かせだま日記 映画「海のふた」 よしもとばななさん原作 |
05月08日 (日) |
|
家のチャンネルをまわしていて
思った以上にたくさんのチャンネルが生きている
ということに 今さらながら気がつきました。遅いねっ。。。
そんなわけで
ケーブルテレビで観た映画の感想です。
「海のふた」
原作を読んで
映画を観にいきたいな~って
思っていました。
うつくしい海、自然、過疎化していく町
がんばってもむくわれないこともあること、
小さな氷屋さんの営業をはじめた主人公のおんなの子通して
自分の好きに手間暇をかけること、
人の心に心をすまして向き合うこと、
自分がいま持っているもの、特長に気がつくこと。
が届いてくる映画です。
別に サクセスストーリーでなくて
成功に主眼をおかない ばななさんの主義が
な~んとなく感じられる作品。
登場人物が素直というか自然というか
いちいち「どうせどうせ」みたいに ひねくれたりしない人達で、
いちいち主人公が誰かをせっせと励ましたり、
気をつかって誤解を解こうとしなくていい人達なのですね。
主人公がいい人になってがんばらなくて良いというか。
物語の本筋を安心して観ていられる作品だと思いました。
そういうさりげなくたくましい、肯定的な人物の世界で
安定感を描きたかったのかなぁ。
そんなことをやんわりメッセージで受け取りました。
ばななさんの世界を映画にしてくださり
ありがとうございました!
|
|
|
|