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『明日香学』 第三回~飛鳥時代以前の文化~ 10月13日 (火)
~飛鳥川に沿った原始・古代の遺跡から~  松田真一氏

1、飛鳥の地勢と自然環境 飛鳥川が形成する段丘と氾濫原

7世紀代に100年間、明日香には都があった。
南に龍文山地、東に多武峰に囲まれた平地で、住みよい地であった。

1、飛鳥川に分け入った縄文人

明日香で発掘されたもっとも古い資料では、縄文時代最古(12000~13000年前)の槍の先・有茎突頭器がある。

13000年から2500年前→縄文時代(1万年間)。
その後、人間の文化が加速度的に進歩した事が分かる。

明日香・橿原の遺跡
①稲淵ムカンダ遺跡(関西大学研究所を立てるときに発見)
 3500年~2500年前位
 ・焼けた土がつまった穴、焼けた土が出てきた→煮炊きではなく祀りをした場所。
 ・石刀(まじないに使う)も出てきた。
  石刀は緑泥片岩(吉野川沿岸で取れる石)で、吉野川流域の人との交流があったと見られる。
 ・犬の扱い(埋葬された骨が出土)→人間の埋葬されている近くに埋葬されており、狩猟活動に家犬として飼われていたと思われる。
 ・磨石・石皿でどんぐりを摩り下ろしていた。
 ・貯蔵穴→地下水の出る所に穴をあけて木の実を水に浸して1年間保存していた。→トチの実はあく抜きが難しいが、当時の人にはすでにこの技術があった!
  *環境に適した生活をしていた*

②島庄遺跡(石舞台古墳の北西側に位置する土器棺などからなる晩期の墓地)
 ・再葬墓(一端埋葬して骨になったものをつぼに入れる)が見られ る。

③飛鳥京下層遺跡(狭義の明日香)
 ・後期から晩期の遺跡で、竪穴住居跡や石製の環状装飾品や土製耳飾り出土。

④大官大寺跡遺跡(天香具山南方に所在する中期から後期の土坑や土器棺で構成される墓地)

⑥橿原遺跡(畝傍山東麓に当たる西日本を代表する晩期の遺跡。)
 ・重要文化財に指定されている。昭和13年に橿原神宮拡張の再に発 見)
 ・2500年前頃の遺跡。藤原京の整備で住居跡は全てさらわれたが、左右の谷(泥炭地層)に品物が落ちたものが出土。
 ・弓矢の木、ぬかず(鹿の角製)も出土。
 ・サヌカイト(二上山にある)人間の頭ぐらいの大きさのものも出 土。
 ・磨製石斧→木の伐採、加工→木をよく使っていたことが分かる。
 ・ヤハヅとヤジクを接着剤(アスファルト)でつけていた。
 ・大阪湾から50km離れている橿原の地で、タイ、ふぐ、エイ、ボ ラ、スズキ、クジラなどの骨が出土→交流、交易があったと考えられる。
 ・蛇紋岩の磨製石器、ヒスイも出土しているが、それらは新潟の姫川でしかとれない。
 ・「橿原式文様」と呼ばれる土器が東北や九州に分布している。

~~~~以上が縄文時代の主な遺跡である→前回の講義で明日香には古墳時代の前には縄文時代であったというのが理解できました~~~~~

3稲作の開始と弥生拠点集落の出現

稲作文化(弥生時代)・・・大陸から稲作が持ち込まれた・・・

⑦四分遺跡(橿原市四分町・・飛鳥川東方の集落遺跡、大和川の氾濫で埋没)
 ・大和で一番古い弥生遺跡
 ・掘立て柱の住居あり
 ・木の板や枝を使った道が出土
 ・幅10m、深さ2mの水郷発見(住んでいる村を溝で囲っていた)
  稲作→食料あまる→階級差が出来る→集落間の差も出来る→争いが起こる→堀を掘って村を守った・・・
 ・墓に頭にきず、胸にきずのある男女の墓あり→争いの跡
 ・墓にも身分さが出てきている。
 ・飛鳥川の東側一体から、水田跡発見。大畦と小畦(1辺4.5mほどの水田)
 ・水口(みなくち)が畦に発見され、水の流れが分かる。
 ・井戸から寄生虫の卵発見→豚、犬に寄生するもの→豚を飼育していたと思われる。
 ・他の集落との戦いにも明け暮れていた。
 ・製作途中の石包丁、斧、など発見。 
 ・くわの柄を1本の木から何本も連続して作っていたものが出土。
 ・稲を穂づみする石の刀(手で掴み指を入れる穴があるもの)の、穴の無いもの、刃を研いでないものも発見→石材を備蓄しておき、必要に応じて完成させていたと思われる

4、渡来人の影

 ⑧藤原京下層(古墳時代中期後半の遺跡)
 ・棟持柱を持つ集落
 ⑨四条遺跡(橿原警察あたり)
 ・前方後円墳など13基
 ・藤原京造営の時壊されたが、古墳の堀の中に埴輪などが発掘。
 ・巫女、力士、馬、鹿、ニワトリなど出土。
 ・木で作った埴輪→衣笠、さしわ(うちわ→高貴な人にさし掛ける 物)
 ⑩四条大田中遺跡
 ・鏡、琴、韓式系土器(須恵器)、陶質土器(→須恵器になってい く)→どちらも朝鮮半島より伝わったもの。
 ⑪内膳・北八木遺跡 (近鉄百貨店辺り)
 ・朝鮮半島の人々が強制的に住まわされていた(日本書紀に記載)
 ・鉄製の刃口など、木器で開拓できない土地を鉄器を使い開発が促進されていた。

  生産性の向上が急速に進んでいく!

  日本列島では、縄文時代には、自然になるものを焼いて食べるという、豊かな自然の恵による、生活をしていた。

稲作文化が入ってきて、土地の利用が変化し、その結果・・・飛鳥川の氾濫に何度も犯されている・・・川の流れを自然の状態から、稲作に便利なように治水工事をしたために、何度も何度もくり返し治水工事が必要になってきた・・・

人類はなかなか歴史に学習できないものですね。

ちょうど、テューター研修で『ドリームタイム』3話をしています。

「歴史って、何だろう?  歴史とは、現在支配力を持つ人々が語る、過去の出来事だ。」

縄文時代、弥生時代、古墳時代の遺跡から、この言葉がますます重く感じられました。

文明が進むことが、人々を窮屈にしていく・・・

日本が、世界が、今やっとブレーキに足をかけかけたのでしょうか???
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