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「地域演劇教育論」福田三津夫先生の本 |
09月21日 (金) |
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~ことばと心の受け渡し~晩成書房2000円+税
(ネタバレなし)
ラボを外側からみてその意義を評価してくださる先生は
ほんとうに多くてありがたい限りです。
ラボ言語教育総合研究所研究員という名前ですが
先生の専門のお立場から
自由に柔軟に研究され福田先生は10年になるそうで
「ラボ」を研究してくださる先生の本です。
好きなところから読んでください、な本です。
第一章は、全国のテューター、知ってる方のお名前ばかり出てきて
楽しくなっちゃいます。
お会いしたことはないけど、谷川雁や村田栄一さん鶴見俊輔先生や
第2章で、演劇の実践教育をされた諸先生のことも書かれています。
・・・・・
演劇家の竹内敏晴先生のワークショップは
私はラボのテューター(指導者)研修で1度だけ受けたことがあります。
からだとことばのWSは、凛としてて重みのある研修だったな~
「ラボ・パーティ研究6号」の竹内先生の対談、うっすら読んだ記憶が
ありました。再読したく家中を探してます(まだない)
福田先生の膨大な知識と見識からこんな読みやすい内容にまとまられたのは
すごい!
41ページ、からだに関する文章は、とても納得できるし
42ページ~は演劇教育を学んでいる学生さんや
海外の特殊な教育メソッドを追いかけている方にも
読んでほしいし(灯台の元は暗いというじゃないですか。。。)
ラボ内部の人にも、91ページ~は
非常に示唆にとむまとめとなってます。
103ページは、芸術について。
私かせだまは、毎日のように「芸術」ということばを両親が交わしている中でそだったんですよ~。
父が音楽の教員、母は美大を出てまして。
「ぬりえ」は芸術じゃない、なんて言ってあまり買ってもらえなかったです。
買わない方便か??(笑)でも 子どもなりに「そっか~芸術じゃないのか」と
思ったり、抽象画に感動している両親を見たりしてました。
今思うと両親が私に「ラボ」をすすめてくれたのも、言語教育であり、演劇教育であり、芸術だからだったんだな、と思います。
テーマ活動もCDライブラリーも、私にとっては「生活芸術」と言えるからです。
:::::::::::
105ページは、とくに竹内敏晴先生の「公開レッスンの意義」についての引用
は、「公開レッスンで観客に見られる時の立場」というものが特にいいな、と思ったの
でぜひ読んでください。(ネタバレなし)
福田先生のHPを読んでいるうちに奥さまのブログを見て
一気に親近感がわいた 私かせだまでした。
祈りの彫刻「リーメンシュナイダー」の三部作を出されてます。
情熱がすごい。
私、無宗教ですが、白洲正子さんマイブームがあった時期で
映像歳時記「鳥居をくぐり抜けて風」の英語エンドロールを手伝った時期で
「沈黙」っていう映画を観たり なんかそういう時期だったので。
いつか福田先生に直接感想が言える機会を楽しみにしています。
あるかな~~~
かせだま
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