の講演会場、絵本展・お話会、ワークショップ会場の下見、機材のチェック。
昼食後、ホテルにもどり、資料の準備等をする。
ホテルの窓からは、やしの木々と日本で話題になっているインド洋が広がっています。
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11月1日 朝4時に起きて伊丹空港まで。
足の悪い私を気遣って夫が車で送ってくれたので、1時間もかからず到着。
伊丹7時発成田行きに乗り、成田からスリランカ航空に乗りますが、スリランカの先のモルジブが人気の為、成田からはコロンボの上空を越えてまず、8時間掛けてマーレ空港に着き、その後コロンボにもどります(~~;)
合計11時間の空の旅・・・空席が沢山あったので、横になることが出来て助かりました。
座席のDVDで、『ハリーポッター』を上映していました。ハリーがクリスマスにヤドリギの下でかわいい女の子とキッスをしていましたね。
コロンボに着いたのは夜11時(現地時間)
5年前に初めてコロンボに着いた時は、入国審査の場所には銃を持った人が何人もいて、一人一人ボディーチェック(女性はカーテンの中で)がありました。
空港も狭くて「あ~、大変な所に来たのかなあ・・・」と思ったのでした。
が、今では空港はとても近代的になって、日本とほとんど変わりません。
現地の旅行者のミニバンが迎えに来てくれていて、ホテルに向かいます。
しかし、ホテルまで約1時間の間に5箇所の検問がありました。
運転手さんが室内灯をつけてゆっくり走ります。停められることはありませんでした。
コロンボ市内のホテルに着いておやすみなさい。
明日は、少し離れたマウントラビニアに移動します。
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今日、ラボOGのyutakaちゃんに会いました。
先日大阪で開催されていたジョンバー人ガム展に行った時に、すてきな絵本があったよとプレゼントしてくれました。
『エドワルド せかいでいちばんおぞましいおとこのこ』と言う本です。
英語版ですが、言葉の掛け方でエドワルドの様子が変わっていくのです。
自分が発した言葉はすぐに忘れてしまうけれど、自分に向けて掛けられた言葉はしっかり覚えている事ありますね。
それを、気をつけなけば・・・と思う絵本です。
yutakaちゃんありがとうね。
この絵本展には行きたかったのに、忙しくて行けなかったのでとっても嬉しいです。
みんなに紹介しますね。
さて、今日のトプーグループでは taichi君がワラを持ってきてくれて
みんなで大騒ぎをしてわらの家を体感しました。
その件については次回写真付きで紹介します。
明日、4時起きでスリランカに向かって出発です。
こちらでも、いいワークショップになるように頑張ってきます。
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今日は関西での新刊ライブラリー先取り体験ワークショップ。
講師は新刊の4作品の録音演出を担当された西村正平氏です。
ラボっ子の選考会でおなじみの西村氏によるワークショップ、うきうきしながら参加しました。
何年か前に受けたワークショップでは、詩を楽しく朗読したり、身体も動かしていたような記憶が・・・
今回は、新刊ライブラリーの録音時の様子や、作品の魅力についても色々お話してくださいました。
また、この10年ラボ活動に関わって、ラボっ子の活動で感じた事も、話してくださいました。
「くまがり」の録音演出で初めてラボの仕事を引き受けてくださった時に、ラボは単に英語教育をしている所と思ってラボセンターに行くと「ことばが子どもの未来をつくる」と言う文字が目に飛び込んできて、「ことば」を大事にしている所なんだと衝撃だったそうです。
そして、氏は「ことばあそび」の時間として月に3回小学校に行っておられるそうですが、学校での子ども達と比べて、
『ラボ教育は(テューターのラボっ子との関わりは)有機栽培に似ている。子どもを育てるということは手間隙がかかることです』
と、おっしゃってくださいました。
とってもすてきな表現ですね。
関わって下さった作品についての裏話も沢山してくださったのですが、
色んな詩も沢山紹介してくださいました。
それも、メロディーをつけて歌ってくださったのもあります(^^)
今日はお話を沢山してくださったので、一緒に声を出すワークショップが少なくてちょっぴり残念でしたが、西村氏のすてきな詩の朗読に、とってもいい気持ちになれた半日でした。
書店では販売していないという、西村氏監修の詩画集2冊も紹介してくださって、帰りの電車でうきうきしながら頭の中で声を出しながら読みふけっていました。(本当は大きな声を出したかった!)
