柴田Tお別れの会 |
07月14日 (土) |
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私たちの大先輩であり仲間であった柴田T。
昨年ご病気がわかり、国際交流を目の前にしたラボっ子を担当の私に、
パーティをOテューターに託され、あわただしく闘病生活に入られました。
その前の三月には、オハイオ4-Hのジェフ・キング氏のホームステイを引き受けられ、
日中は私が、宿泊は柴田さんが、というふうにご一緒にさせていただきましたが、
受け入れの準備でお布団などを運んだとき、いつもと違う疲労感があったと、
今にして思えばおっしゃっていらしたのを思い出しました。
ごちそうになることが多く、いつも、お世話になりっぱなしでした。
優しいご主人様に、いつも言いたい放題の甘えよう。本当にうらやましいご夫婦仲でした。
同じ地区なのに、なぜかサマーキャンプで同じロッジになったこともあり、
私はカトリーヌ、柴田さんはシンデレラといって、盛り上げましたね。
ラボっ子達が、シンデレラ~と慕ってくるのが、本当にうれしそうでしたね。
楽しいキャンプでした。
私が新人の時から、いろいろと細かいことまで教えてくださって、
それまでの私では気がつかないことをいろいろ教えてくださいました。
テーマ活動や物語に関しては大変な向上心とこだわりがあり、
いつもレベルの高いものをもとめていらっしゃいましたね。
ご一緒した研修は数知れず。一昨年のジョン・ギルピンは、圧巻だったと思いますよ。
地区の発表で柴田Pのラボっ子が間に合いそうもなかったとき、
「私が手伝いましょうか」と申し出たことがありました。たぬきの3話だっけ。
そのときはラボっ子がまにあって、私の出る幕はなかったけれども、ラボっ子達に
「ラボっ子というのは、こうしてよそのパーティの発表でもいつでも出られるくらいの実力をつけるものなのよ」とおっしゃったとか。
カリフォルニアで4-Hのコーディネイターをしていたとき、
柴田Pのラボっ子がホームステイにやってきて、柴田Tは心配の種が尽きなかったようですが、
楽しい思い出を残してくれました。
その子の話は今でもカリフォルニアで語りぐさになっています。
柴田さんが闘病生活を送られている間、私は、つらくて伺えませんでした。
ファクスでお手紙を書いたりしましたが、心残りです。
先日は柴田さんが長年貯めておられたラボグッズの数々を地区のテューターにいただきました。
そのお礼に伺わなくては、と思っていた矢先でしたのに。
今日、お別れの会で、ご家族ご親族の方々の親密な関わりを改めて伺い、
そうした関わり合いの中で、素晴らしいお子さん達が、育って行かれたのだと思いました。
ラボっ子の代表のことばもすばらしいものでした。
地区のテューター代表として、引き継ぎされたOテューターは、柴田さんに本当に身近に語りかけるよう、
Aテューターは、テューター全体の代表として、柴田さんの偉業を讃え、親しい交わりをなつかしむものでした。
そしてなにより、お優しいご主人様のおことばが、涙のなかにも、いつもの柴田さんを偲ばせるもので、
涙と一緒にみなさん、笑って、笑いながらまた、涙があふれて止まりませんでした。
こんなお優しい方をおいていかれるなんて。
柴田先生、いままでありがとうございました。そのお心を忘れずにいきたいと思います。
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Re:柴田Tお別れの会(07月14日)
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サンサンさん (2007年07月14日 19時07分)
カトリーヌさん、
報告をありがとう。
涙が止まりません。
私にとっては、Wisconsin 仲間の柴田さんのご冥福を
心からお祈りしています。
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Re:柴田Tお別れの会(07月14日)
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トミーさん (2007年07月14日 22時53分)
柴田Tお亡くなりになったのですか?
テューターを引退されるのかと思いながら読んでいてびっくりしまし
た。ジョン・ギルピンのライブラリーが出た時に、演出された娘さんが
研修で講演されるのに付いていらした時に、一度だけお会いしたことが
ありました。病気になられてからあっという間のことだったんですね。
とても残念です。まだまだラボのとってもお子さんたちにとっても必要
な存在だったに違いないのに・・・
どうぞ安らかにとお祈りするばかりです。
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Re:柴田Tお別れの会(07月14日)
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とんかつ姫さん (2007年07月14日 23時08分)
私にとって柴田テューターを近く感じられたのは数年前のPEIのシャペロ
ンを柴田テューターの翌年にするときに、丁寧な報告書を預かり、ステ
イにとても助かったことと、その後PEI関連の方々の来日で会食をした
り・・・という、ものでした。
この日記を読ませていただいて、テューターとしての日常を知ることが
出来て、嬉しいです。
併せて柴田テューターの思い出として大切に心に残して生きたいと思い
ます。
ありがとうございました。
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Re:柴田Tお別れの会(07月14日)
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がのさん (2007年07月15日 00時19分)
【その1】
わたしのようなものが…、とためらいましたが、やはりひとこと。
事務局のほうからその悲報を受け、1988年、柴田さんとともにしたギ
リシア神話研修の旅をした仲間、数名のテューターにメールやFAXで連絡
しているその途中、もうひとつの悲報が飛び込んできました。なんとい
う日か! こちらは大学時代からの知人で、知る人ぞ知るユニークな劇
作家・演出家。大声でがなりたてる演劇が主流のなか、“沈黙劇”とい
う意想外な演劇スタイルを確立した人物。わたしより少し年上のはず。
肺がんだったとか。このところ、土曜・日曜はいくつもの会合が重な
り、切り刻んだ時間しかないのですが、どうしても外せぬ義理もあり、
きょうは柴田さんのほうは失礼して、こちらのほうの弔問をあわただし
くやってまいりました。雨にぬれ、涙にぬれて…。
ギリシアの旅をともにし、なおこの「ひろば@」につらなっておられる
長崎のケイコさん、千葉のばーばーじゅこんさんからも、この悲報に驚
き、こころからなる弔意のおことばをもらっております。ご冥福を!
