ハロウィン
ハロウィンは、All Hallows(キリスト教万聖節=All Saints Day=11月1日)の前夜祭という意味です。
ケルト民族が、自分たちの一年の終わりのお祭りとAll Hallows E'en(Eveningの略)を融合させた物が現在のハロウィンとなったそうです。
古代ケルトでは、新年の始まる前の日に死の王ソウインが、死人や悪霊を呼ぶといわれていました。その悪霊が、10月31日に開かれる秋の収穫の祝宴のテーブルのまわりにいると信じられていたそうです。祝宴が終わるとすぐに、その悪霊が街の外へ行ってしまうように、霊や死人の格好をしたそうです。また、台所の火を消して新しく聖なる火種をもらいに行き、悪霊を退散させるために焚き木のまわりを踊ったりもしたそうです。
現在アメリカでは、宗教的な意味は全く薄れ、子供達が"Trick or treat"と言って家々をまわり、お菓子をもらう日となっています。これは、祭り用の食料をもらって歩いた農民の様子をまねた物が起源だと言われています。
私は子供達にお菓子をあげたりしたことはありませんが、旦那が以前ホームステイしていたお家では毎年あげていたそうです。そのお菓子をあげるのは、旦那の仕事。みんなとても可愛かったそうですよ。そのあたりでは、ハロウィンの夜に玄関の電灯をつけているのが「お菓子をあげるよ」っていう印。何人かの子供を乗せて、車で家々を回るんだそう(笑)。現在住んでいるシャーロットのまわりでも、車に仮装した子供達をいっぱい乗せたお母さんが、近所を回っています。夜、子供達だけで出歩くことはできないので、大人も大変です。
お菓子をもらいに来た子供達
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ハロウィンの飾り付けがされたお庭
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NYでは、大きなパレードが開かれます。その場所のまわりや、地下鉄の中は仮装している人でいっぱいだったりします。
学校に仮装してくる人もいるし、銀行や公共機関でも窓口の人が仮装していたりします。窓口の人が仮装してしまうっていうのは、アメリカならではだなぁって思います。
参考:Holiday Origins in America
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