『ことばとあそぼ』と『あいうえ あそぼ かきくけ けいこ』の2冊です。
編集後記にあたる、「不思議で楽しい五十音」のお話も楽しくて、日本語と外国語の違いを納得・・・、そして五十音表が室町時代に定まったというのにも驚きでした。
日本語の楽しさを体感したすてきな日でした。
パーティのラボっ子やお母様方とこの詩画集で楽しい時間を過ごせそうです。
そして、新刊ライブラリーがますます楽しみになりました。
音楽にも色々注文をされて、それがとっても生かされていますよ。
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今年の関西支部テーマ活動大会では、見に行ったラボっ子も参加できるようにと、地区単位で10分間の持ち時間でミニ発表をする事になりました。
阪奈地区では参加者全員で「きょうはみんなでくまがりだ」を素語りしながら、ミニテーマ活動をする事になりました。
2週間前にお手紙でお知らせして、毎回のパーティでみんなで取り組んでいます。
今日の土曜日のクラスには、水曜クラスから国際交流の参加者調査表を仕上げて持ってきてくれたtaiki君と妹のayakaちゃん、水曜日に都合で欠席だった、manaちゃん、syougo君姉弟が、参加してくれました。
阪奈の中高生広場「阪奈(さかな)軍団」が考えてくれた動きをみんなでやってみました。
ayakaちゃんはもうすでに大きな声でバッチリです。
みんな楽しく発表が出来そうです。
会場は、我がパーティからでは2時間もかかりそうですが、沢山で参加して、すてきな発表の見学と、自分達の発表も頑張りたいですね。
11日のハロウィンパーティでは、パーティのみんなとお客様のお友だちも一緒に「くまがり」と色んなゲーム(WHTのメンバーに教えてもらった)を楽しみます。
3日土曜日と7日水曜日はお休みですが、しっかりCD聞いておいてね。
それぞれのグループの12月の発表は「さんびきのこぶた」「おおかみと七匹のこやぎ」「うみがたずねてきた」に決定です。
「うみがたずねてきた」を取り上げるのは私がラボに関わって初めてですが、楽しいです。(私も入れてもらっています)
元永定正氏の絵がいいですね。
「ぽわんほわん家のくもたち」に引き続きP&Lグループが選びました。
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11月に3度目のスリランカ絵本作家育成セミナーのボランティアに参加します。
スリランカからの応募作品を写真資料にしたり、スケジュールを調整したり、スリランカのPさんとのメールのやり取り・・・と忙しい毎日です。
今日、こちらでの打ち合わせの時、たまたまmさん宅にあった、
『ぼくはねこのバーニーがだいすきだった』(ジュディス・ボースト作、エリック・ブレグバッド絵 なかむらたえこ訳 偕成社)
と言う本を紹介していただきました。
大好きなネコが死んでしまってその悲しみに打ちひしがれていたぼくが、お母さんとお父さんの暖かい思いやりで、だんだん悲しみから立ち直り、成長していく。小さな子にも静かな感動をよぶ本です。
今ちょうど研修で取り上げている『さけはるかな旅の詩』で、私が涙した場面とも重なります。
大人も子どもも共感できるステキな絵本です。
そして、
今日は文庫のお当番の日でもありました。
久しぶりの大雨で来る子は少ないかな~と思っていたのですが、コンスタントにやってきてくれました。
中には「おかあさんに、今日は雨だから文庫に行ったらおばちゃんがよろこぶよ~って言われた」と、言ってくれる、お母さんの心遣いが、嬉しい場面も(^^)
そして、高校2年生の男の子2人(中学時代からよく顔を見せてくれています)が、
「おばちゃん、久しぶり~、ここでお弁当食べさせて」
「え~?お弁当食べられへんかったん?」
「今日、弁当いらんかったのに、お母さんに言うの忘れてたから、ここで食べて帰りたいねん」
調理実習があって、弁当がいらないことを忘れていたらしい。
でも、せっかくお母さんが作ってくれたお弁当をそのまま持って帰るのは悪いということなのです(^^)
文庫を閉める間際でしたが、色々話しながら彼がお弁当を食べきるのを待ちました。
素敵な絵本とやさしい高校生にとってもいい気持ちの一日でした。
スリランカ行きの準備も頑張るぞ(^^)
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今日は秋の研修3回目。
「サケはるかな旅の詩」、サケが遭遇する自然の変化や生き物達を具体的にではなく、それぞれが感じたように動きましょう・・・
「それって、先日のワークショップでやった相手の気持ちを感じてどちらが主導権を持つというのではなく形を変化していくというのがぴったりね。」と、話が出ました。
別のグループでも「アイコンタクト ワークショップ」をしっかりみんなでシェアーしたそうです。
さすがテューター、学んだことはすぐ実践です(^^)
「Belly's Friend」の感想文も沢山出してくれました。
小学低学年のラボっ子もしっかりお話が理解できて感想を書いてくれているのがとても嬉しいです。
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今日のクラスのheroは先日のホワイトホースを見に行ったとき、右の方の一番前に座っていました。
「ビリーと学校の先生の2回も話しかけられたよ。どっちもNo って答えといた」
ビリーには「Have you got my father's money?」
先生には「Who is playing these silly games? Is it you?」
と、聞かれたのでした!!
