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【好きなソングバードorフォークソングorナーサリーライムを紹介!】太陽 12月13日 (金)
こんにちは太陽です。
そうですね、僕のあだなはわりと単純です。僕のあだなは本名だと思われることだってよくあります。「あれ?太陽これ名簿間違ってるよ、逆じゃない?」みたいに言われることもよくあります。もう僕の本名はわかったかな?ヒントは「逆」です。

さて、今回のテーマは「好きなソング」ということですが、僕はみんなと違うアプローチをしてみたいと思います。それはCD、一つのディスクごとにSBをとらえるという試みです。
今回取り上げるのは「ひとつしかない地球DISC3」です。
知らない人も多いかもしれませんが、多くのSBのCDはCDごとにテーマが違い「一つしかない地球」も例外ではありません。DISC3は二つのテーマに分かれています。まず一つ目から紹介していきましょう。

"Chariots of Freedom"(自由の馬車)
自由の馬車と訳しておきましたが、ここには大きな問題があります。Freedomはわかりますね。Libertyとの区別の問題もありますが、ここでは触れないでおきましょう。問題はChariotです。これは馬車の意味もありますが、もともとは馬にひかせていた「戦車」を意味します。昔は今のキャタピラではなく馬に車をひかせて戦車としていたのですね。さあ、この意味で直訳すると「自由の戦車たち」という意味になります。「自由」と戦争をイメージさせる「戦車」がなんとも対立しているように感じらますね。もしくは戦争によって自由を獲得するといった意味にもとれます。実際アメリカには独立戦争、南北戦争といったものが該当しますね。自由を獲得するために一体どれだけの犠牲が今まであったでしょう。一見対立するイメージを抱かせるこの一句になんだか考えさせられてしまいますね。一曲目のメロディを聞きながら考えてみましょう。ちょっと短いな・・・

さて一曲目
This Land is Your Land
これは中高大生合宿でやりましたね!いろんな人と手をつないだり、いろんなものになってみたり、なんだか壮大な感じがしませんか?さてこの曲はどのような曲なのでしょうか。いやはや、これも実は「自由と平等の曲」ですね。"The wheat fields waving and the dust clouds rolling."(小麦畑は風にそよぎ、砂埃が舞い上がる)、これはもしかしたら、もしかしたら、畑で働く黒人奴隷と、鉱山で低賃金で働く炭鉱夫を示しているのかもしれません。"Nobody living can ever stop me, As I go walking that freedom highway"僕はここが好きです。

二曲目
Green,Green
みなさんもうおなじみの曲ですね。"I'm just a good-lovin' ramblin' man"(僕は愛情に満ちた放浪者さ)、この句からわかるようにこの曲も自由の国アメリカを歌っていることがわかりますね。おなじみの曲も意味をよく理解して歌うとなおおもしろくなるのではないでしょうか。

三曲目
Today
この曲がかかることはめったにありませんね。どうやって踊るのか僕も知りません。こめりが紹介していました。いつかみんなで踊ってみたいです。"Today is my moment and now is my story. I'll laugh and I'll cry and I'll song."(今日という日は僕の一瞬であり、物語でもある。僕は笑い、泣き、そして歌うのだ)、明日の心配や過去の栄光を気にせず、今日という一日を大切に「今を生きよう」というメッセージが感じられますね。中部支部のわかもののテーマを思い出します。わかもの合宿行ってないけど。

四曲目
If I had a Hammer
お待ちかね、みんな大好きIf I had a Hammerです。しゃんぷ~、あいやぷ~さんも紹介していましたね。僕も大好きです。どの曲にも当てはまりますが、非常に完成度の高い曲だと思います。ピアノの歯切れの良いリズムが心地よいですね。この曲はまぎれもなく自由を歌った曲と言えるでしょう。特にこの場合「放浪者」という意味での自由ではなく、権力、不平等に裏打ちされた自由を歌っています。そして忘れてはいけないのが「愛」ですね。「どんな逆境の中でも、愛と自由を生きる」クゥーーーーーー!!!!!歌詞の意味ときれいなメロディがあいまって泣けるぜえ!!
・みなさんどうですか?「自由の戦車」という題名を念頭に置いてこのCDを聞くと、これまでと違った世界が見えませんか?何か苦しいことがあったときこの四つの「自由の戦車たち」があなたをどん底から救ってくれるかもしれません。

