史跡植山古墳(推古天皇・竹田皇子合葬墓)現地見学会 |
05月01日 (土) |
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平城京遷都1300年祭関連の行事として、我家の裏で10年前に発見された、推古天皇と竹田皇子の合葬墓とされている、植山古墳の現状現地説明会が、市の広報で募集があり、見事抽選にあたって今日参加しました。10年前は8月末のとっても暑い日に大勢の方々が来られました!
受け付けは橿原神宮前駅で、たくさんの古代ファンと共に、市のマイクロバスで現地まで。
こんなステキな遊歩道になっています・・・が、まだ普段は柵で囲まれていて、入れません(~~;) いい散歩道なんですが・・・
一番上の展望台からは・・・
左から、丸山古墳。 真ん中、二上山。 右端、畝傍山。が望めます!
さて、古墳の入口です。
西石室(竹田皇子の墓?)
全長13m、玄室長5.2m 玄室幅、2.5m 羨道長7.8m。
石室と羨道の境界部分に、兵庫県高砂市の揖保山周辺で産出する凝灰岩「竜山石)で作られた、石製扉の底板であると考えられる閾石(しきみいし)が置かれている。
閾石は、全長2.5m、幅1.3m、厚さ0.5m。扉の軸受け穴と方立(ほうたて)をはめ込む溝が彫り込まれている。このようは扉は他の古墳では例を見ない。この扉材の一部であったと考えられる石材が、市内五条野町に所在する春日神社、素盞鳴命(すさのうのみこと)神社、八咫烏(やたがらす)神社の境内に踏石の一部として転用されている。
東石室(推古天皇の墓?)
全長13m、玄室長6.5m、玄室幅3~3.2m、羨道6.5m、床面には結晶片岩と花崗岩を用いた排水溝が構築されている。排水溝は石棺の周囲を巡っており、玄門付近で一筋に集約して石室外へと続いている。奥壁側の排水構内から、金銅製歩揺付飾金具、水晶製三輪玉などが出土。
玄室には熊本県宇土半島産の阿蘇溶結凝灰岩(阿蘇ピンク石)で作られた刳り抜き式の家型石棺が遺存。石棺の蓋は身から外され、割れた状態で発見された。・・・「墓を移す際に開けた時に、石の重みで割れたのではないか、盗掘ではこのように重い蓋を開けることはないと思われる」・・・。石棺の蓋は全長2.52m、幅1.53~1.58m、高さ0.62m、身が全長2.43m、幅1.4m~1.5m、高さ1.1m。
色は、実際はきれいな小豆色ですが、調査の為埃をかぶり白っぽくなっています。水をかければ、元の小豆色になるそうです。資料パンフレットの写真(発掘当時の)では、きれいな小豆色です。
~この石のこと、発見当時に聞いた時から、阿蘇山の麓から持ってきたのかと思いこんでいましたが、世界一のカルデラから噴出された溶岩は遠くまで流れて、宇土半島まで流れて固まったものだそうです!自然の力は驚きです。そして、色んなものを巻き込みながら固まったので、石棺の底に小さな穴が開いているのは、別の石が埋まっていたのを取り除いた後だそうです。地学の勉強にもなりました(~~;)~
解説の方によると、5年前に熊本からこの石を運ぶ航路を玄界灘や瀬戸内海を通って実際に再現したそうです。権力を諸国に示す一大イベントだったと思われるとの事!
さて、この古墳の公開ですが、まだ数年かかるそうです(><)
「どんな見せ方をして欲しいですか?」と、聞かれたので、
「今日のように、屋根つきで周りから覗き込めるのが良いですねえ」と一緒にいた方々と意見が一致。 楽しみです。
見学会は今日と明日のみですが、
耳寄り情報・・・
今年9月にも予定しているそうです。
今回をのがした方、ぜひ9月に挑戦してみてください。
感動しますよ(^^)
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Re:史跡植山古墳(推古天皇・竹田皇子合葬墓)現地見学会(05月01日)
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きくきくさん (2010年05月06日 10時30分)
ご無沙汰しています。
久しぶりの書き込みです。
9月の見学会、是非ともチャレンジしたいものです…が、橿原市民では
ないので、もしかしたら駄目でしょうかね…
話変わりますが、5月5日の阪奈軍団の運動会。
中学男子3人組、楽しく行ってきたようです。
我が息子は、最近充実したラボ活動をさせていただいております。
感謝感謝であります。
これからもよろしくお願いいたします。
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Re:Re:史跡植山古墳(推古天皇・竹田皇子合葬墓)現地見学会(05月01日)
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candyさん (2010年05月07日 20時05分)
きくきくさん
>ご無沙汰しています。
久しぶりの書き込みです。
9月の見学会、是非ともチャレンジしたいものです…が、橿原市民では
ないので、もしかしたら駄目でしょうかね…
→いえいえ、誰でも大乗豚と思いますよ、今回も朝日新聞にも掲載され
ていましたから・・・。募集の記事があったら連絡しますね(^^)
話変わりますが、5月5日の阪奈軍団の運動会。
中学男子3人組、楽しく行ってきたようです。
→よかった! 今度のラボで話を聞くのが楽しみです!
我が息子は、最近充実したラボ活動をさせていただいております。
感謝感謝であります。
これからもよろしくお願いいたします。
→こちらこそ!楽しみです(^^)
橿原市昆虫館の蝶の標本展示(taichi君の名前付き)をぜひ見に行か
なくてはと思っています!!
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