前日熱でラボをお休みしていたのですが、
「復活して行けてよかった~!!」ですって(^^)
彼らが我家に来て着物を着た姿をデジカメで見せてあげたのですが、妹のyumaちゃんや、その他ラボっ子・・・
「テューターだけずるい!いつ来たん?」
「水曜クラスの子は会えたん?」
「誰も、あってないよ」(私)
と、とても残念がられました。
それほど今回の英語劇はラボっ子たちが楽しんで身近に感じたんだと思います。
今回は私が個人的にホワイトホースを呼んだのではなくお役目として関わらせていただいたので、ラボ活動に支障のないようにお世話をさせていただきました。
だから、マイパーティの中でも当日後片付けを手伝ってくれた2人が、少し触れ合えただけでした。
今日のラボっ子たちの反応を見て、彼らとの触れ合いがもっとラボっ子たちにあればよかったな~とつくづく思いました。
当日の感想文でも高校生がそんなことを書いてくれていましたね(~~;)
ワークショップを中高大生広場で出来ると一番よかったでしょうね。
また、こんな機会に恵まれるといいですね。
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ホワイトホースシアターの役者たちが奈良にいる間に、東大寺を見せてやって欲しいと頼まれていたので、案内しました。
まず、もちいどの商店街を歩いて商店街を物色。
ここにはリサイクル着物のお店があります。
彼らは興味津々! それぞれに自分の分やら姉妹や、姪へのおみやげを選びました。
その後、5重の塔をさるさわの池から望み、興福寺の前を通り東大寺へ。
ちょうど修学旅行シーズンで小学生や中学生の団体が沢山いました。
みんなグループになってノートにメモをした英会話を使える外国人を探しています。
勿論ジェイソンたちも声を掛けられました。
子供達が大好きな彼らは笑顔で楽しそうに答えていました。
大仏殿の中の柱の穴(大仏の鼻の穴と同じ大きさという)の通り抜けにオラフはチャレンジしたかったのですが、学生達が沢山列を作っていたので断念しました。
その後、お水とりで有名な2月堂に。
そこでは、無料休憩所の方にウオータークーラーのボタンの横に「3秒だけ押してください」と英語で書きたいのだが、教えてくれと頼まれ、
「Push 3sec. only」と教えてあげていました。
私が、その方に「お水取りの水は若狭からどうやって運ばれてくるのか」とお聞きして教えていただいて、では彼らに聞いてくれと頼まれたのです。
さて、水は若狭で水を送る行事をし、10日間かかって地下を通って来るそうです。10日目に2月堂の下にある池に湧き上がるのだそうです・・・神様の仕業(^^)
その後、私はパーティがあるため、春日大社の行き方を教えて彼らと別れました。
着物の着方を知りたいというので、翌日n中学での公演の後、我家に来てもらって着付け教室をしました。
帰ってからもちゃんと着られるようにと、順番をカメラで撮影しながらの着付け教室。
みんなみんなとっても真剣でした。
エレリとサリー、自分達で選んだとってもリーズナブルな着物を着て。
ビリー役のエレリの着物姿ステキでしょう。
ジェイソンとオラフにも半幅帯の結び方を教えてあげました。
着物のたたみ方もちゃんと写真撮影をし、みんな真剣にたたんでいました。
着物は本当に気に入ったようで、
「今度は着物を着て舞台をしたいね、夏の夜の夢を着物姿で・・・」
など、のりのりでした。
貪欲にいろんな事を学ぼうとする彼らに私も大いに刺激を受けました。
13日からはほぼ毎日公演の日々を過ごす彼らです。
元気に沢山の子どもたちに英語を学ぶ喜びを伝えてくれることと思います。
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