"The Sounds of Spirituals"(黒人霊歌の音楽)
二つ目のテーマに移ります。今回は誤訳から始めたりしません。"Spiritual"というのは音楽のジャンルのひとつで、「霊歌」もしくは「黒人霊歌」を意味します。「木島タローさん」のワークショップを受けた人はこの言葉を覚えているのではないでしょうか?日本では「ゴスペル」という言葉で浸透していますね。しかし、ゴスペルは黒人霊歌が生まれてからずいぶん経った後で成立したものです。どちらも霊歌ですがある程度の違いがあることに注意しておきましょう。周知の事実ですが、昔多くのアフリカの黒人がアメリカに連れてこられました。あるとき白人たちは黒人たちにキリスト教という宗教を与え、聖書を読ませたり、読み聞かせたりしました。厳しい苦役の中黒人たちは聖書の言葉に希望を見出し、たくさんの讃美歌をつくりました。おおざっぱに説明してきましたが、これを念頭に置くことでこのCDへの理解も深まるでしょう。

一曲目
He's Got The Whole World In His Hand(全世界は主の御手に)
とても高い声で歌っていますね。太陽はこんな歌絶対に歌えません。ん?コーラスの低いところなら歌えるかもしれません。世界のあらゆるものが神の手にあるということを歌っています。HeとHisは神(=主)を指していますね。力強いメロディが感じられます。ラボではどのように取り組むのでしょうか?いつか取り組んでみたいですね。

二曲目
Ezeliel Saw the Wheel(エゼキエルの輪)
Wheelというのはこの場合車輪のことですね。「エゼキエルは車輪を見た」というのが直訳です。さて一体どういう意味なのでしょう。今ちょうどエゼキエルについての授業を受けているので詳しく述べますね。(ニヤリ)
エゼキエルというのは旧約聖書に登場する預言者です。旧約聖書は「創世記」(ノアの箱舟、バベルの塔もここに入ってます)、「出エジプト記」、「詩編」などいろいろな元は独立していたいくつかのセクションで構成されていますが、その中に「エゼキエル書」というものがあります。預言者というのは「神の『言』葉を『預』かる『者』」のことです。決して未来を『予言』する予言者のことではありません。紀元前597年イスラエルの民はバビロニア(How many miles to Babylon?でおなじみですね)の王、ネブカドネザル(あらすごい名前)によってバビロン捕囚を受けます。捕囚というのは征服した諸国の指導的地位にある人々を捕囚として他の地方に移住させることです。要は王様と貴族階級をそっくりそのまま追放することですね。そんな中神から御言葉をいただいた預言者エゼキエルは捕囚民がもう一度神を見出し霊的に復活するために活動します。(意味不明かもしれませんががんばってください。)
その最初に神の言葉を聞くちょっと前にエゼキエルは「光を放つ不思議な生き物に引かれた四輪の馬車」(詳しくはエゼキエル書1章、3章、10章)に乗って神が現れるのをみます。この馬車の車輪のことを歌っていたのですね。
エゼキエルはこれをバビロンで見ます。バビロンで神の栄光を目にするのです。もちろんエゼキエルはイスラエルの地域の生まれです。異国の地に無理やり連れてこられた者が神の栄光を目にする。これは黒人たちの状況と似ていますね。黒人たちは異国に無理やり連れてこられた自分たちにエゼキエルを重ね、神の栄光を待ち望んでいたのかもしれません。エゼキエルはひとつしかない地球DISC�に収録されている"Dry Bones"にも登場します。エゼキエル書37章1節から10節に乾いた骨は復活する様子が描かれています。しかし、Dry Bonesで歌われていない11節から14節の部分も非常に重要なのです。みなさんインターネットでも聖書は読めるのでお時間があったら是非読んでみてください。
この歌は口ずさんでいるとだんだん好きになっていきます。特にEzekielを発音するときが一番お気に入りです。

三曲目
Hold on
この歌は重々しいですね…。"Keep your hand on that plow, hold on, hold on, hold on."(すきから手を離すな、耕し続けろ、手を休めるな、持ちこたえるんだ)、黒人霊歌という視点を共有した私たちにはこれがどういう意味なのかわかるはずです。これは言うまでもなく奴隷の苦役を歌っていますね。音楽もとても重々しいです。ただひたすらに暗いだけの曲なのでしょうか。この句を見てみてみましょう"If that plow stays in your hand, head your straight for the promised land"このpromised landというのは「約束の地」、たぶん神の国もしくは天国を表すのだと思われます。苦しい中でもかすかな希望を胸に日々働いていた黒人たちの気持ちが時代を超えて私たちの胸に届いているような気がします。
ひとつしかない地球の黄色い冊子「パーティ活動の友」にはこんなことが書かれています。「…歌や舞踊には,人と人とを隔てる年齢・性・生活様式・人種などの障壁をはらい,人びとを結びつける,いわば『世界言語』としての特質をもっています。」(パーティ活動の友 一つしかない地球 3頁)
まるで今の私たちとは程遠いような、不平等、権力、奴隷、戦争というテーマは実はすぐそばにあります。今だって差し迫っています。そんなテーマをこれらの歌は文化を超えて私たちに届けることができます。それは詩と音楽そして、歌それ自体が「世界言語」であるからだと言えるでしょう。二度と起こさないために、過去を忘れないために歌い続けましょう。

