かせだまの日記 尺八の世界は深いぞ |
12月28日 (木) |
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スーパーのビニール袋に牛乳とピザソースをガサゴソ入れ
電車で雑誌を読んでいました。
向かい側にはサラリーマン風の紳士方。
私が「日経サイエンス」を読んでいたからでしょうか、
雑誌に視線が集まってしまいました!
日経サイエンス2月号
今回の目玉は邦楽ジャーナル読者の方にはおなじみの
尺八演奏家の中村明一さんと
NHK番組プロフェッショナルの司会でもある
脳の科学者の茂木健一郎さんの
対談です。
ほぼそれだけのために買ったのですが、
とても興味深い対談でした。
もともと尺八の演奏家というのは私のみたところ
無口な方もいるかと思うのですが
実際、言語と思考にすぐれていて
話のおもしろいタイプの方たちがいます。
中には工学系の出身の方も。
邦楽ジャーナルの11月号では聞き比べのテーマが
中村明一さんの
虚無僧尺八の世界
東北の尺八
「霊慕」(邦楽ジャーナルでも取り扱いしてます。)
で音楽にたいするジャッジのコメントが奇妙だったのと
その二人のジャッジが星5つだったので
尺八を吹けない私でも記憶に残っています。
尺八は簡単そうに見えるかもしれませんが
音が出るまで日常ないくらい大量に息を吐くので
何回か初心者にありがちな
貧血を起こさなければならなかったのと
譜面が難しそうだったのとで
とても習おうなんていう気になりませんでした。
中村さんの「密息」という概念がとても新鮮だったので
ぜひ対談読んでみてください。
日本の文化がまた好きになることうけあいです。
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