幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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最後の公演 03月06日 ()
本当は部活よりも、ラボよりも、娘がすきなのは劇団サークルでの月に3回の稽古だった。
すきなことは続けさせたい、それは親の願いでもある。
だが、この劇団の活動も、つまるところ保護者の協力なくしては成り立たないものだとあるとき知った。
舞台衣装の細かな細工などもそうだが、ほかにも舞台の裏方の仕事、
たとえば舞台当日の会場係、受付、打ち上げ用のお弁当の手配から会場の準備。
舞台の大道具の搬入から公演中になくてはならない黒子さんを頼まれる方もあり、
スーツとジャージの両方が必要なくらい、忙しく駆け回るような状況になっていたのだった。
聞けば、みなさん手を挙げた覚えはなく、稽古を見に行くうちに、いつのまにかコアメンバーに入れられていた、ということだった。
入会後なにもインフォメーションがないままそんなこととはつゆ知らず、
気軽に子どもだけ参加させていた期間が結構長かった。
舞台の裏方には慣れているけれど、自分にはそれを率先してやらせてもらう余裕はなかったのも事実。
ラボと劇団の舞台が同じ日にあたってしまい、親よりもテューターとしての立場を優先せざるを得ないこともあった。

どっぷり漬かるのは望まなかったけれど、いつもどれを選択するのか、その都度、親も子も右往左往することが嫌だった。

その劇団も、春から3つのサークルがひとつになり、活動日も場所も変わることが知らされた。
そこで中学生の大半が下した結論は、部活と勉強に専念する、ということだった。
そういうわけで、いまのメンバーでの最後の公演が土曜日に行われた。

二年間の休暇というジュール・ベルヌの作品を題材にしたお芝居。

これは十五少年漂流記のことだが、メンバーは全員なぜか女の子。

伸ばしていた髪を、少年のように短くして舞台に臨んだ娘だったが、当日の朝から熱があったようだった。
緊張のせいで食べ物がのどを通らないんだと思っていたが、昼のお弁当も手付かずで、蒼白い顔で本番を迎えていた。
それがいったん舞台がはじまると、もう楽しくて仕方がない、というように全身全霊でがんばる。
いい仲間といっしょに舞台に立てて、この上なくいい気分なんだな・・そう思うと、

これでいったんおしまいになるのが惜しい気がしてくる。

ひとりひとりが、回を重ねるごとに成長して、まさにグループとしても熟してきていい状態になっているのがよくわかった。

公演が終了して、出入り口の外で来てくださったお客様を迎える。
これが最後の中学生たちは感極まって、だれからともなく涙があふれる。
娘の学校のお友達が部活を返上して観に来てくれた。

すっきりいい顔してる娘をひさしぶりに見た。
熱が下がらない状態で打ち上げにも最後まで参加し、帰宅したときにはバタンキュー。

翌日は朝から部活で外出という、とてもハードな週末をすごした。

わずか2年間ほどだったが、親の私にとっても、魅力的なお母さんたちとも出会えた貴重な時間だった。
ひとつの舞台を作り上げるよろこびと、その高揚感といったものが、ラボの活動にも共通する楽しさだと思う。
一度味わったら、わすれられない楽しさ。
望んでいればきっとまた出会えるときが来るだろう。
その時まで暫しのおわかれ。
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