ではみなさんとっても長くなってしまいました。つまらない話をよくここまで聞いてくれました~~。是非このCDを一つの芸術作品として聞いてみてください。これは画期的な視点ではなく、本来あるべき視点だと思います。
ではみなさんまたいつか~~
参考:パーティ活動の友 ひとつしかない地球 (ここにいっぱいおもしろいことが書いてあります。なお、今日のコラムの解釈は絶対に正しいとは言えません。訳も正しいとは限りません。また、ラボがわざわざ訳をつけないことにも意味があるということを忘れないでください。)ちなみに僕の好きなソングは"Camptown Races"です。

って大事なことを忘れていました。
次はしみちゃんです!あだなの由来はいくつかのパターンがあります。
(1)名字・名前そのまま(あみ)、(2)本名がもとになっている(べべ、みず、太陽、なっち、がん)(3)本名にちょいたし(つなサラダ、あやさたん)(4)好きなもの(ほしの)(5)人からつけてもらった(ぷ~しゃん、こめり、ぱぷりか、ちょも)
さてしみちゃんのあだなはどれに当てはまるのでしょうか。僕は画期的な解釈を提言したいと思います。それは「(6)あいうえお作文」です。実はしみちゃんのあだなはあいうえお作文になっていたのです!
(し)死を恐れず
(み)民族のために
(ち)魑魅魍魎と戦う
(や)奴らの名は
(ん)ンジャメナ人!
完璧ですね!これが正答に間違いないです!では、またいつか!

※chariotは普通に馬車と訳すことも多いようです。「自由の馬車」で自由に連れて行ってくれる乗り物、自由の象徴のようなニュアンスなだけなのかもしれません。また、「約束の地」は新約的な神の国や天国ではなく、旧約に出てくるなカナンのことのようですね。なんたる無知。失礼いたしました。
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Re:【好きなソングバードorフォークソングorナーサリーライムを紹介!】太陽(12月13日) >>返事を書く
ゆうすけさん (2013年12月15日 01時25分)

太陽先生の授業はためになるなあ。
確かに個々でソングバードの背景を考えるよりも、CD毎に考えると考え
の幅が広がると言うか厚みがでるというか、そんな感じがする。
また今度ちゃんと聞いてみます、ありがとう太陽ー
Re:【好きなソングバードorフォークソングorナーサリーライムを紹介!】太陽(12月13日) >>返事を書く
ゆきだるさん (2013年12月16日 08時55分)

私ねー、このDiskがラボのソングの中で一番好きなんだよねー
ちょっと読むの疲れたけど(笑)でも楽しいコラムでしたわーたいよう素敵!
Re:【好きなソングバードorフォークソングorナーサリーライムを紹介!】太陽(12月13日) >>返事を書く
ゆりかもめ.comさん (2013年12月16日 19時12分)

ゆうすけさんへ

CDの編集もかなり考えられてつくられているだろうか
ら、普通のアーティストのCDを聞くように聞いてみるの
もときにはおもしろいかもね。
このコラムを書いてこのCDの一曲目Chariots of
freedom”が好きになりました(笑)

ゆきだるさんへ
太陽もひとつしかない地球のなかでこのディスクはとって
も好きです!今回のコラムはこのディスクで人気のある前
半の個々の曲の説明が軽かったな。どちらかというと後半
にも焦点を向けたかったっていのもあります。後半の曲も
興味深いので支部でも取り組んでみたいな。

書き忘れていたことがありました。この2つの「自由の戦
車」、「黒人霊歌の音楽」はなぜ同じディスクに入ってい
るのか、ということです。アメリカの自由を語る上でこの
2つのテーマはかなり重要だと思われます。その意味でこ
の2つのテーマが一つのディスクにおさまっているのは偶
然ではないかもしれません。

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