5世紀、キリスト教の旧教、カトリックをアイルランド全域に広めたセント・パトリックの命日。アイルランドの国花、緑色の三つ葉のクローバーとシンボルカラーの緑色がこの日主役です。この日は何でも良いから緑色の物を身につけます。子供達同士では、緑色とつけていないとつねったりするそうです。
この日は、アメリカの各地でパレードなどが行われます。アイルランド系移民の多い所(ニューヨークやシカゴなど)では、3/17当日に、少ないところではその前後の週末などにパレードが行われます(写真はオハイオ州クリーブランドのパレード)。もともとは、19世紀にアメリカ東海岸に多かったアイルランドからの移民とその子孫が、同胞の団結と相互サポートをめざしてパレードや集会で祝い始めたそうです。そして、年々その規模が拡大。現在では本国はじめ、アイルランド人あるいはアイルランド系の人びとのいるところでは世界中でお祭りの日とされています。
アイルランド人はお酒好き。本国にはかなりの数のパブが存在するそうです。そして、アメリカ各地にも「アイリッシュパブ」と呼ばれる、アイルランド系のパブが存在します。セント・パトリックス・デイの夜は、このアイリッシュパブでアイルランドの人達はお祝いすることが多いです。必然的に街に酔っぱらいが増えるので、あまり飲んだりしない人は出歩かない方が無難かもしれないです。 |