その旅のなか、柴田さんはみなさんから「おくさま~~」と呼ばれて
親しまれました。その行動がいつのときもおっとりしていて、どこかほ
かにない優雅な気品があって、ギリシアのどこかの王妃みたい、と映っ
たことによります。忘れがたい思い出です。
一期だけだったと思いますが、わたしとは「テューター通信編集委
員」のひとりとしていっしょに活動してもらったこともあります。最後
にお顔を見たのは、昨年3月、日比谷公会堂での国際交流のつどいのと
き。会場前のひろばで久しぶりにお会いし、ある雑誌で柴田家の記事を
読んだこと、えりかさんはどうしてますか、とか、ふたこと、みこと立
ち話をしただけでしたが、そのときすでに病魔におかされていたなん
て、思ってもみないことで、相変わらずあのおだやかで優雅で、気持ち
よいにこやかさで、こちらをホカホカさせてもらいましたが、そういわ
れてみれば、ちょっと元気がなかったかな~…、と。
【つづく】
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Re:柴田Tお別れの会(07月14日)
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がのさん (2007年07月15日 00時21分)
【その2】
そして、もっとも鮮明な記憶は、「一寸法師」のシリーズの制作を終
えたあと、東京支部のテューターのみなさんの研修のつどいにこの新作
についてご紹介する機会がありました。たくさんのみなさんでした。そ
のときわたしは、久米明さんから聞いたことばを借りて、柴田さんの長
女・三輪えりかさんのことをご紹介したんですね。久米さんが、スタジ
オに飛び込んでくるなり、興奮のていでこういうのです。
「がのさんね、うちの劇団にめざましい演出家が誕生しました。この子
は正真正銘、優秀ですよ。イギリスから帰ってまだ間もないのですが、
その若い女性演出家に、いま“行ってらっしゃい”と送り出されてきま
した。ラボの吹込みだ、といいますと、わたしはラボっ子だったとおっ
しゃる。び~っくり! そのことをまずお知らせしなくちゃ、と思って
ね」
三輪えりかの名がはじめてラボの世界に登場した瞬間でしたね、この
研修会が。話し終わって会場の外に出ると、柴田さんがおいでになっ
て、「ありがとうございました」のほかのことばはありませんでした
が、どちらかというと切れ長の細い彼女の目は、涙でうるんでいまし
た。ほんとうにうれしかったんだと思います。あとで家のほうに電話を
もらい、長々とえりかさんについて話してもらいました。
ついでにもうひとつ。わたしの特技(!?)のひとつに、歩きながらじょ
うずに本を読む、というワザがあります。ライブラリー制作などをやっ
ていますと、とくかくたくさんの本を寸暇を惜しんで読むことになりま
す。どこにいても本です。どれほどきれいな女性に出会っても気づかな
い!? 新宿の雑踏のなかでも満員電車のなかでも…。それでも、ときに
は失敗もあります。あるとき、新宿警察署に近い交通量多い交差点で、
あわやのところで車にひき殺されそうになったことがありました。その
ときうしろからすっ飛んできて「危ない!」と抑えてくれたのが柴田さ
ん。わたしの命の恩人でもあるわけです。
あ~あ、思い出は尽きません。ご冥福を!
(ゴメン! ひとことが長くなってしまいました)
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Re:柴田Tお別れの会(07月14日)
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フェニックスさん (2007年07月15日 03時18分)
ジョン・ギルピンのライブラリー発刊の年の秋の一泊研修に、講師の三輪えり
かさんと一緒に九州にいらっしゃいました。にこにこと、三輪さんの活躍を眺
めていらっしゃった姿が思い出されます。
ご冥福をお祈り致します。
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Re:柴田Tお別れの会(07月14日)
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Aliceさん (2007年07月17日 09時31分)
ウチのBBSに書き込んでくださった事へのお返事を書き込みに伺いました
ら、柴田Tのお別れ会について書かれていてびっくりしました。
トミーさんやフェニックスさんが書いていらっしゃるように、秋の研修
で三輪さんと共にいらっしゃって、静かににこやかになさっていらした
ことを思い出します。
心から、ご冥福をお祈り致します。
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