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父の死 02月07日 ()
1月29日、父が亡くなりました。72歳でした。昨年の夏、すでに末期の胆道ガンとわかったのですが、それでも、早すぎる死でした。病弱な母と、100歳の祖母を遺して逝ってしまいました。交友関係の広い父でしたが、母の身体のことを考え、家族だけで見送りました。
 私が小6の時、第一回ラボ国際交流受け入れに参加しました。父がはりきって、文通を始めました。夜な夜な和英辞典を繰って、話しかけることも憚られるほど入れ込んでいました。「このうちで英語ができるのは俺だけだ!」 受け入れ当人のわたしはそっちのけで、私はずいぶんと冷めた目で父の奮闘ぶりを見ていました。母はバミューダパンツを買ってきました。パンツ一丁で歩き回る父に、思春期の女の子が来るということを認識させていました。
 いよいよ日が迫ってくると、父はパニック状態におちいり、私の外様ぶりを責め始めました。
「おまえなあ、少しは身にならんか。もうじき来るんだぞ。ホームシックになったり、おなかが痛くなったら、一体どうすればいいんだ!」
「そんなの簡単よ。Daughter, what's the matter?って言えばいいんだ。」
 両親は口あんぐり。母はテューターのもとへ走り、「先生、うちの子から初めて英語が出ました!」
 トレイシーがやってくると、唯一英語が出来るはずだった父はあっさりと前言撤回。日系4世のトレイシーの日本語力にたより、あとはもっぱら、にこにこ作戦。これじゃあと、私のやる気に火がつきました。
 ラボにとっても、パーティーにとっても、家族にとっても、私にとっても、初めての受け入れに右往左往した一夏が過ぎ去り、バミューダパンツはお蔵入り。
 
 パパありがとう。パパのおかげで、今の私があります。

こんなプライベートなことを、HPに載せたのは、私がラボを続けて来られた人生のいろいろな場面で、家族の支えを感じていること、また、ラボとパーティーの歴史にもふれていると思うからです。父から受け継いだ資質も、今の私のパーティー運営に基礎となっていると思うからです。人のために一生懸命やる。それも楽しんで。
Re:父の死(02月07日)
がのさん (2004年02月07日 01時16分)

そうでしたか。こころよりお悼み申し上げます。
大事な人を喪ったあなたの痛み,お察しいたします。
それにしても,なんともあたたかいお父さんの思い出ばなしを紹介してくださ
いましたね。ありがとう。
ここしばらくこのネットからすがたが見えませんで,どうしたかな,と思って
おりました。刈谷のほうにお帰りになっていたんですか。お忙しい思いをなさ
ったことでしょう。寒さのときでもあります。がんばりすぎてお体をこわさぬ
ようご自愛ください。
Re:父の死(02月07日)
ミニばらさん (2004年02月07日 02時26分)

心からお悔やみ申し上げます。
親を亡くすということ,辛いですよね。
素敵なお父様でらしたのですね。
お父様はこのたくさんの思い出と一緒にカトリーヌさんの心の中に生き続けて
いくのですね。
Re:父の死(02月07日)
とんかつ姫さん (2004年02月07日 02時59分)

お父様のご冥福を心からお祈り申し上げます。

あと10年は生きていていただきたかったですね?

私も3年前に父を亡くしましたが、日にちがたっても心のあちこち、家
のあちこちに父が生きていることを感じます、むしろ生前より。

惜しむ気持ちは変わりませんがカトリーヌさんの、お子さんたちのあち
こちに生き続けてくださいますよ。

せめてあまりお苦しみのない最後だったことを祈ります。
Re:父の死(02月07日)
ハニーさん (2004年02月07日 06時30分)

そうでしたか。お父様のご冥福を私もこころからお祈り申し上げます。
素敵なお父様だったことが文面から伝わってきました。
カトリーヌさんの、時に眩しいと感じるほどの前向きなひたむきさはお父様譲
りだったのですね。
ラボッ子たちにその資質が受け継がれんことを祈ります。
Re:父の死(02月07日)
サンサンさん (2004年02月07日 07時36分)

