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辞書はどこへいった |
09月20日 (木) |
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辞書とか、辞典が好きだった。いつのまにか、ずらずら調べていることもあった。
夜中に重たい百科事典を寒いのをガマンしてずーっと見ていたり・・・
今、深夜にウィキをとめどなく調べたりするのも、同じか。
でも、原点は辞書だ。
小さいときは、人に聞くのが一番楽だが、なんでもかんでも人に聞くわけにいかないので、
大きくなると辞書を引く。みな、そうなる。
そう、思っていた。
どうやって英語で手紙を書いたらいいか、わからないと言う中学生のまえに
英和・和英辞書をおいたら「ジショー」といった。
「いちいち引かなくても、わかんないとこがパッとわかる機械って、ないの?」
なにがわからないのかもわからないのに、どうやってわかるの。
だいたい、自分の手紙なのに、なんでそう、嫌そうなの?
「これ、日本語で調べたらいいのか、英語で調べたらいいのか、わからない。」
せっかく6年生のときにプレゼントしたのに、使いこなしてないな!
「ロッキー山脈って出てない」
まず、山脈はなんて言うの? 地名がわからないなら地図がいいんじゃない?
「どこ?」
もお・・・・広げてもらわないとわからんのか?
自分が行ったところで、何回も人にも説明していたのに、どうして見つけられないのか。
私も、ただ答えを教えるのではなくて、本人の中から引き出すように、
誘導して・・・わかったら大げさにリアクションして・・・
辞書が引けるように、とラボの活動の中でもいろいろ工夫しており、
小学生の時は結構楽しそうに引いているのに、
中学でどうも伸び悩んでいるなあ・・・
それに、どうしてこんなに読んだり、想像したりが当てはずれなんだろう・・・
もうちょっと、応用力があっても良さそうなんだが・・・
私のやり方(アプローチ)が悪いのかな?
「ロッキー山脈につれてってくれてありがとう。」を訳したいらしい。
「ロッキー山脈」で詰まり、地図でやっとこさ見つけ、
「つれてってくれて」で詰まっている。
「・・・go together ?」それじゃ、一緒に行くで、「行く」という意味合い。
「野球場につれて行って」っていう歌、なんていうんだっけ?
「わからない、そんな歌知らない。」
隣で聞いていた兄が、歌い出す。Take me out to the ball game~
「なに?ていく?どうやって書くの?」
兄「t a k e タケって書けばいいんだよ。テイクミーはタケメ。」
「タケ?」(その兄の名はタケという)
もおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
まず、英語だったら、最初に言うのは何?
「Thank you」そうそう、それに続けて・・・聞いたことある言い方ない?
きてくれてありがとう。プレゼントありがとう。
「Thank you for...」そうそう!!
やっと、Thank you for taking me to... が出てきた。
あと何通りか、ありがとうの文章を書く。
「おいしい食べ物を作ってくれてありがとう」
「つくるは・・・・make?」ちょ、ちょっと、まず、意味を考えてみよう。
食べ物を作るって、作るより「料理する」でしょ?
「料理?・・・・cooking?」
テキサスで会社の皆さんとBBQしてたとき、
「肉が焼けたぞ~!」っていうのを、burn! と日本人が連呼するので、
思わず「cooked...」とつぶやいたら、
アメリカ人が、地獄で仏を見たような顔をした。
単に字面で辞書を引こうとしないで、意味を考えてごらん、
食べ物は、燃やすじゃなくて、料理する、でしょ?
どうにかこうにか、手紙、完成。
それにしても、読み方も、字も、見当もつけられない、というのは、痛いなあ。
「ちょっと! 特訓するわよ!」そう言って、長母音、短母音にもどってみる。
アメリカで買ったいい教材がある。
長母音ばかり集めたカード集と短母音を集めたカード集。
子音+長母音の単語と 子音+短母音の単語。
同じ応用で読める同じ字をなんで、違うように読むかなあ・・・と思いながら、
まあ、気長にやるしかないか。法則を体得できるように。
「せんせー、これ、おもしろい。このカード欲しい!
前にもやってもらったけど、忘れちゃった。今やってみると、すごいって思う。」
時には、徹底的にやることも必要だと思う。それも機を見て繰り返す。
数にこだわって、数のSBを集中的にやることもあった。
色にこだわることも、形にこだわることも。
昨日は、おやつを前にしてティータイムSBを全部!と言ったら、
小学生、早く食べたいもんだから、
どしどしタイトルをあげて、がんがん歌ってたね。
今までにやってきたものがちゃんと入っているね。
要は、全てをおしなべてやる場合と、それだけを集中的にやるメリハリ。
長時間はやらない。ぜったい時季はずれの子がいるから。
がーっとやって、また時期をみてやる。
でも、私がやりたいのは、もっとダイナミックで感動的なテーマ活動なんだけどなあ!!
昨日の小学生がやった韓・英はらぺこあおむしは、運動会みたいだったなあ。
跳び箱に組み体操・・・
感動的なのは、いつ?
辞書は、おもしろい・・・・
使ってみて、なんか変だ、と思うその感覚を育てたい。
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