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講演会と図書館見学 |
08月09日 (日) |
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今日は、『森達夫氏の講演集』のシンハラ語版の出版記念講演会です。
スリランカの人々に絵本の大切さを講演集という形で紹介できることになったのは大きな前進です。
そして、図書館の児童サービスと文庫が子どもの読書環境にどのような役割を果たしてきたかのお話を会員のaさんと、hさんが紹介し、その後現地パートナーのプラサンサさんも加わって、パネルディスカッションになりました。
aさんと、hさんのお話は、日本の戦後からのお話だったので、まさに戦後といえるスリランカの方々に少しでもお役に立てると良いなあと思いましした。
女医さんから、病院での絵本の導入についての質問などもありました。
子どもに絵本を手渡すことがどれだけ大事なことかを、少しずつ理解者が増えて、私たちの蒔いた種が育つことを願った時間でした。
その後、コロンボ図書館に寄りました。
2002年に始めてスリランカに訪問した時、『日本の絵本展』を会で主催し、そのときの本を全てこちらの図書館に寄贈したので、どのように利用されているかずっと気になっていました。
そのときも、この図書館を訪れたのですが、埃まみれの本が並び、子どもたちに利用されているようには思えませんでした。
さて、私たちが寄贈した絵本は・・・
3階の鍵のかかった
スペシャルコレクション!!という部屋に
またまた鍵のかかった
本箱に納まっていました!
児童室は
真ん中の箱に絵本が無造作に入っています。
結構痛んでいるので、利用されているのでしょうか??
しかし、司書の方のお話では、子どもだけで借りに来るということはまずなく、学校の調べ物なども、親が子どもの代わりに借りに来る状況だとか・・・。
月に2回日本から寄贈された「かみしばい」を読む日を決めているけれども、なかなか子どもが集まらないようです。
7年間で図書館長さんが3人目となり、理解のある方になってきているのは感じました。
そこで、館長さんに私たちの寄贈した絵本を鍵のかかった部屋から児童室に移すようにお願いしました。
児童室の掲示板に
シンハラ語・英語・タミール語の図書の分類表です。
~日本と違って、こちらではお金を支払って会員になって、図書室を利用できます。延滞した時もお金を支払います。誰もが利用できるというものではありません~
しかし、貧困地区にバスで本を持って行って貸し出しもしているようで、図書館の役割も変わって行くようです。
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