こんなに早く大切なお父様を亡くされて、どんなに悲しい思いをされて
いることでしょう。
心の支えだったのですよね、お父様は。
だから、逝ってしまったときの悲しみはきっと。。。。

パパありがとうの言葉に、カトリーヌさんの気持ちのすべてが込められ
ているようで、カトリーヌさんの悲しい気持ちが伝わってきました。

でも、パパの思いをしっかり胸に刻んで、ラボ、頑張って下さいね。
また、お逢いできる日を楽しみにしていますよ。

お父様のご冥福を心からお祈りしています。
Re:父の死(02月07日)
ぼーさんさん (2004年02月07日 09時43分)

私も、つい最近、母を末期がんで見送りました。 どんなに一生懸命一緒にい
す時間をつむいでも、やはり、あの時、こうすれば良かった・・などという
気持ちは残ります。 悲しみは、失せないけれど、自分の中に母が、大きく根
を張って、いつも一緒にいるような気持ちになります。 生前は、そんなこと
なかったのに。 
お父様にとって、かけがえのない娘さんだった事、よく分かります。
そして、ラボの中に、いくつもの思い出を共有していらっしゃることが、
とても素敵だと思います。 
お父様の、ご冥福をお祈りいたします。
Re:父の死(02月07日)
いとさん (2004年02月07日 10時02分)

昨年よりずっとたいへんでいらしたのに、何もしてあげられずにごめん
なさい。本当に今の加藤さんにとってお父様の存在は大きかったのです
ね。そして始まりは小6でいらした時の受入れだったのですね。お気持
ちを深くお察し致します。お父様のご冥福を心よりお祈り申し上げま
す。
Re:父の死(02月07日)
keikoさん (2004年02月07日 10時16分)

心に重いものをかかえて中部に講演のためきてくださったのですね。
現在のカトリーヌさんを見て、お父様は娘に願ったものが叶えられたと思われ
たことだと思います。
お父様のご冥福を心よりおいのり申し上げます。
100歳のおばあちゃん、まだまだお若いお母様のご心痛はいかばかりかと思う
ばかりです。どうか足しげくお母様に会いにきてくださいね。
Re:父の死(02月07日)
みんとさん (2004年02月09日 01時25分)

読みながら涙があふれて仕方がありませんでした。
受け入れの時のお父さんの様子がありありと、楽しく思い浮かびました。
素敵なお父さんの思い出と、おとうさんの言葉は決して心から消えませんね。
Re:父の死(02月07日)
まんぎょどんさん (2004年02月13日 14時53分)

ひょんなことからお父様のことを知りました。高学年活動発表会の時受付で明
るくコンパニオンしていらして・・カトリーヌさんの文面の最後に書いてある
ことをなさっていたのですね。総会の時もたくさんフォークソングをおしえて
いただいて・・・人のためにたのしんで一生懸命やる!すばらしいことです。
私もみならいたいと思います。これからさみしくなると思いますが、どうぞ、
心を強くもってくださいね。・・また、お会いできるのを楽しみにしておりま
す。
想い出は財産
うのままさん (2004年02月13日 16時41分)

私の父が亡くなったのは10年前。地区の発表会を1週間後に控えた日でし
た。今でもどうしてあのときそばにいてあげれなかったんだろうと後悔する
ときがあります。私はお父さん子でしたのでいつも父の言葉が励みになって
いました。
カトリーヌさんのおとうさまも素敵な方だったのですね。涙してしまいまし
た。不思議なものでね。時を重ねる毎にとても父を身近に感じています。
想い出は財産です。両親を軸にかかわったすべての想い出が自分をつくり
まえに押し出してくれます。両親の死が私に時間をかけて教えてくれたこと
です。またゆっくり話しましょうね。
Re:父の死(02月07日)
とんかつ姫さん (2004年02月14日 22時36分)

お父様がカトリーヌさんの子育てを楽しみながら生きていらっしゃった
様子がエピソードから察せられて、その喪失の悲しさが深くなります。

どうぞ心の中で語りかけ、相談し、カトリーヌさんのこれからの生き方
の中で思い出を育てていってください。
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