クレジットヒストリー
アメリカでは現金よりも、クレジットカードやチェック(小切手)を
使うのは皆さんご存じの通りです。
そして、クレジットヒストリーも大人であれば大切です。クレジットヒストリーは、クレジットカードを作って、きちんと支払いをしていれば、半年くらいで作成される、信用度の指標のような物です。アメリカでは一般的に銀行引き落としの制度がないので(似たような制度はありますが)、カード会社から請求書が来て自分で毎月きちんとカード会社に支払います。それをきちんと一年以上おこなうと「信用できる人」になるわけです。そのヒストリーを管理する会社があり、ある人が信用できるかどうかを調べる場合、その会社にその人のクレジットヒストリーを請求するのです。
この履歴はソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)で管理されています。アメリカ人であれば(外国人でも働ける人は)全員SSNを持っていて一生変わらないので、なんにでもSSNを書く習慣があります。クレジットカードを作るときももちろん書きますので、その番号で管理するわけです。
でも、このクレジットヒストリー、やなやつなんです。これがないと、普通のクレジットカードも作れないし、電話や携帯電話もデポジット(最初に払う保証金のような物)を払わないと使えないし、アパートも借りるときに一年分の家賃か保証人を請求されるし、もちろんローンだって組めません。そう、信用第一のアメリカは、クレジットカードを使って信用を築いていくのです。たまに「クレジットヒストリーの無い者、人間にあらず」みたいに言われている気分になります...。
私たちのような外国人は、最初に幾らかカード会社にお金を預け、その金額の範囲内で使えるクレジットカードを作り、まずはそれでクレジットヒストリーを作成するところから始めます。銀行のATMカードにクレジット機能も付いていますが、これでは、ヒストリーは作られないんですよね...あくまでデビットカード...。
ちなみに私は今のところ「信用に値しない人間」です。はやく、信用つくんなきゃな、こりゃ。
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