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好きな絵本 02月20日 (月)
ラボの絵本では、好きな絵本がいくつかある。いろいろなテイストの絵があり、一番は決めにくい。
抽象画というものに身近に接したのも、ラボの絵本。
ピーター・パンと初めてであったときの衝撃は、いわくいいがたい。
その作者、高松次郎氏が、当時、結団式で、あるパーティのテーマ活動発表を見て、
タオルハンカチをぞうきんのようにして流れる涙をぬぐいながら感動していたという話には、
私たちがやっているテーマ活動も芸術になりうるのだと感動した。
そこまでラボのテーマ活動は、成長したんだと感じた。
はじめは、英語ロールプレイ、ペープサート、劇ごっこ・・・それが人体表現まで成長したときだった。
ことばとものがたりと交流で育つラボっ子たち。ことばを極めていくと表現が芸術になるなんて。
そのためのライブラリー制作。
ハイレッドセンター(高松、赤瀬川、中西の三氏)を存分につかった絵本なんて、すごすぎる。
国生みの絵本がわかりにくいからと、ほかの日本神話の絵もチラ見で使ったりはするが、
もし、ラボの国生み絵本がリニューアルされたら、暴動がおこるだろう。

他の絵本もすきだ。
リニューアル前のはだかの王様の井上氏。
井上氏は、ジャックと豆の木やゴロヒゲシリーズも描いている。
「なんなの、このいいかげんな絵?」最初はみんな結構そう思った。
でも、大きくなるにしたがって、好きでたまらなくなってくる絵だった。
高学年や大人の英語活動を意識して作られたライブラリー。
この絵や、物語を論じている先輩たちにあこがれを感じ、自分も好きになる時がやってきた!
この物語をやるということは、勲章だった。
登場人物の声や体型や・・・すべてあの絵にぴったりだった。多言語でも。
ちょっとハイな感じのする野村万作の声があの王様の絵にぴったり。
で、今度は、久米明のユーモラスでかろやかだが落ち着いた声が、
ジャックと豆の木やゴロヒゲシリーズのふわっとした絵とマッチしていた。
パーティTシャツにはだかの王様の絵を描いている例もよく見かけたし、うちもそうだったし、
そう、周年行事やラボっ子の成長の節目に、はだかの王様やジャックと豆の木を持ってくる、
そういうライブラリーだった。

梶山俊夫氏の3びきの子ブタや、猫の王、くるりんぼうずの黒々とした絵は、
これも久米明やビックリーさん他の声にぴったりだった。
え?もしかして、慣れ親しんでいるからのひいき目だろうか?
いやいや、あの三日月のような子ブタたち、黒猫の迫力、くるりんぼうずは焼きたての生地が
伝わってくるような絵で、こんな絵、見たことない!!と、大好きだった。
(後にアメリカなどで本物の子ブタを見たとき、ライブラリーの絵そのもの!だと思った。)
登場人物の絵の周りには、これまた意味不明の魚?とか、図柄があって、
ふしぎな世界のお約束、と言われているようだった。
今思うと、「これはフェアリーテールズだよ」と絵が囲い込んでいたのかしら。
ことばにすると、「むかしむかし」や「いきがぽーんとさけた」みたいな、
お話と現実の境目だったのかしら。
猫の王は、すがたり発表で影絵にしたこともあったなあ。
白黒の世界を光と陰にしたら、バーチャル世代も釘付けだった。
梶山氏は、「TANUKI」も描いている。
この作品との出会いで、墨絵がすてきだ!と思うラボっ子や、
パーティでの「墨絵に挑戦」なんていう機会も生まれた。
3びきの子ブタやたぬきの絵が、他の絵になるなら、ラボやめる。

それから、「てじなしとこねこ」・・・


・・・考えてみると、はじめに子どもたちが「ちょっとこわい」と感じる絵本たちだ。
谷川雁さんの「夜をこどもたちに」という話がある。
ライブラリー制作について、向日性のある作品を選んでいく中で、
そのために慎重に「夜」を子どもたちに与えたいというものだった。
(物語は夜、語られる。明るい物語群の中に、効果的に現れる夜の存在。)
どれも、夜を感じる物語であり、絵であったんだなあ・・・。
はじめ「こわい」と思った絵本が、年齢を重ね、あるいは物語力がついてくるにしたがって、
だんだん好きになってくる。

小さい子への読み聞かせに向かない絵、なんて、思わないでほしい。
耕せば、育つ。よくかんで、味わってほしい。
こういう絵があるから、明るいビビッドな絵の魅力も引き立つ。


今日は、運転しながら「日時計」を聞いていて、不覚にも落涙してしまった。
中高生の頃からすきなライブラリーだったけど、
息子が高校生の時に「これ、いいよね」と言ったときは、笑ってしまった。
「わかるの?」って。
私も、人生の先達に比べたら、まだまだ洟垂れ?なんだろうなあ、未熟者。
でも、年をとっても、ずっと感じていられる物語って、あるんだよね。
この絵も井上氏。老人のカーディガンが、なんともいえず、いいの。

ラボテープの English Fairy Tales の本は、挿絵があって、それがまたぜーたくなの。
英語のみで聞く、ラボの高等教育をみとおした作品。
他にも、英語のみのライブラリーには、英文学の珠玉集があった。けっして子ども向きではないがね。

ラボって、どの年代がやるものなんだろう。
乳幼児にほしい作品、小学生、中高生・・・ときて、
おとなの物もほしいよなあ。
ちょっと、むずかしすぎるか・・・
高くてけわしい谷川岳。永遠に眺めつつ・・・。
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